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インドの愛憎渦巻く歴史小説が70年の時を経て映画化、2部作連続公開

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インド映画「PS1 黄金の河」ポスタービジュアル

1950年代に発表されたインドの歴史小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」を映画化した「PS1 黄金の河」が5月17日に、「PS2 大いなる船出」が6月14日に公開される。

原作は、10世紀のインド南部タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷を舞台に、愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いを描く物語。インドの一大ベストセラーとして知られ、発売から70年もの間に幾度も映画化が試みられたが、その壮大なスケールから難航を極め、このたび前後編に及ぶ大作として製作された。前編「PS1 黄金の河」では後にチョーラ王朝の黄金期をもたらすラージャラージャ1世の若き日が、後編「PS2 大いなる船出」では各キャラクターの数奇な運命の行方が神話的に描かれる。

監督を務めたのは「ボンベイ」「アンジャリ」などで知られるマニ・ラトナム。キャストには「神さまがくれた娘」のヴィクラム、「ロボット」のアイシュワリヤ・ラーイ、「囚人ディリ」のカールティのほか、ジェヤム・ラヴィ、トリシャー・クリシュナンらが名を連ねる。音楽は「スラムドッグ$ミリオネア」「響け!情熱のムリダンガム」などのA.R.ラフマーンが手がけた。

「PS1 黄金の河」「PS2 大いなる船出」は東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。

(c)Madras Talkies (c)Lyca Productions