岡田准一主演『白い巨塔』松山ケンイチが同期のライバル、寺尾聰が熾烈な権力争いの相手に
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テレビ朝日系にて5夜連続で放送される岡田准一主演ドラマ『白い巨塔』に、松山ケンイチと寺尾聰が出演することが決定した。
これまで幾度となく映像化されている作家・山崎豊子のベストセラー小説をドラマ化する本作は、テレビ朝日が開局60周年を迎える2019年に5夜連続の超大型スペシャルドラマとして放送される。
主演を務める岡田が演じるのは、浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎。逞しい体と精悍な顔つき、加えて気さくな人柄は医学部の学生たちからも慕われており、外科医としても“腹腔鏡のスペシャリスト”として医学界にその名を轟かせる。貧しい母子家庭に育ち、たゆまぬ努力で今日の成功を勝ち取った財前は、野心に溢れ、自らの才能には絶対的な自信を持つ。自身と、義父の悲願である“第一外科・教授”の座に向かい、なりふり構わず邁進していくが、その姿勢と傲慢とも言える性格には反感を抱いている者も少なくない。
そんな財前の同期であり、対極にいる内科医・里見脩二役を演じるのが松山。教授の座を射止めるため野心を燃やす財前とは対極に、里見は出世には関心がなく、患者を診ることと自身の研究だけに心血を注ぐ。医学者としての道を追究しようとする里見と、金と権力に魅入られた財前の対比は、今回の『白い巨塔』の見どころのひとつとなる。
また、財前が師と仰ぎ、やがて対立していくことになる第一外科教授・東貞蔵役を、寺尾が演じる。みずからの定年退官を前に、後継者選びを開始する中、「本当に自分の後継者は財前でいいのだろうか」という疑念を抱き始める東。医師としての確かな腕と学生たちからの人望に問題はないものの、その傲慢すぎるとも言える言動と野心に満ちた性格の財前には敵も少なくなく、退官後も自分の立場を盤石なものにするためには、来る教授選で財前ではない候補者を立てることも必要なのではないかと考えるのだ。そんな東の動きを察知した財前は、やがて対立を深めていくことになる。(リアルサウンド映画部)