「ちびまる子ちゃん」まる子役のTARAKO死去、共演者より追悼の声
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アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役で知られる声優・TARAKOが3月4日未明に死去した。63歳だった。
群馬県出身のTARAKOは、1990年1月7日の「ちびまる子ちゃん」放送初回から34年間にわたり、まる子役を担当。シンガーソングライターやナレーターとしても活動してきた。所属事務所は公式サイトで「今年に入り病と闘いながら仕事をしておりましたが、容体が急変して亡くなりました」と発表。葬儀は近親者ですでに執り行われており、後日お別れの会を開くことが検討されている。
TARAKOが「ちびまる子ちゃん」に参加した最後のエピソード“「まる子、水の味がわかる?」の巻”は、3月24日の1時間放送の中で流れる。このエピソードを除き、3月10日以降、当面の間は過去作がオンエアされる。「ちびまる子ちゃん」を放送しているフジテレビは「後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討しているところ」と発表している。「ちびまる子ちゃん」の共演者およびスタッフ一同、事務所のコメントは以下の通り。
TARAKOが参加したアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章は3月22日、後章は4月19日に公開される。
屋良有作(お父さん役)コメント
タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。
つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。
長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私達を牽引して下さいましたね。もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。
タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう! どうか安らかにおやすみ下さい。
一龍斎貞友(お母さん役) コメント
唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。
この喪失感を埋めるすべを見つけられません。
島田敏(おじいちゃん役)コメント
胸つまる 「何だい?まる子」 言えなくて
友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句
佐々木優子(おばあちゃん役)コメント
明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。
でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて…
そこだけは親不孝者だよ、まる子や…
豊嶋真千子(お姉ちゃん役)コメント
大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。
アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。「さよなら」の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。「ありがとう、またね~!」
渡辺菜生子(たまちゃん役)コメント
TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします。
「ちびまる子ちゃん」スタッフ一同 コメント
放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、「ちびまる子ちゃん」そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、“ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした。
最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって「ちびまる子ちゃん」に向き合ってくださいました。
急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった“ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。
TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。
事務所 コメント
TARAKOは2024年3月4日(月)未明、永眠いたしました。
今年に入り病と闘いながら仕事をしておりましたが、容体が急変して亡くなりました。
多くのファンの皆様、関係者の皆様、生前のご厚情に深く感謝致します。
詳細については、個人情報に関する情報の為、公表は控えさせて頂きます。
ご了承下さい。
なお葬儀は近親者のみの家族葬で執り行われました。また、後日お別れの会を執り行うよう検討しております。