Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > フランスの名匠カンブルラン初登場。兵庫芸術文化センター管弦楽団 第149回定期演奏会

フランスの名匠カンブルラン初登場。兵庫芸術文化センター管弦楽団 第149回定期演奏会

クラシック

ニュース

ぴあ

続きを読む

フォトギャラリー(2件)

すべて見る

3月の兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の話題は、フランスの名匠、シルヴァン・カンブルランの初登場だ。本来は2022年2月の定期演奏会に出演予定だったところが、新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限によって来日が叶わず。今回が2年越しの登場となるだけに期待が募る。

フランス生まれのカンブルランは、伝統にとらわれない独創的なプログラミングによってその名を知られる名匠だ。バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者や、クラングフォルム・ウィーンの首席指揮者を務め、2018/19シーズンよりハンブルク交響楽団の首席指揮者に就任し、ブリュッセルのモネ劇場やフランクフルト歌劇場の音楽監督も務めたカンブルランの手腕やいかに。

注目のプログラム前半には、チャイコフスキーの名曲「ピアノ協奏曲第1番」が用意され、ドイツ育ちの期待の新人 中川優芽花との共演が注目される。2021年の「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」で優勝以来、世界各地のオーケストラやフェスティバルにソリストとして招かれる中川は、まさに、今聴いておきたい逸材の筆頭だ。カンブルランとの共演がどのような化学反応を起こすのか興味津々。

後半には、カンブルランと同じフランスの作曲家ベルリオーズの『幻想交響曲』が用意されるのも楽しみだ。2年越しの夢が叶う今回の定期演奏家における若きPACメンバーの躍動に期待したい。

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第149回定期演奏会
カンブルラン チャイコフスキー&幻想交響曲

3月22日(金)、23日(土)、24日(日) 15:00開演
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
https://hpac-orc.jp/concert/2122/

●指揮:シルヴァン・カンブルランSylvain Cambreling

フランス生まれ。伝統にとらわれない独創的なプログラミングで名高い。バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者、クラングフォルム・ウィーンの首席客演指揮者を務め、2018/2019年シーズンよりハンブルク交響楽団の首席指揮者に就任した。2010年から19年まで読売日本交響楽団の首席指揮者。現在は同楽団の桂冠指揮者の称号を得ている。 また2012年から2018年までシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽総監督を務めた。ブリュッセルのモネ劇場やフランクフルト歌劇場の音楽監督も務めた。ザルツブルク音楽祭、パリ国立オペラ座などでも幅広くオペラを指揮している。これまでにウィーン・フィル、ベルリン・フィル、チューリッヒ・トーンハレ管、フランクフルト放送響、ベルリン放送響、フィルハーモニア管、BBC響、ベルリン・ドイツ響、ウィーン響、パリ管、クリーブランド管、ロサンゼルス・フィル、サンフランシスコ響、モントリオール響などと共演している。

●ピアノ 中川 優芽花 Yumeka Nakagawa

一度でもその演奏に接したものの心を捉えて離さない、久方ぶりの大器との評判の現在21歳のドイツに生まれ育った日本人ピアニスト。2021年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝、併せて聴衆賞も獲得して以降注目を浴びている。2014年にドイツ連邦青少年音楽コンクールで満点を獲得して優勝を果たし、同年ワイマールの若いピアニストの為のフランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得。近年はデュッセルドルフのロベルト・シューマン国際コンクール(2019)およびイェネ=タカーチ国際コンクールにも優勝。クリスティアン・ツァハリアスの指揮の下、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番やモーツァルトの2台のピアノのための協奏曲KV365をはじめとしてオーケストラとの共演の機会も増え、ヴェルビエ音楽祭に出演2019年以降ウィグモア・ホール、トーンハレ、ワイマールハレなどで演奏する機会が増えている。現在ワイマールのフランツ・リスト音楽大学においてグリゴリー・グルズマン教授のもと研鑽を積んでいる。

フォトギャラリー(2件)

すべて見る