TOBE初コンサートで三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.らが熱演「俺たちも会いたかった」
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「to HEROes ~TOBE 1st Super Live~」の様子。 (c)TOBE Co.,Ltd.
TOBE所属の全アーティストによる初のコンサート「to HEROes ~TOBE 1st Super Live~」が3月14日から17日にかけて4日間にわたり開催。三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、大東立樹が出演した。昨年3月21日に設立され、まもなく1周年を迎えるTOBE。「この時代に生きる全員が『主役』であり、全員が『HERO』になれるように」という思いが込められた公演タイトルのもと、東京ドームのステージに立った各アーティストはそれぞれの個性を観客に見せつけた。この記事では最終日17日の模様をレポートする。
それぞれの個性が爆発したオープニング
ライブの前半ではTOBE所属アーティストが入れ替わりで登場し、それぞれの世界観をアピールするパフォーマンスを次々と披露した。トップバッターを飾ったのはIMP.。グループカラーのピンク色の衣装で現れた7人は「CRUISIN'」と「SWITCHing」でライブの幕開けを華々しく彩った。北山宏光は「JOKER」を歌いながら大型バイクで登場し、「行くぞ、東京!」とシャウト。8人のダンサーを従えて「乱心-RANSHIN-」をアグレッシブにパフォーマンスした。観客のすさまじい歓声を浴びながら、北山はこの日のライブの様子がPrime Videoで生配信されていることに触れ「こっから世界につながってるぞ! 最後まで一緒に楽しもうね」と笑顔を見せた。
続いて登場した三宅健は「BOY」をしっとりと歌い、チルなムードへと会場の空気を変化させる。「Ready To Dance」で軽やかなダンスとラップを披露してオーディエンスを惹きつけた三宅は「楽しんでいきましょう!」と客席に呼びかけた。高々と宙吊りになったステージに現れたのはNumber_i。黒い衣装に身を包んだ平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人は「FUJI」をヘヴィに聞かせ、観客のテンションを高める。神宮寺は「全世界で配信されています! 皆さんと一緒にこの時間を共有できているのがうれしいです」と喜んだ。
「僕たちにも新しい後輩ができたじゃないですか」という神宮寺の紹介で登場したのは、TOBEのTRAINEE(研修生)による新ユニット・wink first。ポーズを決めてせり上がりで登場した5人の初々しい挨拶に3人は目を細め「ポージングも様になってきたね!」「楽しみだね」と励ましの声をかけた。5人は挨拶に続きオリジナル曲「キャンディ」を歌唱。フレッシュな歌声とダンスをドームの観客にお披露目した。
コラボダンスでドーム沸かせる
大東とwink first、TRAINEEたちによるダンスパフォーマンスに続いては再び各アーティストのコーナーへと移った。IMP.は「FLOW」「I Got It」「IMP.」をクールに披露したのち、「SHAKE ME UP」で花道を練り歩いて会場中のファンとコミュニケーション。ラストは「ROCKIN' PARTY」の激しいダンスで締めくくった。
アリーナに現れ、通路を歩きながら和やかなトークを繰り広げた北山はスタンドマイクに向かって「赤い夜に」を甘く歌い上げ、「BET」ではしなやかなダンスで魅せる。その後は自身が主演を務めるテレビ東京系連続ドラマ「君が獣になる前に」の主題歌となるヘビーな新曲「THE BEAST」を初披露。シングル「乱心-RANSHIN- / JOKER」のカップリング「NE:∅ era」も歌い、激しいシャウトで観客を圧倒した。
柔らかなピアノの音色とともにセンターステージに登場した大東は、バラードナンバー「消えないメロディー」を歌唱。柔らかな歌声でオーディエンスを感動に導いた。その後は出演者たちのコラボレーションによるダンスコーナーへ。グループの垣根を超えた組み合わせで、それぞれ異なる世界が繰り広げられた。
チャリティソングはNumber_iが作詞
そして出演者たちはアリーナ後方に設けられたリフターに登り、能登半島地震の被災地支援プロジェクトチャリティソングの「Be on Your side」を丁寧に歌い上げる。この曲の作詞はNumber_iの3人が手がけたとのこと。平野は「たくさんの人に届き、多くの人が夢や笑顔にあふれた日々を送れるように願っています」と、曲に込めた思いを語った。
ステージに残った北山とIMP.の7人は、先輩後輩同士の仲の良さを感じさせるMCを繰り広げた。4日間にわたるコンサートの最終日を迎え、基俊介が「今日は一段と……」と心境を語ると、北山は「メイクが濃い? 今日いつもより盛ってない?(笑)」とイジって笑いを誘う。さらに北山は開演前に彼らが円陣を組んでいたことを振り返り「仲いいよね、俺も入れて?」と、7人に頼み込んでいた。
後輩たちのトークに続いてステージに登場した三宅はユニークな歌詞の「mydoll」、そして「iDOLING」で大人の色気を存分に湛えたパフォーマンスを繰り広げる。MCでは「ようこそ『to HEROes』に!すごい景色だな、本当にきれい」とペンライトに照らされたドームの客席を見渡し「今日一番会いたい人に会えて幸せですか? ずっと会いたかったよね。俺たちも会いたかったよ」と呼びかけ、「I'm good」と「ジェットコースター」を笑顔でパフォーマンスした。
本編最後に登場したのはNumber_i。カジュアルな衣装で現れた3人は「Blow Your Cover」を妖艶に披露してオーディエンスを魅了。ミラーボールに照らされながらセンターステージで「Rain or Shine」を歌うと、「Is it me?」はスツールを用いてパフォーマンスするなど、表現力豊かなステージを繰り広げた。「Midnight City」を観客と大合唱したあとはラストナンバー「GOAT」へ。3人の圧巻のパフォーマンスで、ドーム内はこの日一番の熱狂に包まれた。
有明アリーナで再会へ
エンディングではIMP.が「CRUISIN'」、北山が「乱心-RANSHIN-」、三宅が「Ready To Dance」、Number_iが「GOAT」を、アリーナ外周を回るフロートから歌唱。出演者を代表し北山が「この感謝の気持ち、世界にも伝わっているでしょうか?」と観客に謝辞を述べる。さらに「僕たちは新たな一歩を踏み出したわけですけど、ここでもう一歩目の発表をしたいなと思います」と、6月に東京・有明アリーナで三宅、北山、Number_i、IMP.の単独コンサートが行われること、今回のコンサートの模様がPrime Videoでアーカイブ配信されることを発表。ファンとの再会を約束し、TOBE初のコンサートは大団円を迎えた。
セットリスト
「to HEROes ~TOBE 1st Super Live~」2024年3月17日 東京ドーム
00. overture
01. CRUISIN' / IMP.
02. SWITCHing / IMP.
03. JOKER / 北山宏光
04. 乱心-RANSHIN- / 北山宏光
05. BOY / 三宅健
06. Ready To Dance / 三宅健
07. FUJI / Number_i
08. CANDY / wink first
09. FLOW / IMP.
10. I Got It / IMP.
11. IMP. / IMP.
12. SHAKE ME UP / IMP.
13. ROCKIN’PARTY / IMP.
14. 赤い夜に / 北山宏光
15. BET / 北山宏光
16. THE BEAST / 北山宏光
17. NE:Ø era / 北山宏光
18. 消えないメロディー / 大東立樹
19. Be on Your side / 三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、大東立樹
20. mydoll / 三宅健
21. iDOLING / 三宅健
22. I'm good / 三宅健
23. ジェットコースター / 三宅健
24. Blow Your Cover / Number_i
25. Rain or Shine / Number_i
26. Is it me? / Number_i
27. Midnight City / Number_i
28. GOAT / Number_i
29. CRUISIN' / IMP.
30. 乱心-RANSHIN- / 北山宏光
31. Ready To Dance / 三宅健
32. GOAT / Number_i