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南浦和公民館の少し不思議な物語、さいたま市民が監督に挑戦した短編オムニバス上映

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「南浦和公民館の少し不思議な物語」キービジュアル

埼玉・さいたま市にある南浦和公民館の公開講座で、さいたま市民が原案・監督を担当した短編オムニバス映画「南浦和公民館の少し不思議な物語」が第4回SAITAMAなんとか映画祭でプレミア上映される。

南浦和公民館で無料開催された公民館講座から誕生した本作。20代から70代の受講生が、3回の講座の中でストーリ―作りや映像構成を学びながら監督に初挑戦した。映画祭では2022年制作の「独裁者」、2023年制作の「飛ぶ男」を連作短編「南浦和公民館の少し不思議な物語」として上映する。

同講座で講師を務めた映像監督でクリエイティブディレクターの佃尚能は「短期間ではありますが、講座を通じて『ココを押さえればお客さんに楽しんで頂ける』というツボは、キッチリ伝授しました。計12分の短編オムニバス作品は、1秒も飽きることなく楽しめる作品に仕上がっています」とコメントしている。

第4回SAITAMAなんとか映画祭は3月2日から埼玉・RaiBoC Hall レイボックホールで開催中。「南浦和公民館の少し不思議な物語」は3月3日16時30分に上映される。「独裁者」には屋良学、森りさ、黒岩よし、清水康恵、梅田脩平、「飛ぶ男」には佐野啓、池田薫、梅田が出演した。

佃尚能(映像監督 / クリエイティブディレクター)コメント

「教える側もスリリングな公民館講座」

ある日突然、中学時代の恩師からの連絡。「さいたま市の公民館で映画制作講座をやってもらえないか?」というオファーでした。自分が子供時代を過ごした南浦和で、恩師が公開講座のプログラムを作っているという縁に絆されて引き受けてしまったのが運のつき(笑)。お話づくりも、映像制作も初挑戦な受講生の皆さんと、たった3回でショートフィルムを創り上げるという前代未聞な講座がスタートしました。

プロの映画制作に市民がお手伝いで参加するプロジェクトは多数ありますが、この講座は逆です。市民の皆さんが考えたストーリーを、皆さんが監督して、講師がサポートする。撮影可能な公民館の各所を「シナハン」(ストーリーを考えるための下見)しながら、皆さんから湧き出てくるアイデアを、一体どうやって1本の映像作品に落とし込むか?を考える、教える側の力量も試されるスリリングな企画でした。

短期間ではありますが、講座を通じて「ココを押さえればお客さんに楽しんで頂ける」というツボは、キッチリ伝授しました。計12分の短編オムニバス作品は、1秒も飽きることなく楽しめる作品に仕上がっています。なかなかスクリーンで上映できる機会は少ないので、3月3日の「SAITAMAなんとか映画祭」では、多くの方に楽しんで頂けることを願っています。