吉永小百合、2年にわたる映画女優デビュー65周年記念企画が始動
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「吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念企画」メインビジュアル (c)日活株式会社
吉永小百合の映画女優デビュー65周年を記念した企画が6月より2年間にわたって開催。吉永自らが監修した「吉永小百合 青春時代 写真集」が6月に刊行される。
“吉永小百合の青春時代”をテーマに行われる本企画。写真集は1960年から1976年までの日活映画の豊富なアーカイブから構成される。2023年に実施された伊藤るり子、進千賀子、水森久美子らとの座談会も掲載される予定だ。吉永は「私はいまでも女優を続けていますが、日活時代に学んだことを大切にしています。この度、青春時代の写真集が出来ました。私の青春を、どうぞご覧ください」とコメントしている。
なお65周年企画の一環として、Blu-rayやDVDの発売も決定。第1弾として「吉永小百合&浜田光夫『純愛ブルーレイボックス』」が6月5日にリリースされる。同商品には、「ガラスの中の少女」「愛と死をみつめて」「赤い蕾と白い花」「潮騒」「大空に乾杯」の5作品が収録。特典として吉永と浜田が共演した30作以上の予告編や、冊子「日活映画」から2人の記事を特別編集したブックレットが楽しめる。価格は税込2万8600円。以降、約25タイトルのBlu-rayやDVDがリリースされる予定だ。
さらに5月25日から6月28日に東京・神保町シアターにて、「1960年代―吉永小百合と私たちの青春」と題された特集上映が実施。「草を刈る娘」「キューポラのある街」「いつでも夢を」など20作品がスクリーンにかけられる。全ラインナップは下記にまとめた。
吉永小百合 コメント
日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。
制服からまっ赤なブラウスに着替え、精一杯おしゃれをして撮影所までのバスに乗りました。
それからの日々は、日活が私のもう一つの学校になったのです。
デビュー作では、赤木圭一郎さんに出すコーヒーの手が震えてNGを連発しました。
徹夜で看病してくれたマリア様のような芦川いづみさん、
不器用な私の直球を巧みなインサイドワークで受け止めてくれた浜やん(浜田光夫さん)、
優しい先輩、同級生が、沢山いました。
不安なことも楽しいこともありました。本当に充実していました。
日活撮影所は、私の青春なんです。
「何でも困ったことがあったら、先生に相談するんだよ」
浦山桐郎監督がおっしゃった声が、今でも胸に響きます。
私はいまでも女優を続けていますが、
日活時代に学んだことを大切にしています。
この度、青春時代の写真集が出来ました。
私の青春を、どうぞご覧ください。
1960年代―吉永小百合と私たちの青春
2024年5月25日(土)~6月28日(金)東京都 神保町シアター
<上映作品>
「ガラスの中の少女」
「草を刈る娘」
「キューポラのある街」
「赤い蕾と白い花」
「あすの花嫁」
「ひとりぼっちの二人だが」
「青い山脈」
「いつでも夢を」
「泥だらけの純情」
「雨の中に消えて」
「美しい暦」
「波浮の港」
「真白き富士の嶺」
「光る海」
「風と樹と空と」
「帰郷」
「愛と死をみつめて」
「私、違っているかしら」
「愛と死の記録」
「斜陽のおもかげ」