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“世界の”山崎貴を神木隆之介らが祝福、スピルバーグの家には一番くじのA賞

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「ゴジラ-1.0」アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶の様子。左から青木崇高、吉岡秀隆、神木隆之介、山崎貴、浜辺美波、佐々木蔵之介。

映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のアカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶が本日3月20日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャストの神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、監督の山崎貴が登壇した。

第96回アカデミー賞で日本映画として初めて視覚効果賞を獲得した本作は、すべてを失った戦後日本を舞台にした物語。神木が戦争から生還するも両親を失った敷島浩一、浜辺が敷島と出会う大石典子を演じた。

全国348館で生中継された本イベント。神木の音頭で「世界の貴、おめでとー」とキャスト、観客から祝福された山崎はオスカー像を握りながら「まさかこんな結果が待っていようとは思っていなかった。必死にみんなでいいものを作ろうと思ってやっていたら、思いがけない場所に連れて行ってくれました」と受賞を喜び、「(オスカーを)もらった瞬間は頭が沸騰しそうでした」と当時の心境を明かす。

神木も受賞時を振り返り「おめでとーって一気に連絡が来て。一番最初に来たのは山田裕貴! 中島健人からも『おめでとう、ヤバいね!』って来て。会う方会う方におめでとうって言っていただいています」と笑みをこぼす。浜辺が「リアルタイムで授賞式を追っていて、本当にびっくりして。監督が五分五分って言っていたので、大人の方が言うっていうことは受賞の可能性は20%ぐらいなのかな?と思っていたんです」と言うと、山崎から「そんなことない! 本当に五分五分」とツッコミが入り、会場に笑いが起こった。

吉岡は「(受賞したのを)僕知らなくって。いつも行くコンビニのレジのおばさんが『やりましたね! オスカー』って言うんで、『獲ったんですか!? 本当ですか!?』って。慌てて監督にショートメールを送りました(笑)」と思い返し、新幹線乗車中に受賞を知った佐々木は「幸せな新幹線タイムでした」とほほえむ。青木は「ブラジルに行ったんですが、ホテルの従業員の方がオリジナルのゴジラTシャツを着て迎えてくれて。それぐらい世界が沸騰してますよ!」と海外での人気を伝えた。

イベント中盤にはキャストが山崎に聞きたいことを尋ねる囲み取材のコーナーを実施。佐々木が「人から『オスカーって賞金もらえるの?』って聞かれて、『いや、ないんちゃう』って言っているんですが、実際はどうなんですか?」と問うと、山崎は「オスカーを獲らなかった人たちは数百万円分ぐらいのお土産がもらえるらしいんです。僕が聞いた話なのでガセかもしれないんですけど」と回答する。続いて、青木からは「スピーチは前もって考えてたんですか?」という質問が。山崎は「事前に書くぐらいは期待していました。いっぱい書き直したんですが時間がなくて通しで読んでなかったんです。そしたら字が汚くて、壇上に上がったら読めなくて(笑)。『あと45秒で音楽が鳴るから』って横で言われて。でもみんなめちゃくちゃ優しかったです」と裏話を明かした。

またスティーヴン・スピルバーグが「ゴジラ-1.0」を3度観たという話題が出ると、山崎は「自宅のシアター、IMAX、Dolby Cinemaで観たそうなんです。(対面した際)ゴジラを持っていたんですけど、超欲しそうに見てるんですよ。『それどこで買えるの?』って聞くんで、『一番くじなので買えないんですよ』って説明して(笑)。『要ります?』って聞いたら、『くれるの?』って言われたので、スピルバーグの家にはA賞があります」と話し、会場を沸かせる。

最後に神木は「『ゴジラ-1.0』を多くの方に観ていただけたんだなって実感しています。これから観るよって方は純粋に楽しんでいただければうれしいです」と挨拶。山崎は「『ゴジラ-1.0』を好きになっていただきありがとうございました」と感謝し、イベントの幕を引いた。

「ゴジラ-1.0」は全国で上映中。

(c)2023 TOHO CO., LTD.