「君子盟」ソン・ウェイロン、“天然探偵”の役作りは「両手でカバンのひもをぎゅっと」
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ソン・ウェイロン(宋威龍)
中国ドラマ「君子盟」の配信とBlu-ray / DVDリリースを記念して、ソン・ウェイロン(宋威龍)のインタビューコメントが到着した。
本作は「皇后的男人(こうごうのおとこ)~紀元(とき)を越えた恋~」のジン・ボーラン(井柏然)と、「家族の名において」のソン・ウェイロンが共演したミステリー時代劇。亡き父の汚名をそそぐため暗躍する官僚・蘭珏(らんかく)と、並外れた推理力を持つ貧しい書生・張屏(ちょうへい)が、連続怪事件を捜査するうちに強い絆で結ばれていくさまが描かれる。
張屏役のソン・ウェイロンいわく出演の決め手は多岐にわたるというが、一番の理由は「作品のテーマとキャラクターに魅力を感じたから」だという。張屏は科挙試験のため都にやって来て麺売りをしているが、実は頭脳明晰な名探偵。“麺神探”(ラーメン名探偵)と呼ばれ、相手の心をのぞける能力“鏡花水月の術”で事件解決の糸口を見出す。朴訥として天然な一面も持つ。
「当初は『IQは高くてもEQはほぼ0』で、頑固でしつこい性格の張屏というキャラクターが、すべての視聴者に好かれるとは限らないと心配していました」と明かすソン・ウェイロン。「徐々に彼のあきらめない性格を好きになってもらえたら」と期待を込め、役作りについては「張屏が体にカバンを掛けているときは、意識して両手でカバンのひもをぎゅっと握るようにして、ちょっと間の抜けた感じを印象付けるようにしました」と言及した。
出会った当初は相容れなかった蘭珏と張屏だが、徐々に絆を深めていく。ソン・ウェイロンは「張屏にとって蘭珏は師であり友であり知己でもある存在」と表現。本作でもっとも印象的なシーンには、雨の中で蘭珏と決裂する場面を挙げ、「このときの張屏は理解できないという気持ち、怒り、受け止められないつらさ、絶望などがないまぜになった心情でいたと思います。そんな多層的な心情を表現しなければならないのはチャレンジでした」と振り返る。
またグオ・チョン(郭丞)演じる張屏の親友・陳籌(ちんちゅう)とのブロマンスも見どころで、「張屏と陳籌のシーンの多くは気楽で楽しい兄弟分2人の日常を描いたものですね。陳籌はずっと無条件に張屏を支えてくれる存在で、印象に残っているシーンはたくさんあります」と語った。
理想とする俳優像を問われると、ソン・ウェイロンは「具体的なイメージはありません」と答えながらも「俳優は1つの型にははまらないものだと思います。脚本によって、キャラクターによって、その都度違う姿を見せるものだと思います」と持論を述べる。そして日本のファンに向けて「皆さんもぜひ張屏と同じように熱愛する物事を守り続け、純粋な心を持ち続けてください。皆さんの生活が幸せで、楽しく勉強や仕事ができますように!」と語りかけた。
「君子盟」はU-NEXTで独占配信中。Blu-ray / DVD SET1、SET2も販売されている。
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