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「魔女の宅急便」開幕、深田竜生は5歳下の山戸穂乃葉に「リードしていただいていました(笑)」

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左から深田竜生、山戸穂乃葉。

ミュージカル「魔女の宅急便」が明日3月8日東京・日本青年館ホールで開幕する。これに先駆け本日7日に初日前会見が行われた。

脚本・演出・振付を岸本功喜、作曲・音楽監督を小島良太が務める本作は、角野栄子の児童書「魔女の宅急便」を原作としたミュージカル。2017年に上白石萌歌と阿部顕嵐、2018年に福本莉子と大西流星、2021年に井上音生と那須雄登の出演で上演され、今回はキキ役を山戸穂乃葉、トンボ役を深田竜生(少年忍者)が務める。

会見には山戸と深田をはじめメインキャストが出席。山戸は「(出演が)決まったときは、初めてのミュージカルで主演をやるので大丈夫かなと思いましたが、初日を明日に控えた今は『何も考えずにがんばろう』と思っています」と率直にコメント。司会から緊張しているか問われると、山戸は「(緊張は)いつもしなくって。始まる直前に舞台袖では緊張しますが、今はないです」と堂々と話す。深田は「最初は思うように芝居ができず、演技にも歌にも不安がありましたが、稽古を重ねるにつれこの作品が大好きになりました。今は明日からの本番に向け『超楽しもう』『トンボとして生きよう』という気持ちです」と思いを語る。司会から「自信はバッチリですか?」と問われると、深田は「自信は……バッチリです(笑)」と自信なさげに答え、大人キャストたちから励ましを受けた。

また会見では、21歳の深田が司会から「出演決定時、『(山戸より)5歳年上なのでリードしていきたい』という発言をしていたが、実際にリードできたか?」と問われる場面も。深田は「いえ、リードしていただいていました(笑)」と回答して会場を和ませ、「さっきも僕は舞台袖ですごく緊張していたんですけど、キキはまったく緊張していなくて『見習わないとな』と。本番ではリードできるようにがんばります」と意気込んだ。

キキの母・コキリ役の生田智子は、山戸について「最初に会ったときはすごく大人びた16歳だなと思いましたが、1カ月でちゃんと13歳の元気なキキちゃんになりました。本当に可愛いキキちゃんなので、お楽しみにね」とニコリ。そんな山戸は自身の変化について「もともと周りの人より声が低いのですが、高い声で元気よくがむしゃら感を出している」と明かした。また、初演から続投となるキキの父・オキノ役の横山だいすけは「我が娘(キキ)を送り出すのが親としての役目ではありますが、娘が旅立ったあとも壁にぶつかりながら成長していく姿を見守っています」と親目線でコメントした。

同じく初演からおソノ役として若手キャストを見守ってきた白羽ゆりは、山戸と深田の印象を語った。白羽は「穂乃葉ちゃんは、これまでのキャストの中で1番原作のキキに近い。ダメ出しをされたら向かい合って逃げないところが、穂乃葉ちゃんの成長とキキちゃんの成長と重なる。深田くんは器用だなと思っていたけれど、実は裏でずっと練習していて、そのギャップが可愛らしい」と述べる。深田は、司会から稽古場でいつも最後まで残って自主練をしていることも明かされ、「もっともっともっと。もっとうまくなりたいという気持ちです。それだけです」と照れくさそうに答えた。自身の成長したところを問われた深田は「声が通るようになったのかなあ」と自己分析した。

また劇中でセリフのないフクオ役を務める藤原一裕(ライセンス)は「僕は稽古場に行く回数が少ないのですが、稽古に行くたび、若い2人(山戸と深田)がもともと持っていた気恥ずかしさのようなものが、劇中でのキキとトンボとしての気恥ずかしさにちゃんと変化していくのを見て、若い人ってこんなにすぐ成長するんだと驚いた」と称賛した。

最後に山戸が「2時間半という短い時間ですが、キキとトンボの大きな成長をお届けしたい。最後のキュンキュンするシーンも楽しみにしていただけたらと思います」と呼びかけ、会見を締めくくった。

上演時間は休憩含む2時間30分を予定。東京公演は3月17日まで行われ、その後21日から25日まで大阪・新歌舞伎座公演が行われる。

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