Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 大一番で敗れるも、BL東京・森田コーチ「この学びが後半戦に生きる」

大一番で敗れるも、BL東京・森田コーチ「この学びが後半戦に生きる」

スポーツ

ニュース

チケットぴあ

リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京) (C)スエイシナオヨシ

続きを読む

フォトギャラリー(3件)

すべて見る

全勝対決で敗れた翌々日、東芝ブレイブルーパス東京の定例会見が行われた。3月9日・赤城おろしが吹き荒れた熊谷ラグビー場での『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第9節・埼玉ワイルドナイツ戦は首位攻防戦にふさわしく最後までもつれた。10-29で迎えた60分、CTBセタ・タマニバルがシンビン(10分間の一時的退場)で数的不利で勝負ありと思われたが、ここで開き直ったBL東京がラック周りで突進し、反撃に出た。66分LOワーナー・ディアンズ、70分PRタウファ・ラトゥと立て続けに強引にねじ込んで、5点差に迫った。結局、24-36で敗れたが、試合後のトッド・ブラックアダーHCの言葉は「すごく学びの多いゲームだった。プレッシャーの中でどうやって戦うかいい教訓になった。自信になった部分もかなりある。自分たちがさらに良くなっていくことにフォーカスしていきたい」とポジティブだった。

定例会見に出席した森田佳寿コーチングコーディネーターも指揮官に同意した。
「パナソニック戦は本当に学びがたくさんあった試合だと感じた。リーグワンが始まって、どのチームも補強して、強度の高いゲームが続いていたが、先週末のパナソニック戦は本当にアームレスリングのような、お互いにプレッシャーを掛け合い、ミスをすればそこに付け込むようなモメンタムの取り合いが本当にひりひりするようなゲームだった。パナソニックの選手たちはモメンタムの取り合い、どうシフトしていくか、どうスコアしていくかという試合の握り方が上手だった。この瞬間がゲームの肝というところでピンポイントで掴みにいく選手、チームの成熟度が素晴らしかった。東芝は敗れたが、後半戦へ向けてすごくポジティブな学びとして生かしていけると思う」

森田CCは今季のディフェンス、アタックをこう評価した。
「今季はディフェンスのところに注力してきた。新しくコーチになったタイ・リーバの働きもそうだし、練習でも多くの時間をディフェンスに費やすように見直した。昨季被トライ数は16試合で52トライだった。今季はパナソニック戦の前の8試合が経過したところで21トライという数字を見ても、選手のフィーリングを見ても、うまくできていると思う。
アタックでも昨季はセットピースのラインアウト、スクラムからのトライが多かったが、今季はアンストラクチャーやターンオーバー、キックオフカウンター、タップキックなど、さまざまな形でトライを取れるようになった。ラインアウトからのトライが減っているが、ラインアウトとスクラム以外のトライが増えてきて、ポジティブに捉えている。ディフェンスが良くなっているので、自信を持ってキックを使える、相手にボールを渡せると好感触を得ている」

FL/No8リーチ マイケルをはじめ、LOジェイコブ・ピアス、WTBジョネ・ナイカブラ&濱田将暉らケガ人の状況を問われると。
「そう遠くない内にみんな戻ってくる予定。早く戻ってきてほしいが、同時にチャンスを得た選手も成長している。LOやルースFWにしても、これまでベンチスタートでパナソニック戦では先発した森勇登もいい働きをしているので、どんどんチームの層が厚くなっていることをポジティブに捉えている」

森田CCは世界最高峰のSOであるリッチー・モウンガのラグビーに取り組む姿勢を絶賛した。
「彼は技術や能力はもちろん、勝利に貪欲。ラグビーの準備、戦術的な準備でコーチは選手の負荷をできるだけ取り除いてあげたいと思っているが、彼は『来週のゲームプランを知りたい』と月曜にコンタクトしてくる。オフを犠牲にするのを厭わず、ズームでミーティングをしたりする。戦術には素晴らしいアイデアとチームメイトが簡単に実行できるバランスが必要だが、そこも長けている。周りの選手がシンプルに実行できるように整理し、クリエティブなプレーをしてくれている」

また、同日は荒岡義和代表取締役社長も登壇。埼玉WK戦の集客について言及した。
「全部勝っていたので、やっぱり負けるのは悔しいなと改めて感じた。素晴らしいゲームをしてくれて、ブレイブルーパスも力がついたなと実感したゲームだった。観客数は1万3389人と発表されたが、私は少ないと感じた。一昨日のカードならば1万後半から2万くらいいくかなと思ったが、ラグビーのマーケットとして厳しい現実を見せられた思い。トップ同士の対決でもこれくらいなのだと現実を見せられたので、事業としてがんばっていかないとと思いを新たにさせられたゲームだった」

首位攻防戦で教訓を得たBL東京は今週末どんな姿を見せるのか。『NTTリーグワン2023-24』第10節・BL東京×相模原DBは3月17日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。

東芝ブレイブルーパス東京対三菱重工相模原ダイナボアーズ NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 DIVISION 1のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2407237&rlsCd=005&lotRlsCd=

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

フォトギャラリー(3件)

すべて見る