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出演者は設定を知らない?秘密結社Q'X? 新感覚大喜利ライブ『回答者〜赤坂7-2-21の集会〜』が3月24日に上演へ

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(撮影:五月女菜穂)

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大喜利ライブ『回答者〜赤坂7-2-21の集会〜』が3月24日(日)、東京の草月ホールで開催される。

本ライブは、大喜利により物語が進む。笑いの仕事をつくるオンラインコミュニティ「WLUCK(ワラック)」の企画で第1回が昨年6月に行われたが、今回はストーリーレーベル「ノーミーツ」も企画に加わるほか、コントグループ「テニスコート」のメンバーで「画餅」主宰の神谷圭介が脚本・演出を担当する。

本ライブの発案者で、放送作家の長﨑周成は「これまで僕は『AUN~コンビ大喜利王決定戦~』や『百喜利』といった大喜利の企画を作ってきたのですが、それとは別の形で、俳優さんと大喜利を掛け合わせて、物語の中で大喜利が解かれていくと面白いのではと思ったことが企画の出発点でした」と話す。第1回のライブについては「演者さんには100%の力を出していただいた」としつつも「僕個人としてはまだ“正解”ではないかなと思っていた」という。

そんな中、ノーミーツ主宰の広屋佑規が第1回のライブを観ていた。広屋も「見終わったあとに、周成くんと感想戦をしたんですよね。面白かったけど、もっとできることがありそうだねと。まだ第一歩という感じがあったので、もっと世界観や設定、物語が膨らんだら面白そうだねと」と振り返る。そして、「僕たちノーミーツは、お客さんがその場にいる意味合いをつけたり、配信でも劇場でも楽しいものにしたり、新しい演劇の見方を作ることに挑戦してきたチームなので、僕たちが『回答者』の企画に入ることでもっと面白いものにできるかもしれないと。そこから第2回に向けて動き出しました」。

今回は、秘密結社Q’X(キュー)を名乗る組織が集会を開き、その集会の参加者を募集しているという設定。公式X(旧Twitter)の鍵つきアカウント(@KAITOUSHA)で観客に情報を発信しているが、出演者は前回同様何も知らない状態で、鍵つきアカウントのフォローさえも許されていない。「お客さんは僕らと“共犯関係”になって、一緒に芸人さんを待ち構える仕掛け人のような立場になってもらいます。前回と違い、お客さんに設定を与えることで、より物語の味わい方や世界観の広がり方が楽しめると思います」と広屋は話す。

長﨑と広屋はともに1991年生まれ。同い年のクリエイターとして互いをどう見ているのか尋ねると、長﨑は「引き出しの数が自分とは全然違いますね。ノーミーツとしていろいろな知見があるからこそ、自分にはない方向の意見やアイデア、アドバイスが出てくる。いい感じに凸(デコ)と凹(ボコ)になっている」といい、広屋は「やっぱり放送作家さんだから、1発のアイデアの面白さがあるんですよね。例えば今回の『回答者』の副題として住所を載せたら面白いのでは?と言ったのは周成くん。僕だと絶対出せないアイデアですよ」。

観客へのメッセージを求めると、長﨑は「これは大喜利ライブなんですよ。ですが、体験として残る大喜利ライブになっていると思います。大喜利を見たニヤニヤと“共犯者”としてのニヤニヤの両方を感じてもらえるはず。お笑いや大喜利、ちょっと変なものに“触ってみたい”と思っている人にはぜひ足を運んでほしいです」。広屋は「Q'Xは回答に救いを求める人たちが集まる集会。日頃辛いことがある人、大変なことがある人は、Q'Xの集会に集まっていただければ、日頃の思いが吹き飛ぶ可能性があります。また、Q'Xを主宰する「紙袋をかぶった謎の男」は芸人界一悩める男が務めるので、彼と一緒にQ'Xを楽しめるといいと思います」と語った。

取材・文・撮影:五月女菜穂

<公演情報>
大喜利ライブ「回答者~赤坂7−2−21の集会~」

公演日程:2024年3月24日(日)
会場:草月ホール(東京都港区赤坂7丁目2−21)
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/kaitousha2/

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