岡村隆史が映画「アンパンマン」ゲスト声優に、すいとるゾウのスピンオフを希望
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左からアンパンマン、岡村隆史、すいとるゾウ。
岡村隆史(ナインティナイン)が、映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」にゲスト声優として参加する。
劇場版「それいけ!アンパンマン」シリーズ35作目となる本作は、絵本の世界が舞台の物語。1冊の絵本の中に吸い込まれたばいきんまんは、砂漠の先に広がる大きな森で妖精・ルルンと出会う。ばいきんまんはルルンから、森で大暴れする“すいとるゾウ”を倒してほしいとお願いされるも、その強さに大苦戦。やがて、ばいきんまんはルルンにアンパンマンを呼んでくるように伝えるのだった。ルルンに上戸彩が声を当てる。
岡村は、ルルンが守っている大切な森をめちゃくちゃにしようとするすいとるゾウを演じた。本作への参加が決まった際の心境を岡村は「本当に全然そんなお話がくるとも思っていなかったので、自信も全然なかったんですけど、もう絶対やりたいと思ったので、『やらせてください!』とこちらからもお願いしました」と述懐。また「アニメ『アンパンマン』でクレープマンを演じられている宮野真守さんと一緒にずっと仕事をしていましたので、先日、『どうしたらいいだろう?』って言ったら、いろいろアドバイスいただいて。だから宮野真守さんが僕の先生ですね」と明かした。
すいとるゾウについて岡村は「すいとるゾウがばいきんまんと肩を並べるほどの存在になればいいなって本当に思っているんです」「スピンオフを狙っています!」とコメント。また上戸からは「まさかね、アンパンマンの作品でおかむーとご一緒できて、私すごく感激です。すごく嬉しいです」とメッセージが送られた。
「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」は6月28日に全国で公開。川越淳が監督を務め、米村正二が脚本を手がけた。
岡村隆史 コメント
今年の映画アンパンマンにゲスト声優として出演させていただく事になりました岡村隆史です。アンパンマン、よろしく!
今回は、絵本の世界で森を守っている妖精・ルルンのお話です。そして、私が声を担当するのは、その森をめちゃくちゃにしようと大暴れする“すいとるゾウ”です。すいとるゾウの圧倒的な強さを前に、ルルンとばいきんまんは大苦戦します。絶体絶命のピンチの中、ばいきんまんはルルンに「アンパンマンを呼んでこい!」と伝えます。はたしてどうなるのか、気になって仕方がありません! そして、すいとるゾウは映画シリーズ史上最強の敵!?になるかもしれません。アニメ映画初挑戦で緊張していますが、精いっぱい頑張ります! 子どもから大人まで、ご家族で楽しめる作品になっています。今年の夏は、みんなで一緒に〈絵本の世界〉を大冒険しましょうー!
胸を熱くさせるシーンも満載です! 感動や驚きも待っています。皆さん、ぜひ6月28日の公開を楽しみにしていてください。
岡村隆史 Q&A
アンパンマンと会った感想
すごくびっくりしました。こんな近くでいいんだと思って。(アンパンマンこどもミュージアムの)ステージでしか見たことなかったものですから、こんな近くにアンパンマンがいてくれて本当にびっくりしています。(横浜アンパンマンこどもミュージアムの)入口のでっかいアンパンマンと写真を撮る為に列に並んでいて、見知らぬ家族の方に「すいません、写真撮っていただけますか?」と言ったところ、向こうは「おー!」ってなったんですけど、写真を撮っていただきました。ステージも見させていただいて、非常に楽しかったです。だから、アンパンマンとお会いするのは今回で2回目です。ありがとうございます(笑)
ゲスト声優として参加することが決まったときの心境
本当に全然そんなお話がくるとも思っていなかったので、自信も全然なかったんですけど、もう絶対やりたいと思ったので、「やらせてください!」とこちらからもお願いしました。でも、全然自信ないです(笑)そこから勝手にいろいろ楽屋とかで練習はしていました。
でも、それが合っているのかどうかもちょっと分からず、自分なりに練習はずっとしていましたけど。これはもう後にも先にももうないかもと思いますので、本当にありがとうございます。子供は「アンパンマン!アンパンマン!」って本当に言いますし、妻の方も「ぜひやってほしい」って言っておりましたので。どれぐらい自分の子供が理解してくれるかどうか分からないんですけれども、ぜひ見せたいなっていう思いはあります。
アニメ映画の声優初挑戦にあたり、不安はあるか?
声のお仕事で褒めてもらったことは1回もないです(笑)みんな、なんかあれ?みたいな顔をして、大人たちがコソコソ話しするのを何度も見てきましたので。いつもやっていると時に「いいですね!」って言ってくれるんですけど、「だいぶいい感じになってきたんで、頭からもう1回行きましょうか!」って言って、半分ぐらい撮ったのが、またいちから始まるみたいなことがありまして(笑)多分皆さんが思っているような声じゃなかったりとか、そういう声の仕事があったものですから(笑)今回、本当に自分なりに一生懸命練習しましたし、声優の方にもアドバイスいただいて。アニメ「アンパンマン」でクレープマンを演じられている宮野真守さんと一緒にずっと仕事をしていましたので、先日、「どうしたらいいだろう?」って言ったら、いろいろアドバイスいただいて。だから宮野真守さんが僕の先生ですね。先生のアドバイスに忠実に、もしイメージが違っていたら、宮野真守さんのせいだと思います(笑)僕なりに一生懸命、真守さんの言うことを聞いてやろうと思っています。「語尾はいろんな語尾持っておいた方がいいんじゃないですか? 言い方のバリエーションはちょっともっといた方が、喜ばれるんじゃないですか?」って言われました。「僕はいろいろ試したりもするんで岡村さんもいろいろなパターンを自分なりにちょっと持っていた方がいいと思いますよ」って言われて。電話でしたけど、「どうしたらいいですか?」って言ったら、一つお手本も、電話口でしたけども、やっていただいたんで、それちょっとぱくらしていただきます(笑)「どうぞ!どうぞ!」っていうやり取りはありました。だから、宮野真守先生の指導のもと、頑張っております。
パパになった現在「アンパンマン」の声優を務めることに特別な感情はあるか?
私こう見えて、子供がいるんですね。びっくりしたのが、新幹線の中で、誰かのお子さんが「アンパンマン!」と言ったら、つられたみたいに「アンパンマン!」って言うんで(笑)飛行機の中でも、誰か1人が「アンパンマン!」って言ったら、うちも「アンパンマン!」って言って、あっちこっちで「アンパンマン!」「アンパンマン!」って聞こえる瞬間が本当にアンパンマンってすごいんだなと思いました。うちの子供の誕生日が最近あったんですけど、そこのケーキもアンパンマンにして。食パンを丸く切ってそこにヨーグルトを塗って白くして、そこにチョコレートのペンで書いて鼻とほっぺたをイチゴジャムで塗って。イチゴジェムめちゃくちゃ残ってしまったんですけど(笑)なかなか使うことないんですけど、それもちょっとアンパンマンにさせていただいて。そういうのも作ったりとかして、だからすごい何か変わりましたよね。
テレビでアンパンマン観ますし、YouTubeでもアンパンマン観ますし、私がアンパンマンこどもミュージアムに行くなんてことも本当にあるんだって。改めてちょっと思ったりもして。アンパンマングッズとかも渋滞始めています、今。アンパンマンのぬいぐるみがだいぶ被りだしましたね。アンパンマンが3体ぐらいあります(笑)
すいとるゾウ(のビジュアル)を見たときの印象
さてどうしようっていう、僕はもう昔からね、サル顔といいますか。お猿さんとかいうのはよくあったんですけど。また全然違うキャラクターですので、どうしようかなっていうのはちょっとありました。今までも実写で妖怪役をやっていたり、特殊メイクとかたくさんやらせていただいたことがあるので、自分をそのすいとるゾウのメイクをしているんだと思ってやろうっていうふうに思いましたね。自分のキャラとは全然違うなとは思ったんですけど、それが逆にいいのかなと思って。その全然違う方が、もしかしたら観ている方々も違和感なく見れるのかなっていうふうにもちょっと思いましたけどね。何でもそうなんですけど、悪者が強ければ強いほど、何かいいんじゃないかなっていうふうに思って。ジャッキー・チェンの映画とかで悪者が強ければ強いほど名作っていうふうに僕は勝手に思っているんですけど。本当最強って言われるならもう最強のままで。できれば、アンパンマンこどもミュージアムにあるアンパンマンの横にドカーン!って、すいとるゾウがいるぐらいになれば、いいなって。それぐらい頑張りたいと思っています。
ストーリーを聞いたときどう思ったか?
ばいきんまんが今回頑張るんだっていう、ばいきんまんに負けないぐらいのすいとるゾウじゃないといけないなと思ったのと、ありがたいことに上戸彩さんからも連絡いただいて。「やるんですって!」って言われて、「はい!」って言ったら、「結構難しそうですよね」ってLINEきたんで(笑)ドキッ!ってしたんですけど、あの上戸彩さんが台本読んで難しそうですよねって言うってことは相当なのかなと思って。上戸彩さんから、頑張ってくださいねって言っていただいたので、もう頑張るしかないんだなっていう。若干、追い詰められているような感じもしているんですけどね(笑)足引っ張らないように、本当にすいとるゾウ次第でどっちにも、転んでしまうなっていうプレッシャーはちょっとありますけどね。
子育てを通して、アンパンマンに助けられたこと
とりあえず、ぐずったり、泣いたりすると、アンパンマン。これもうちだけかも知れないんですけど、泣き止まないときはパーカーとかのここ(首元)にアンパンマンのぬいぐるみを入れると、泣き止むんですよ。それは何でかちょっと分からないですけど、やってやってっていうんで(笑)あとその日によって、アンパンマンが1位じゃないときもあるっていう。ごめんなさいね(笑)ドキンちゃんドキンちゃんって言って、アンパンマン持ってきたら「違う!違う!」っていう時がちょっとあるんですよ(笑)ばいきんまんだったり、あかちゃんまんとか、そのときに自分が好きなキャラクターを持ってこないと、なんか泣き止まない、グズるっていう時はあります。もちろんアンパンマンが一番なんですけど、回数は多いんですけど(笑)時々、アンパンマンのぬいぐるみを投げる時があるんですが、その時は「だめよ」って言います。ちゃんと「ないないしてね」って言うときあるんですけど、それはなんかアンパンマンが飛んでいるよっていうイメージもちょっとあるのかなと思いつつ、「ないないしてないないして」って言ってないないしなかったら、アンパンマンが飛んでいくときもありますけども(笑)でも、何か困ったときはもうアンパンマン。本当に助かっていますね。ぐずったり泣いたりするときはもう。あと食器とかもそうですけど、それ見つけたらもう泣き止んでくれるというか、いい子してくれるっていうのはちょっとありますね。
好きなキャラクター
うわー、でもやっぱり、あれかな。カレーパンマンかな。あ、いや、アンパンマンですよ(笑)もちろんアンパンマンですよ。カレーパンが好きっていうのもあるんですけど(笑)アンパンマンあってのですから、もちろんそれはもう間違いなく1番ですけれども、2番目って言われたら、カレーパンマンですかね。本当に僕の願いは、すいとるゾウがばいきんまんと肩を並べるほどの存在になればいいなって本当に思っているんです。これからもずっと出続けられないかな、どハマりしないかなと思って、子供から何かね、アンパンマンってすいとるゾウって言われて。スピンオフを狙っています!「すいとるゾウ THE MOVIE」っていうのをちょっと。スピンオフ完全狙っております(笑)
上戸彩からのコメント
めちゃくちゃテンション上がりました。すごく嬉しかったです。すぐLINEしました。そしたら、おかむーは「自信ない、どうしようみたいな」感じでしたので。いや、もう岡村さんと一緒にこんな声で共演できる機会もないですし、画面の中で一緒に同じ作品になるのを見るのも嬉しいし、なんか本当におかむーで良かったって、すごく思います。まさかね、アンパンマンの作品でおかむーとご一緒できて、私すごく感激です。すごく嬉しいです。自身のないおかむーとこうやって一緒にできるチャンスもないですからね。すごい嬉しいです。また子供の話とかでいっぱい盛り上がって、合間もいっぱい子育ての話もできるのかなと、今からワクワクしています。頑張ろうね!楽しみにしているよー!おかむー!頑張れー!
上戸彩からのコメントを聞いて
ありがとうございます。どうですか、びっくりしたでしょう、あの上戸彩さんから僕がおかむーって言われているっていうのは、皆さんちょっとびっくりでしょ! 僕は、こうやって公式の場合は「上戸さん」って言っていますけど、実際、プライベートの時は「あやっぺ」って言っていますから。これぐらいの関係性であるということは分かってください(笑)これは芸能界でもそういう呼び名で呼び合うっていうのはなかなか少ないと思いますよ。「おかむー」「あやっぺ」っていうね。こんな呼び名で呼び合っているっていうのは、今回ばれちゃったんであれですけどね。実はそういうふうに呼び合っているっていう非常にありがたい。だから声でね、共演させていただくことになりましたけども、映画の中での関係性としては、敵対関係というか、そういうあれではありますけれども本当にありがたい。俄然ちょっとやる気出てきたというか、頑張りたいなって本当に思いました。そうやって言ってくれるんだ。「自信ない」って言っていたでしょ。やっぱりね、なかなか難しいですよね。でも、やれることはもう精一杯やりたいと本当に思っています。頑張りますので。上戸さん、いや、あやっぺ、ありがとうございます(笑)
アフレコに向けての意気込み
本当にアニメ「アンパンマン」の世界観を崩すことなく、しっかり皆さんに「すいとるゾウ、よかったぞう!」って言われるように(笑)頑張るつもりでいますので、いろんな方にもちょっとアドバイスいただきながら助けてもらいながらやりたいと思いますので。ぜひね、暖かく見守っていただけると嬉しいです。そして、劇場で見ていただけたらなと思っております。頑張りますので、よろしくお願いいたします。
(c)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (c)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024