歌舞伎町の毒と芝居の毒が美しさに…松尾スズキの「ふくすけ」12年ぶり上演決定
ステージ
ニュース

COCOON PRODUCTION 2024「ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-」出演者
COCOON PRODUCTION 2024「ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-」が7月から8月にかけて東京・京都・福岡で上演される。
「ふくすけ」は、1991年に悪人会議プロデュースとして初演され、1998年には「日本総合悲劇協会」公演で再演、2012年に東京・Bunkamura シアターコクーンで再々演された松尾スズキの代表作の1つ。薬剤被害によって障害を持った少年・フクスケをめぐる人間ドラマだ。今回の上演には、「ふくすけ」に3度目の出演となる阿部サダヲをはじめ、黒木華、荒川良々、岸井ゆきの、皆川猿時、松本穂香、伊勢志摩、猫背椿、宍戸美和公、内田慈、町田水城、河井克夫、菅原永二、オクイシュージ、松尾、秋山菜津子、加賀谷一肇、石井千賀、石田彩夏、江原パジャマ、大野明香音、久具巨林、橘花梨、友野翔太、永石千尋、松本祐華、米良まさひろ、山森大輔が名を連ねた。
上演に向けて松尾は「『ふくすけ』は、20代の終わり、初めてギャグ中心ではなく、ストーリーとキャラクターを煮詰めて考えた作品です。当時、初進出のスズナリでお客さんが列をなしていた光景が忘れられません。新しくできた劇場の場所が歌舞伎町であると聞き、迷いなく歌舞伎町が舞台のこの芝居の再演を思いつきました。今回、新たな設定として、やはり自分が演じていたコオロギという役に思い入れがあって、コオロギが主役の話も見てみたいなと。ここまで毒毒しい芝居は最近見ないと思います。歌舞伎町の毒と芝居の毒、それが相乗効果となって逆に美しい、みたいな芝居を目指します。お楽しみに!」とコメントしている。
公演は7月9日から8月4日まで東京・THEATER MILANO-Za、8月9日から15日まで京都・ロームシアター京都 メインホール、23日から26日まで福岡・キャナルシティ劇場にて行われる。東京公演のチケットは5月26日10:00に一般前売りをスタートする。
COCOON PRODUCTION 2024「ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-」
2024年7月9日(火)~8月4日(日)
東京都 THEATER MILANO-Za
2024年8月9日(金)~15日(日)
京都府 ロームシアター京都 メインホール
2024年8月23日(金)~26日(月)
福岡県 キャナルシティ劇場
作・演出:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ、黒木華、荒川良々、岸井ゆきの、皆川猿時、松本穂香、伊勢志摩、猫背椿、宍戸美和公、内田慈、町田水城、河井克夫、菅原永二、オクイシュージ、松尾スズキ、秋山菜津子 / 加賀谷一肇、石井千賀、石田彩夏、江原パジャマ、大野明香音、久具巨林、橘花梨、友野翔太、永石千尋、松本祐華、米良まさひろ、山森大輔
ミュージシャン:山中信人