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キネ旬ベスト・テン1位は「せかいのおきく」「TAR/ター」、趣里と役所広司が主演賞

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「キネマ旬報 2月増刊 2023年キネマ旬報ベスト・テン発表号」表紙

キネマ旬報社が選出する「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」の受賞結果が発表に。日本映画部門第1位に阪本順治の監督作「せかいのおきく」、外国映画部門の第1位にトッド・フィールドの監督作「TAR/ター」、文化映画ベスト・テン第1位に井上実が演出を手がけた「キャメラを持った男たち─関東大震災を撮る─」が輝いた。

日本映画監督賞を受賞したのは「PERFECT DAYS」のヴィム・ヴェンダース。日本映画脚本賞は「せかいのおきく」の阪本、外国映画監督賞は「TAR/ター」のフィールドが獲得した。主演女優賞は「ほかげ」の趣里、主演男優賞は「PERFECT DAYS」「ファミリア」「銀河鉄道の父」の役所広司が受賞している。

また助演女優賞と男優賞に輝いたのは「月」の二階堂ふみと磯村勇斗。磯村は同作のほか、「正欲」「渇水」「最後まで行く」「波紋」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- / -決戦-」の演技も高く評価されての受賞となった。新人女優賞と男優賞は「キリエのうた」のアイナ・ジ・エンド、「ほかげ」の塚尾桜雅がそれぞれ獲得。塚尾は史上最年少、8歳での受賞となる。さらに読者選出日本映画監督賞は「Gメン」の瑠東東一郎、読者選出外国映画監督賞は「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のマーティン・スコセッシに決まった。

趣里は「歴史ある賞をいただき、とても光栄です。自分の中では何一つ変わらないのですが、お陰様で、自分にできることをやって皆さんに『よかった』と言っていただければそれでいい、と思える一年となりました」とつづり、役所は「今年も素晴らしい俳優さんたちが活躍された中で、世界の中でも長い歴史を持つ『キネマ旬報賞』を4度目の受賞、本当に幸運な男だと思います。良い脚本と良い監督が存在しなければ俳優一人では何も出来ません。この出会いと今まで自分に影響を与えてくれた沢山の人達に心から感謝します」と伝えた。

なおベスト・テン2位以下の作品と各個人賞の詳細については、2月5日に発売される「キネマ旬報 2月増刊 2023年キネマ旬報ベスト・テン発表号」に掲載。第97回キネマ旬報ベスト・テン表彰式は2月18日に東京・Bunkamura オーチャードホールで開催される。

2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧

日本映画ベスト・テン第1位「せかいのおきく」
外国映画ベスト・テン第1位「TAR/ター」
文化映画ベスト・テン第1位「キャメラを持った男たち─関東大震災を撮る─」

個人賞

日本映画監督賞:ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」
日本映画脚本賞:阪本順治「せかいのおきく」
外国映画監督賞:トッド・フィールド「TAR/ター」
主演女優賞:趣里「ほかげ」
主演男優賞:役所広司「PERFECT DAYS」「ファミリア」「銀河鉄道の父」
助演女優賞:二階堂ふみ「月」
助演男優賞:磯村勇斗「月」「正欲」「渇水」「最後まで行く」「波紋」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」
新人女優賞:アイナ・ジ・エンド「キリエのうた」
新人男優賞:塚尾桜雅「ほかげ」
読者選出日本映画監督賞:瑠東東一郎「Gメン」
読者選出外国映画監督賞:マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」