12年周期で再会する男女を切り取った「パスト ライブス」新写真、監督のコメントも
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「パスト ライブス/再会」新場面写真
映画「パスト ライブス/再会」の新たな場面写真が解禁された。本作は現時点で243の映画賞にノミネートし、82の賞を受賞。第96回アカデミー賞では作品賞と脚本賞にノミネートされている。
A24と韓国のCJ ENMが初の共同製作を行った本作は、移住によって12歳で離ればなれになった幼なじみの2人が、36歳の夏に米ニューヨークで再会した7日間を切り取ったラブストーリー。主人公ノラをグレタ・リー、幼なじみのヘソンをユ・テオが演じた。
場面写真には、ノラとヘソンがソウルの公園で遊んでいる12歳の頃や、Facebookでのメッセージをきっかけに再び連絡を取り合うようになる24歳の頃の姿、そしてソウルで別れてから24年ぶりにニューヨークで再会した36歳の2人が捉えられた。
本作で長編映画監督デビューを飾ったセリーヌ・ソンは「時間というものが、それぞれの人にどのように捉えられているのかを描きたかった」「本当の人生を見ているようにこの映画を描きたかった」と述べる。さらに「時に、12年があっという間に過ぎたかと思えば、そこに2分しか立っていなかったのに、永遠かのように感じることがあると思います。多くの人にとって、時間と場所というのはいつでも謎であり、よくわからないまま通過してしまっていると思うのです。でもここではそれが明確にわかるように描きたかった。時間と場所が、時にいかにぶつかり合い、いかに人生に重くのしかかってくるのか。そのために、長い人生を通して、そしてそれをたどることが重要であり、2人の主人公の3つの時代、2つの大陸を舞台に描くことで、時間の経過と、場所を、ビジュアル的にも明確に表現できると思った」と本作へのこだわりを明かした。
「パスト ライブス/再会」は、4月5日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
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