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作家と家族のぶつかり合い描く、宮田慶子×蓬莱竜太「消えていくなら朝」開幕

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新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン「消えていくなら朝」より。(撮影:谷古宇正彦)

蓬莱竜太作、宮田慶子演出による「消えていくなら朝」が、本日7月12日に開幕した。

本作は、2010/2011シーズンより同劇場の演劇芸術監督を務め、今回の2017/2018シーズンをもって芸術監督の任期を終える宮田の、芸術監督として最後の演出作品。

家族と疎遠になっている作家の定男は、5年ぶりに帰省する。作家として成功を収めている定男だったが、家族は定男の仕事にいい印象を持っておらず、その話題を避けている。そんな家族に向かって定男は「……今度の新作は、この家族をありのままに描いてみようと思うんだ」と切り出した。するとさまざまな議論が巻き起こり、家族の本音があらわになっていく。

出演者には鈴木浩介、山中崇、高野志穂、吉野実紗、梅沢昌代、高橋長英が名を連ねている。上演時間は休憩なしの約2時間。公演は7月29日まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。

なおステージナタリーでは宮田のインタビューを展開中。特集では、芸術監督としての8年間に対する宮田の思いと、本作への意気込みが語られている。

新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン「消えていくなら朝」

2018年7月12日(木)~29日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

作:蓬莱竜太
演出:宮田慶子
出演:鈴木浩介、山中崇、高野志穂、吉野実紗、梅沢昌代、高橋長英

※吉野実紗の「吉」はつちよしが正式表記。