日本の特撮オマージュ満載のアメリカ映画「Ike Boys」公開、釈由美子・岩松了も出演

日本の特撮を観て育ったアメリカ出身の監督、エリック・マキーバーによる映画「Ike Boys イケボーイズ」が、6月14日にTOHOシネマズ 新宿ほか全国で公開されることが決定。このたびポスタービジュアル、場面写真、予告編、日本人キャストのコメントが一挙解禁された。

本作の主人公は、日本の特撮やアニメが大好きな、アメリカ・オクラホマ州に住む高校生ショーン。ある日同級生のヴィクラム、日本からの留学生ミキとともに、レアな日本のアニメを鑑賞した彼は、不思議な力を持ったDVDにより電撃を受けて気絶してしまう。目覚めると、ショーンは手からビームを発射、ヴィクラムは超怪力といったスーパーパワーを身に付けており、特撮好きの2人は大興奮する一方、世界の存亡を懸けた陰謀に巻き込まれていくことになる。

日本の特撮へのオマージュ満載で制作された本作には、マキーバーが自身の学生時代を投影したと語るショーン役でクイン・ロード、ヴィクラム役でローナック・ ガンディーが出演したほか、比嘉クリスティーナ、ベン・ブラウダー、ビリー・ゼインもキャストに名を連ねる。日本からは釈由美子、岩松了がそれぞれ物語のキーパーソンとして登場。さらに、特撮界から「ガメラ 大怪獣空中決戦」「ゴジラ・モスラ・キングギドラ／大怪獣総攻撃」の金子修介がキャストとして参加し、「日本沈没」「シン・ウルトラマン」の樋口真嗣は劇中アニメーションのナレーションを担当している。

釈はマキーバーとのエピソードとして「私が主演した『ゴジラ×メカゴジラ』のDVDを嬉しそうにバッグから出して見せてくれたのが初めての出逢いでした（笑）」と回想し、岩松は「日本がこんなふうに捻れるなんて！」とコメント。YouTubeで公開された予告編には、ショーンたちがパワーに目覚めるシーンのほか、白いスーツに身を包んだ映画監督ダイスケ・オガタ役の岩松も映し出された。メインキャラクターたちや怪獣が描かれたビジュアルには「人類の運命は、さえないオタクに託される。」というコピーが添えられている。

※「Ike Boys イケボーイズ」のeはアキュートアクセント付きが正式表記

釈由美子 コメント

ようやく「Ike Boys」の日本公開が決定し感無量です！
2020年のパンデミック直前にアメリカのオクラホマと日本で撮影しました。
私はビリー・ゼインさんの妻役として怪しさたっぷりに演じています。
エリック監督は日本の特撮映画が大好きで私が主演した「ゴジラ×メカゴジラ」のDVDを嬉しそうにバッグから出して見せてくれたのが初めての出逢いでした（笑）
そんな正真正銘のオタク愛が詰まった特撮あり、アニメありの
ファンタジー映画「Ike Boys」!! ぜひ劇場でご堪能ください。

岩松了 コメント

日本のオタク文化がオクラホマに飛んだ。
日本がこんなふうに捻れるなんて！

(c)Iké Boys MOVIE. LLC.