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柊子主演、辻千恵出演の舞台『最後の望み』がまもなく開幕

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チケットぴあ

(撮影:石阪大輔)

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人がこの世を離れるとき、たったひとつだけ望みをきいてもらえるならーー。阪神タイガースOBで俳優の嶋尾康史が演出を務めるTeam337 第6回公演『最後の望み』の東京公演が2024年2月28日(水)から赤坂レッドシアターにて上演される。

原作は矢崎存美の短編小説(アミの会アンソロジー『惑 まどう』(実業之日本社文庫)収録)。主演する柊子は「原作を読んだときに、率直にこれを舞台にできるのかなと思いました。しかも自分は死神役!会ったこともないし、見たこともないので、私なりに死神を模索している最中です」と語る。そんな柊子にとって、役づくりの“入り口”にもなっているのが、衣装だという。「ポスター撮影時に着用しているのは、私が一目惚れしたWhite HIROSHI YOSHIDAさんのワンピース。そして本番で着用するのは、私がSNSで見つけたDark Illminateさんのコスチューム。ぜひ“死神ファッション”にも注目してほしいです」。

客演する辻千恵は「舞台経験が2度目の私が、ずっと一緒にやられている座組みに溶け込めるのかなと思っていたのですが、皆さんいろいろとサポートしてくださって。本当にありがたいです」と話す。本作で10歳から40歳という幅広い年代を演じる辻は「特に子どもの声の出し方に苦労しています。子どもを演じている声優さんの動画を見たり、ボイトレの先生にアドバイスをもらったりして......なかなかない機会をいただいたので、いろいろな自分を見ていただけるように頑張りたいです」とも。

タイトルにちなみ「最後の望み」は何か聞いてみると、柊子は「自分は緊張しいで、物事をネガティブに考えがち。もし自分がもう死ぬとなったら、若い頃の自分のところに行って『もっと楽しくやっていいよ』と言ってあげたいかな」という。辻は昨年末に家族が交通事故に遭ったことを明かしつつ「家族に感謝の言葉を言うだろうなと思います」。そして、嶋尾は「絶対に聞かれるだろうと思って考えていたんですけど......思いつかないんですよね。とりあえず今の望みとして、この舞台が成功することを望みます」と笑う。

観客へのメッセージとして、嶋尾は「例年と違ったニュアンスの舞台になるかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたら。コロナ禍が未だ続いていたり、地震が起きたり、いろいろと大変なことが起きている中で、大切に思っている人や疎遠になっている人に電話の一本でもいいからしてもらえるきっかけになるような舞台にしたいです」。

柊子は「能登半島地震が起きて、本公演ができるのか踏みとどまったこともありましたが、今自分たちにできることを一生懸命やることも大切だと思うので、今回は延期せずに上演することにしました」と話した上で「今年は年に2回を目標に舞台を打っていこうと思います。その第一弾となる本作で、しっかりといいスタートを切れるように頑張ります」と意気込んでいた。

東京公演は3月3日(日)まで。

取材・文:五月女菜穂
撮影:石阪大輔

<東京公演>
Team337 第6回公演 『最後の望み』

公演期間:2024年2月28日(水)〜 2024年3月3日(日)
ほか、大阪公演あり
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2347846

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