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山﨑賢人が語る“見せ場のシーン”とは? 『ゴールデンカムイ』北海道凱旋イベントレポート

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映画『ゴールデンカムイ』ありがとう!!北海道ッ!!イベント

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現在公開中の映画『ゴールデンカムイ』のイベント「ありがとう!!北海道ッ!!イベント」が、1月31日(水) にロケ地となった北海道札幌市厚別区にある北海道開拓の村で開催。主人公・杉元佐一役の山﨑賢人とアイヌの少女・アシリパ役の山田杏奈、そして久保茂昭監督が登壇した。

累計発行部数2,700万部を突破している同名コミックを原作とした『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバルバトルアクション。1月19日(金) に公開されると1月30日(火) 時点で観客動員数86万人、興行収入12.7億円を突破している。

北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を、54.2ヘクタールの敷地に移築復元・再現した野外博物館。かつて原作者の野田サトルも訪れ参考にし、漫画内に登場する建物のモチーフとされていることから原作ファンも訪れるゆかりの深い場所だ。

そのロケ地に、北海道・鈴木直道知事を招待し、トーク&フォトセッションを実施。鈴木知事から「山﨑さん、山田さん、久保監督おかえりなさい!」と迎えられ、山﨑は「撮影でも大変お世話になった北海道、そして北海道開拓の村に来られて、映画ならではのシーンで使用した、馬そりの前に帰ってきて、嬉しく思います」と挨拶。

山﨑賢人

公開直後、映画館に観に行ったという鈴木直道知事は「原作ファンでもあるので、実写化の話を聞いた時は、難しい挑戦だと思っていました。公開翌日に映画館に行き、道民の方々と一緒に観て、会場の盛り上がりも直接感じましたし、原作への皆さんの愛も感じました。寒い北海道で、川に入って大丈夫かな?と思ったり、道民だからこそ分かる寒いシーンもあり、アイヌ文化にも触れられるので、ぜひ皆さんに観ていただいて北海道に興味を持ってもらえたら、知事としては嬉しいです!」とコメントした。

イベントは気温がマイナス3度の中で行われたが、1年前の北海道での撮影を振り返って、山﨑は「久々に北海道に来て、寒いですけど、気持ちの良い寒さだなと感じました」と笑顔を見せ、山田は「物語の舞台となってる北海道で、たくさんの北海道の皆さんのおかげで撮影できたと思います。北海道での撮影は、アシリパの気持ちを作る上でも助けになりました」と語った。また公開時には、動員数でTOP10の劇場のうち4劇場が北海道の劇場だったことについて、山﨑は「嬉しいです。北海道の皆さんに協力していただいて『ゴールデンカムイ』が完成しましたし、北海道の皆さんの熱でさらに広がってる気がします」と明るい表情で答えた。

さらに北海道開拓の村で撮影された、山﨑自ら馬そりで引きずられるアクションシーンについて、『キングダム』シリーズでもアクション監督を担当している下村勇二は“山﨑だったから”と話しており、山﨑も「下村さんとの信頼関係で生まれたシーンです。基本的なアクション練習は普段からしていたのですが、当日やることが決まって、テストで引きずられて……実際に自分が演じて杉元としてもリアリティや気持ちが入って、いいシーンになったと思います」とスタッフ一同取り組んだ見せ場のシーンに自信をのぞかせた。

また、アシリパの衣装や小道具などがアイヌ工芸家の人々に協力を得て製作されており、山田は「すごく繊細で、実際に衣装として身に付けさせてもらって、そこから得られるものは大きいなと思いました。アシリパのマキリ(小刀)は、物語の中でもアシリパのお父さんが作ってくれたもので、彼女自身すごく大切にしているものなので、そういう気持ちを作る上でも助けられた部分が大きかったです」と感謝を述べた。

山田杏奈

久保監督も「北海道でしか見れない風景に、不思議と引き寄せられる感じがありました。北海道の物語だと思ってるので、やっぱり北海道で撮影することが、原作へのリスペクトに繋がると思っていましたし、呼ばれてきたような感じがしていました。」と北海道の魅力を語った。

そんな3人に鈴木知事は「北海道は美しいけど、厳しさも自然の中にあります。そういう環境の中でしか撮れない絵があるということで、監督にも選んでいただいたと思います。エンタメとして楽しいだけじゃなく、原作者の野田先生も取材をされたり、監督も地域を回られたりして、アイヌ文化を描かれています。山﨑さんが引きずられた勢いで、今度は北海道へ人を引きずりこみたいです!(笑) 続編も希望です!」とコメント。最後は、「ありがとう北海道」と記されたゴールデンはっぴと、実際に劇中で使用された“馬そり”の贈呈も。その後、馬そりは北海道開拓の村へ寄贈された。

最後に山﨑は「映画『ゴールデンカムイ』は北海道の皆さんのご協力を得て、本当に素晴らしい作品となったと思います。北海道の魅力が詰まった映画にもなっていると思いますので、ぜひ道民の皆さんに楽しんで頂きたいです! 今日は撮影でも大変お世話になった北海道開拓の村に帰ってこられて、とても嬉しいです。これからも何回でも観て、楽しんでもらって、『ゴールデンカムイ』と北海道が一緒に盛り上がっていったら嬉しいなと思います」と締めくくった。

さらに、公開時に動員数がトップ10内に入った「札幌シネマフロンティア」と「TOHOシネマズ すすきの」で大ヒット御礼の舞台挨拶を実施。舞台挨拶で山﨑と山田は、キャスト情報解禁前の昨年、札幌での本編撮影の合間に『ゴールデンカムイ展』に行っていたと明かす場面も。

山﨑が「実写化の話も出ている中でしたが、一切気付かれずでした。(山田とは)別々で行ったしね。北海道で見る『ゴールデンカムイ展』っていうのが、とても意味あることのようで、とても嬉しかったですね。“尾形誰だろう?”と言ってる人がいて、郷敦だよな~と思いながら、言えないよな~と思っていたり(笑)」と語ると、山田は「やっぱり観に来てらっしゃるお客様も勿論たくさんいて、みんながそれぞれの場所でじっくり観て“ここのコレが好きなんだよね!”って言ってる姿を見てやっぱり愛が深いなと思いましたし、単純にめちゃくちゃ楽しかったです!」と北海道での撮影以外にも思い出話で盛り上がった。

※アシリパの“リ”は小文字が正式表記

<作品情報>
映画『ゴールデンカムイ』

公開中

映画『ゴールデンカムイ』メインビジュアル

公式サイト:
https://kamuy-movie.com/

(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

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