米アカデミー賞10部門で候補、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」全国10館で上映
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「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」場面写真
マーティン・スコセッシが監督、レオナルド・ディカプリオが主演を務めた「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」が、第96回アカデミー賞で10部門にノミネートされていることを受け、3月1日から14日までの2週間限定で全国10の劇場にて再上映される。
デイヴィッド・グランによるノンフィクションをもとにした本作は、1920年代の米オクラホマ州を舞台に、石油の発掘で富を手にしたアメリカ先住民・オセージ族が犠牲になった連続殺人事件を描くサスペンス。オセージ族の財産に目をつけた白人たちが彼らを巧みに操り、脅し、やがて殺人に手を染めていく。オセージ族の女性と結婚する白人男性アーネスト・バークハートをディカプリオが演じ、アーネストの叔父にロバート・デ・ニーロ、妻にリリー・グラッドストーンが扮した。グラッドストーンは本作の演技を高く評価され第81回ゴールデングローブ賞ドラマ部門の主演女優賞に輝いている。
このたびの上映に賛同した愛知・ミッドランドスクエア シネマのセクションリーダー・足立健は「邪悪な叔父に唆され、先住民族に対しての搾取と殺人に加担してしまった主人公。その姿に向けられた妻モリーの怒りと哀しみに満ちた眼差しは、今なお差別と暴力の連鎖を断ち切ることができない『アメリカ合衆国』そのものすらも鋭く射貫くのだ!」とコメント。東京・グランドシネマサンシャインで番組編成を担当する齊藤邦博は「私の2023年の年間ベスト1作品です。マーティン・スコセッシ監督の冴えわたる演出を多くの方に観て頂きたいです」と語った。上映劇場は下記の通り。
なお本作は、第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、作曲賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、歌曲賞にノミネートされており、結果は日本時間の3月11日に開催される授賞式で発表される。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」アカデミー賞10部門ノミネート記念凱旋上映
2024年3月1日(金)~14日(木)
<上映劇場>
北海道 TOHOシネマズ すすきの
東京都 TOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 新宿、グランドシネマサンシャイン
愛知県 ミッドランドスクエア シネマ
大阪府 TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば
福岡県 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
※2D字幕版での上映
画像提供 Apple / 映像提供 Apple