美しくも歪んだ獄中夫婦が物語を激動の渦に!『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』第3話が本日放送
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『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』
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すべて見る『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』がWOWOWで放送・配信中だ。18年前に起きた凄惨な「女子高生両親殺害事件」を小説にしようとする編集者・橋本(演:桐谷健太)や新人作家・沙奈(演:倉科カナ)たちが、取材をする中で事件に秘められた真実に近づいていく物語。原作は真梨幸子による同名小説で、“イヤミスの名手”とも呼ばれる真梨作品だけに、予想を超える衝撃の展開が話題となっている。本日放送の第3話は全5話のうちのちょうど折り返し地点だが、物語を大きく動かし始めるのが、死刑囚の大渕秀行(演:橋本良亮)とその妻・礼子(演:蓮佛美沙子)という歪な関係の夫婦だ。
大渕は「女子高生両親殺害事件」の主犯格として服役中の死刑囚。当時付き合っていた交際相手の高校生・青田彩也子を洗脳し、彼女の両親を殺害した罪で死刑が確定した。彼と関係のあった人間の証言では、若い頃から狡猾で、相手を巧みに利用し、幼い頃から殺人を犯すことも厭わない残忍な人間だというが……。一方の礼子は、法廷画家として大渕の裁判を傍聴したことがきっかけで、大渕と獄中結婚。エリートの一家に育つも家族から孤立し、半ば家族に復讐するかたちで結婚し家を飛び出した。常に疎外感を感じており、大渕の存在に依存するようになり、洗脳されていく。
物語が動くきっかけになるのは、独房にいる大渕が“ある情報”を入手したこと。その“情報”に驚きを見せた彼は、突然無実を訴え再審請求を求め始めるのだ。とはいえ自由に動くことができない大渕は、面会室のガラス越しにツンとデレの対応を繰り返しながら妻・礼子を洗脳し、思うように動かせるコマに仕立てあげていく。社会にも家族にも居場所のない礼子は大渕に捨てられる恐怖から再審請求のための金策に走り出すのだが、事件を探る橋本や沙奈も知らないこの夫婦の行動が、物語終盤のさらなる衝撃展開につながっていく。
何を考えているかまったく分からないサイコパス然とした大渕を演じた橋本良亮は、本作のために約13kgの減量を行ったうえで役に対峙。回想シーンも含め高校生から30代後半までを怪しく演じ分けている。一方、礼子役の蓮佛美沙子も不安定で鬱屈とした礼子の心情を見事に体現。これまでに見せたことのないような苦悶の表情も印象的で、本人も「卑屈な感情に支配されて相手の台詞が聞こえなくなったり、役を通して出会った初めての感覚はとても苦しく、同時に役者としてとても幸せな時間だった」と本作にかけた想いを語っている。
大渕が入手した“情報”の内容とは? そして、美しくも歪んだ夫婦は物語にどんな影響を及ぼすのか? 橋本や蓮佛の衝撃的な演技とともに、激動の第3話をチェックしてみてはいかがだろうか。また、WOWOWオンデマンドとWOWOWのYouTubeチャンネルでは第1話を無料配信中。1話を見逃した方、見直したい方は必見だ。
WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』
毎週日曜午後10時 【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送中
【WOWOWオンデマンド】第1話無料配信中
https://wod.wowow.co.jp/program/172028
出演:桐谷健太
倉科カナ 橋本良亮 床嶋佳子 工藤美桜 七五三掛龍也
西村元貴/宮崎美子 渡辺真起子 蓮佛美沙子 斉藤由貴
原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)
監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)
脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)
音楽:やまだ豊、南方裕里衣
プロデューサー:村松亜樹(WOWOW)、橋本芙美(共同テレビ)、関本純一(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
製作著作:WOWOW
公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/akaiyane/
真梨幸子・原作「連続ドラマW 5人のジュンコ」:
https://wod.wowow.co.jp/program/M10745
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