嵐 二宮和也、後輩からもリスペクトされるハイレベルなパフォーマンス 努力と意識の高さが秘訣に
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嵐・二宮和也が、自身のラジオ番組『Bay STORM』(bayfm)の2019年1月20日放送でジャニーズJr.の5グループが配信しているYouTube「ジャニーズJr.チャンネル」について触れた。二宮はジャニーズJr.内のユニット・Travis Japanの定点カメラで撮られた動画を見たと言い、そのクオリティの高さに驚いた様子。嵐も歌番組の特番などで前にリリースした曲の振りを起こすために、過去の資料用映像を見ることがあるというが、中にはメンバーがサンダルを履いて踊っているものもあるという。二宮はそんな自分たちの動画と比較しながら「あの子たち(Travis Japan)凄かったもん、凄い!」と絶賛。SNS上では「ニノがトラジャ(Travis Japan)の動画を見てくれていた」「二宮君、Travis Japanのことに触れてくれてありがとう」などTravis Japanファンからの歓喜の声が挙がった。
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二宮が見たのはTravis Japanのオリジナル曲「Happy Groory」と推察される。彼らはシンクロ率の高さなどハイレベルなダンスが魅力のひとつ。2018年に横浜アリーナで行われた公演では、二宮のソロ曲「また今日と同じ明日が来る」も高いクオリティの振付で披露している。また、二宮のソロにこだわる後輩と言えば主演映画の『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』で共演を果たした関西ジャニーズJr.内のユニット・なにわ男子の西畑大吾も有名だ。自ら二宮の大ファンと公言し、「好きな四文字熟語は“二宮和也”」と答える西畑を二宮も「二宮教の信者」と呼び、自分のギターを西畑の誕生日プレゼントに贈るほど可愛がっている。
■本来の才能に加え、重ねた努力が生むパフォーマンス
前述のように後輩ジャニーズたちからも支持される二宮のソロパフォーマンス。しかし、どの曲も再現するには楽器演奏やダンス、歌唱力など高いスペックが要求されるのもまた事実である。二宮は過去のライブでも様々なパフォーマンスを披露し、そのスキルを発揮してきた。『ARASHI SUMMER TOUR 2007 FINAL Time -コトバノチカラ-』ではソロ曲「虹」でピアノの弾き語りを披露し、ファンを魅了。またピアノと同じく、ギターの弾き語りも度々披露している。楽器以外にも『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』のソロ曲「MUSIC」ではタップダンスに挑戦。ゲーム好きな二宮らしくLEDの床に音ゲーを模した演出で、華麗なタップを踏む少年のような笑顔の二宮が印象深い。『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』のユニット曲「UB」では、相葉雅紀と共に二人の距離感が近いドキドキのペアダンスで多くのファンを虜に。
二宮といえば嵐のメンバー紹介曲「La tormenta2004」の中で〈鋭い視線の観察眼〉〈何でもこなすつまり器用〉と称されているが、ギターもピアノも最初は独学から始めてマスターしたというから驚きだ。呑み込みが早い本来の素質に加え、コツコツ努力を重ねていることも伺われる。それは嵐のライブDVD『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』の初回特典に収録されているツアーメイキングを見れば一目瞭然。ソロ曲のリハーサルを行う二宮の視線は鋭く厳しい。飄々としたイメージが強い二宮だが、一旦スイッチが入れば集中力を発揮し、課題を確実に自分のものにしている。この意識の高さこそハイレベルなパフォーマンスを披露できる所以なのではないだろうか。
ライブ中に見せる二宮の笑顔は自然体だが、それはファンに納得できるパフォーマンスを届けることができた安心感からの笑顔かもしれない。追加日程として発表されたドームツアーでの二宮のパフォーマンスにも期待が高まるところ。嵐デビュー20周年に向けて二宮が魅せてくれる新たなパフォーマンスを楽しみに待ちたい。(北村由起)