「海がきこえる」渋谷で限定上映、ジブリ×氷室冴子の長編アニメーション
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「海がきこえる」メインビジュアル
スタジオジブリ制作、氷室冴子原作の長編アニメーション「海がきこえる」が、3月15日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で限定上映される。
本作は東京の大学に進学した杜崎拓(もりさきたく)が、地元の大学に行ったはずの武藤里伽子の人影を見たことをきっかけに、高知で過ごした高校時代を思い返すストーリー。東京から転校してきた里伽子は勉強もスポーツも万能の美人。その里伽子に、親友の松野が惹かれていることを知った拓の心境は複雑だった。拓にとって里伽子は親友の片思いの相手という、ただそれだけの存在のはずだった。高知や東京の街並みを背景に10代の終わりを迎える3人の男女が、ゆるやかに自分たちの心と向き合うさまが描かれていく。
1993年にテレビスペシャルとして放映された「海がきこえる」は、当時のジブリの若手スタッフが中心となって「平熱感覚」をキーワードに制作。監督に望月智允、脚本に中村香、音楽に永田茂が名を連ねた。声の出演は飛田展男、坂本洋子、関俊彦。劇場公開は貴重な機会で、スタジオジブリ自ら配給する。
(c)1993 氷室冴子・Studio Ghibli・N