Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 大の里、荒れる春場所で破竹の6連勝! 勧進大相撲でも主役に!?

大の里、荒れる春場所で破竹の6連勝! 勧進大相撲でも主役に!?

スポーツ

ニュース

チケットぴあ

大の里 (C)日本相撲協会

続きを読む

将来が楽しみな若武者だ。『令和六年 大相撲 三月場所』で新入幕の尊富士とともに勝ちっぱなしの大の里の話である。『三月場所』はまだ中日すら迎えていないのに先場所復活優勝を遂げた横綱・照ノ富士はすでに4敗、大関の豊昇龍、貴景勝、琴ノ若も2敗、霧島に至っては4連敗発進と“荒れる春場所”となっている。そんな中、初土俵から5場所目となる『一月場所』で11勝4敗・敢闘賞を受賞した新星が、今場所さらなる進化を見せている。

初日・大の里は胸を合わせた状態から剣翔をじりじり土俵外へ追いやると、2日目・豪ノ山を鋭い出足から一気に寄り切り、3日目には同学年の平戸海の鋭い踏み込みに後手に回り、右を差せなかったものの左をおっつけ192cm、183kgの巨躯を密着させて構わず前進する規格外の相撲を披露した。4日目・目の覚めるような立ち合いから強烈な右かち上げで幕内最軽量の翠富士を一気に押し出すと、両親が観戦に訪れた5日目は残念ながら不戦勝。そして6日目・土俵際で叩き込みを狙う明生に突っ込みすぎず、落ち着いて押し出した。ちょうど1年前大学を卒業したざんばら髪の新鋭は立ち合いと詰めの甘さという先場所の課題を早速クリアしているのだ。2年連続アマチュア横綱、恐るべしである。

大の里の活躍は、さぞや地元・石川県を勇気付けていることだろう。2月6日には石川出身の遠藤、十両・輝、竹縄親方とともに能登半島地震に見舞われた石川県を慰問。石川県庁を訪れて馳浩知事に義援金目録を手渡すと、その後4か所の避難所を慰問。内灘町の避難所で大の里は祖父と約1年ぶりの再会を果たし支援物資を手渡した。精力的に避難所を回った大の里は「みなさんが応援してくれているので、次の『大阪場所』もがんばって明るい話題を届けたい」と決意を新たにしたのだった。

1か月後の4月16日(火)には『令和六年 能登半島地震復興支援 勧進大相撲』も実施される。『勧進大相撲』が行われるのは、1962年に第2次世界大戦の大阪大空襲でほぼ焼失した四天王寺の復興のために行われて以来62年ぶり。

内容は横綱土俵入りをはじめ、幕内取組十番やOB戦、初っ切りに歌謡ショーなどを予定している。エントランスではお出迎えし、力士と触れ合うとともに募金活動も行う。集まった募金はもちろん、入場券の売り上げも全額、被災地支援の義援金として寄付するとのこと。地元の復興支援となる『勧進大相撲』では大の里の出番も必然的に多くなるだろう。本場所と異なり、23歳の若者らしい素顔が垣間見えるのも楽しみである。

『令和六年 能登半島地震復興支援 勧進大相撲』は4月16日(火)・両国国技館にて開催。チケットは3月17日(日)一般発売。

能登半島地震復興支援・勧進大相撲のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2449757