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『トレース』は錦戸亮×新木優子だけじゃない 結婚発表した矢本悠馬と船越英一郎は理想のコンビ?

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リアルサウンド

 錦戸亮が主演を務める『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)の第4話が、1月28日に放送された。

参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2019/01/post-311174.html”>『3年A組』事件の真相に近づくが新たな疑問も浮上 前半戦クライマックス突入で物語が大きく動く</a>

 第4話では、科捜研の真野礼二(錦戸亮)や沢口ノンナ(新木優子)と共に研究院として働く相楽一臣(山崎樹範)の兄・浩司(やべきょうすけ)が遺体で発見される。兄が麻薬に手を出し、堕落した嘘だらけの生活を送っていると思い込んでいた相楽は、ライバルであり忌み嫌う真野が事件の真実を究明しようとすることを恐れるが、そこには弟を思いながら亡くなった兄としての姿があった。真実を知りむせび泣く相楽に、沢口が大粒の涙を、真野も声を詰まらせるという、これまでの回の中でも特に胸が詰まる物語だ。

 今回、“真実の欠片”と言われる痕跡を探すため、沢口は河原に向かうが、そこには先に到着していた真野がすでに待っており、バランスを崩した沢口に優しく手を伸ばす。真野のさりげない優しさと、バディとして理想的な関係性が見えてくる。そして、『トレース』にはもう1組、バディの2人がいる。それが、刑事の虎丸良平(船越英一郎)とその部下である猪瀬祐人(矢本悠馬)だ。

 猪瀬は、主観と“俺の勘”で突っ走る虎丸に寄り添う研修中の部下。科捜研への被害者報告や事情聴取など、多くの場面で虎丸のバディとして活躍している。特に今回の物語では、重要参考人として相楽を事情聴取するという役目を担当。怒号で一気に捲くしたてる虎丸とは違い、被疑者に向かってゆっくりと情に訴えるような取り調べ方だ。ニヒルな表情を浮かべたり、時には被疑者に舌打ちをし苛立ちを見せるなど、虎丸に通ずるキャラを感じさせる部分もある。

 演じる矢本悠馬は、現在28歳。58歳の船越英一郎とはちょうど30歳の年齢差があり、定年間近の刑事と研修中の部下としては、ぴったりの配役と言えるだろう。矢本と言えば、先日自身のTwitterと公式サイトにて、結婚と妻の妊娠を報告したことでも話題。『トレース』の公式Twitterには、船越からのお祝いの言葉に加え、「さっきまで一緒にいたのに知らなかったぞ!!」という和やかな収録現場を想像させるコメントが添えられている。

 子役として俳優デビューした矢本は、大人計画の研究生を経て、「劇団こまつな」を旗揚げ。朝ドラ『花子とアン』や大河ドラマ『おんな城主 直虎』(ともにNHK総合)、映画『ちはやふる』シリーズ、『君の膵臓をたべたい』など、多くの話題作に出演している。特に昨年は、朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)で、ブッチャーこと西園寺龍之介としてヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)の同級生を好演。その次のクール『今日から俺は!!』(日本テレビ)では、番長・今井勝俊(太賀)を支える健気な不良・谷川安夫を演じた。

 矢本にとって『トレース』は、その流れを汲む役どころ。ブッチャーはリーゼント、谷川はセンター分けと、それぞれ特徴的な髪型だったが、今回の猪瀬は本来の髪型そのままの綺麗なマッシュルームカット。研修中ということからのこの髪型なのかもしれないが、『半分、青い。』や『今日から俺は!!』で矢本を知った層には逆に新鮮に映っているのではないだろうか。

 結婚発表で改めて注目されている矢本。『トレース』の設定には、「強引な虎丸の捜査に振り回されるが、やがてその奥にある刑事としての情熱に影響を受けていく」とあり、今後の展開を想像させる。ドラマのもう一組のバディとして、船越と共に『トレース』をさらに盛り上げていくか。  (リアルサウンド編集部)