「オッペンハイマー」全米映画俳優組合賞でキャスト賞、主演男優賞、助演男優賞の3冠
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「オッペンハイマー」より、キリアン・マーフィー。(c) Universal Pictures. All Rights Reserved.
第30回全米映画俳優組合賞の授賞式がアメリカ現地時間2月24日にカリフォルニア州ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われた。
俳優のみを表彰する全米映画俳優組合賞は、13万人を超えるパフォーマーからなる全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のメンバーによって投票される。今回は初めてNetflixでライブ配信された。
映画部門でキャスト賞など3冠となったのは「オッペンハイマー」。「原爆の父」と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーが主演男優賞、米原子力委員会委員長のルイス・ストロースを演じたロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受賞した。そのほか「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のリリー・グラッドストーンが主演女優賞を獲得。「ホールドオーバーズ(仮題)」のダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞に輝いた。
テレビ部門では「一流シェフのファミリーレストラン」がアンサンブル賞(コメディ部門)など3部門で受賞。アヨ・エデビリとジェレミー・アレン・ホワイトがそれぞれコメディ部門の女優賞、男優賞を獲得した。「メディア王~華麗なる一族~」はアンサンブル賞(ドラマ部門)を受賞。「ザ・クラウン」のエリザベス・デビッキが女優賞(ドラマ部門)、「THE LAST OF US」のペドロ・パスカルが男優賞(ドラマ部門)に輝いたほか、「BEEF/ビーフ ~逆上~」のアリ・ウォンとスティーヴン・ユァンが女優賞・男優賞(テレビ映画、リミテッドシリーズ部門)をそれぞれ獲得した。
すべての受賞結果は以下の通り。
第30回全米映画俳優組合賞(映画部門)
キャスト賞
「アメリカン・フィクション」
「バービー」
「カラーパープル」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
★「オッペンハイマー」
主演女優賞
アネット・ベニング「ナイアド ~その決意は海を越える~」
★リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
キャリー・マリガン「マエストロ:その音楽と愛と」
マーゴット・ロビー「バービー」
エマ・ストーン「哀れなるものたち」
主演男優賞
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
コールマン・ドミンゴ「ラスティン:ワシントンの『あの日』を作った男」
ポール・ジアマッティ「ホールドオーバーズ(仮題)」
★キリアン・マーフィー「オッペンハイマー」
ジェフリー・ライト「アメリカン・フィクション」
助演女優賞
エミリー・ブラント「オッペンハイマー」
ダニエル・ブルックス「カラーパープル」
ペネロペ・クルス「Ferrari(原題)」
ジョディ・フォスター「ナイアド ~その決意は海を越える~」
★ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ「ホールドオーバーズ(仮題)」
助演男優賞
スターリング・K・ブラウン「アメリカン・フィクション」
ウィレム・デフォー「哀れなるものたち」
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
★ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」
ライアン・ゴズリング「バービー」
第30回全米映画俳優組合賞(テレビ部門)
アンサンブル賞(ドラマ部門)
「ザ・クラウン」
「ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-」
「THE LAST OF US」
「ザ・モーニングショー」
★「メディア王~華麗なる一族~」
女優賞(ドラマ部門)
ジェニファー・アニストン「ザ・モーニング・ショー」
★エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」
ベラ・ラムジー「THE LAST OF US」
ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」
サラ・スヌーク「メディア王~華麗なる一族~」
男優賞(ドラマ部門)
ブライアン・コックス「メディア王~華麗なる一族~」
ビリー・クラダップ「ザ・モーニング・ショー」
キーラン・カルキン「メディア王~華麗なる一族~」
マシュー・マクファディン「メディア王~華麗なる一族~」
★ペドロ・パスカル「THE LAST OF US」
アンサンブル賞(コメディ部門)
「アボット エレメンタリー」
「バリー」
★「一流シェフのファミリーレストラン」
「マーダーズ・イン・ビルディング」
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
女優賞(コメディ部門)
アレックス・ボースタイン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
キンタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」
★アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」
ハンナ・ワディンガム「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
男優賞(コメディ部門)
ブレット・ゴールドスタイン「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ビル・ヘイダー「バリー」
エボン・モス=バクラック「一流シェフのファミリーレストラン」
ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
★ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」
女優賞(テレビ映画、リミテッドシリーズ部門)
ウゾ・アドゥーバ「ペイン・キラー」
キャスリン・ハーン「ちょっとステキな物語」
ブリー・ラーソン「レッスン in ケミストリー」
ベル・パウリー「正義の異邦人:ミープとアンネの日記」
★アリ・ウォン「BEEF/ビーフ ~逆上~」
男優賞(テレビ映画、リミテッドシリーズ部門)
マット・ボマー「Fellow Travelers(原題)」
ジョン・ハム「FARGO/ファーゴ」
デヴィッド・オイェロウォ「Lawmen: Bass Reeves(原題)」
トニー・シャルーブ「Mr. Monk's Last Case: A Monk Movie(原題)」
★スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ ~逆上~」
第30回全米映画俳優組合賞(スタント部門)
スタントアンサンブル賞(映画)
「バービー」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」
★「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
スタントアンサンブル賞(テレビ)
「スター・ウォーズ:アソーカ」
「バリー」
「BEEF/ビーフ ~逆上~」
★「THE LAST OF US」
「マンダロリアン」
生涯功労賞
★バーブラ・ストライサンド
※★印が受賞者・受賞作品