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東京SGが昨季3決の借りを返すのか? 横浜EがPO争いに踏みとどまるのか?

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齋藤直人(東京サンゴリアス) (C)JRLO

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前節、スリリングな好ゲームを繰り広げた両チームが激突する。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第11節で東京サンゴリアスと横浜キヤノンイーグルスが対峙するのだ。第10節・トヨタヴェルブリッツから奇跡的な逆転勝利をマークした東京SGは8勝2敗・勝点38の3位。前節・クボタスピアーズ船橋・東京ベイに大逆転劇を許した横浜Eは6勝4敗・勝点29の5位。直接対決で敗れた4位コベルコ神戸スティーラーズと同じ勝点で並んでいる。

それにしても、3月16日・豊田スタジアムでのトヨタV×東京SGは神がかっていた。前半を10-24のビハインドで終えて、後半早々にニュージーランド代表125キャップのSHアーロン・スミスにトライを献上し、東京SGは21点差まで広げられるも、ここからギアを上げた。51分、ラインアウトモールからHO堀越康介主将がインゴールに雪崩れ込むと、その5分後にLOハリー・ホッキングスが17フェーズの猛攻の末にトライをズバリ。62分にNo8シオネ・ラベマイがパワフルな突破で中央を切り裂くと、66分には急遽先発に回ったSO髙本幹也がPGを通してついに32-31と逆転。しかし、本当のドラマは残り1分に起こった。

79分、トヨタVは敵陣10mライン、左サイドのシビアな角度からショットを選択。オールブラックス123キャップを誇るSOボーデン・バレットのPGはピンポイントでポストを直撃、途中出場のWTB山口修平がこぼれ球を確保して劇的トライとなった。まさかの逆転シーンにリーグ戦最多入場者数3万4568人を飲み込んだ豊田スタジアムは爆発した。

しかし、残り5秒東京SGボールのキックオフでホッキングスが猛ダッシュからジャンプ、何とかボールを確保すると、じりじりと前へ出る。82分相手の危険なタックルで数的有利になると、一気にゴール前へ。近場に右に左と揺さぶりながら、85分インゴールまで残り5mの位置でのマイボールスクラムからペナルティを得ると、SH齋藤直人がパスダミーから自らインゴールへ侵入。髙本のGでドラマチックな死闘は39-38でその幕を閉じたのだった。

この日の東京SGはNZ代表95キャップのFLサム・ケインと南アフリカ代表31キャップのWTBチェスリン・コルビをケガで欠き、アルゼンチン代表104キャップのSOニコラス・サンチェスが急遽メンバーから外れるアクシデントも乗り越えたのだった。試合後、田中澄憲監督は「これがサンゴリアスのカルチャーです」と胸を張った。

一方、横浜Eは3月15日・秩父宮ラグビー場で悔しい逆転負けを喫した。2分、S東京ベイがPGで先制したが、横浜Eは強気にトライ狙い。10分WTB竹澤正祥が体幹の強さを見せてトライを奪うと、20分にS東京ベイはトライアウトモールで返す。ならばと33分、SO田村優がディフェンスラインの裏へふわりと超えるパントキック一閃、CTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグが走り込んでトライ。37分に相手のNo8が20分レッドカードを受けると、横浜Eは一気に畳み掛けた。前半終了間際と後半立ち上がりにWTBヴィリアメ・タカヤワが連続トライ、田村のGも3本連続で成功して26-8とゲームを完全に支配した。

しかし、59分に同数に戻ると、S東京ベイの逆襲がスタート。64分に1本返されると、76分にはFLコーバス・ファンダイクがイエローカードで10分間の一時的退場に。すると1分後にドライビングモールを決められて、79分には逆転トライを許して、ジ・エンド。26-29で痛い星を落としたのだった。

結果的にショットで加点せずにトライ狙いが仇となった横浜Eだが、試合後の沢木敬介監督が「ボーナスポイントを取りにいける状況でそういう選択をしたことはいい判断だったと思う」と選手たちの決断を尊重すれば、トライを狙い続けたCTB梶村祐介主将も「敵陣に入ったらボールを持ちたいという話はしていた。確かにショットを狙おうかというタイミングもあったが、敵陣でプレーできたらスコアを取れる自信があった」と揺るがなかった。

『ジャパンラグビー リーグワン』以降の両チームの通算対戦成績は東京SGの9勝1敗。東京SGが大きく勝ち越しているが、横浜Eの1勝は直近の『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント3位決定戦でのこと。準決勝敗退にもモチベーションを切らさなかった横浜Eが26-20で東京SG戦初勝利と史上最高位の3位を手繰り寄せたのだった。

両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【東京SG】
1小林賢太、2堀越康介、3垣永真之介、4サム・ジェフリーズ、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7山本凱、8ツイ ヘンドリック、9流大、10髙本幹也、11チェスリン・コルビ、12中村亮土、13イザヤ・プニヴァイ、14尾﨑晟也、15松島幸太朗、16宮﨑達也、17森川由起乙、18中野幹、19トレヴァ・ホゼア、20シオネ・ラベマイ、21桶谷宗汰、22齋藤直人、23尾﨑泰雅

【横浜E】
1岡部崇人、2中村駿太、3祝原涼介、4リアキマタギ・モリ、5マシュー・フィリップ、6コーバス・ファンダイク、7嶋田直人、8アマナキ・レレイ・マフィ、9天野寿紀、10田村優、11竹澤正祥、12梶村祐介、13ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ、14ヴィリアメ・タカヤワ、15小倉順平、16庭井祐輔、17安昌豪、18杉本達郎、19マックス・ダグラス、20シオネ・ハラシリ、21荒井康植、22エスピー・マレー、23イノケ・ブルア

果たして、東京SGが3決の借りを返すのか、横浜EがPO争いに踏みとどまるのか。『NTTリーグワン2023-24』第11節・東京SG×横浜Eは3月23日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日は先着1万名に「サンゴリアス アルミタンブラー」をプレゼント。チケット発売中。

東京サンゴリアス対横浜キヤノンイーグルス NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 DIVISION 1のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2404119&rlsCd=006&lotRlsCd=

NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

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