世界の舞台芸術集う『フェスティバル/トーキョー18』全プログラム発表
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『フェスティバル/トーキョー18』の全プログラムが発表された。
2009年から開催されている『フェスティバル/トーキョー』は、国内外のアーティストによる作品を紹介する国際舞台芸術祭。11回目を迎える今回は、10月13日から37日間にわたって東京・池袋の東京芸術劇場、あうるすぽっと、南池袋公園ほかで開催される。
全プログラムは7月11日に行なわれた記者会見で発表。参加するアーティストとカンパニーは、国外から参加する「アジアシリーズ vol.5」と国内から参加する「まちなかパフォーマンスシリーズ」に分類されている。またマレビトの会、イランのナシーム・スレイマンプール、劇作家で演出家の山本卓卓らも参加する。プログラムの詳細は後日発表される。チケットは9月5日から先行割引チケット、9月9日から一般前売りチケットが販売される。
『フェスティバル/トーキョー18』ディレクターの長島確は「フェスティバルの問題だけではなく、世界情勢そのものが、これまでの価値観、進め方が問い直されている時期だと思いますが、まだ新しいスタンダードがみえていない、混迷期ともいえます。しかし、いろんなものを脱ぎ捨て、踏み越えていく、“新しい人”がすでに、現れてきていると考えています。“新しい人”は年齢や世代ではなく、この時代の中で、あらゆる人が、“新しい人”へ向けてどう変わっていくのかが問われている時代です。また、集団創作である舞台芸術は、ひとつひとつの創作のプロセスの中に小さな社会、テスト版の社会が生まれ、それが上演というカタチで現れます。舞台芸術フェスティバルは、小さなトライ、小さな社会がまちなかに現れる、特別な時間となります。今年はF/Tの移行期の最初の大事な年です。ぜひ楽しみにお付き合いください」とコメントした。会見には参加アーティストの中から、松田正隆(マレビトの会)、山本卓卓、ローモールピッチ・リシー、森栄喜、福田毅、坂田ゆかり、稲継美保、田中教順も登壇した。