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往年のヒット曲の豪華共演! 『音市音座』イベントレポート

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『音市音座 2024』3月17日(日) 愛知・日本ガイシホール

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幅広い世代が楽しめる音楽イベントとして、2010年から名古屋でスタートした『音市音座』。無観客配信ライブや休止期間を経ながらも、今年で12回目の開催を迎える。

メインステージでは、ホストバンドであるスターダスト☆レビューが、ゲストアーティストを迎え名曲の数々を披露する夢のコラボレーションライブを披露。大人に向けた楽曲コンセプトだけでなく、今後の活躍が期待されるアーティストが登場するSHOWCASE STAGEの設置や、『食市食座』と題したキッチンカーブースなど、新しい形の総合エンターテイメントフェスとして進化を続けているイベントだ。

3月16日・17日に日本ガイシホールで行われた、濃厚な2日間のレポートをお届けする。

1日目のオープニングアクトを任されたのは、地元の名古屋南高等学校吹奏楽部。なんと会場の隣に位置することが縁での出演だ。初日のオープニングアクトでありながら、すでに観客席には多くのファンが詰めかけ、フレッシュな演奏に温かい拍手が贈られた。

スターダスト☆レビュー

満を持してスターダスト☆レビューが登場したあとには、次々とゲストをステージへと呼びパフォーマンスを繰り広げる。1組目は吉田山田。スターダスト☆レビューの貫禄のある演奏に背中を預けながら、ふたりは伸び伸びと歌う。

大黒摩季は「ミラーボールですよ~!」と煌びやかな衣装で姿を現し、歳を重ねても衰えることを知らないソウルフルな歌声で会場のボルテージを上げていく。そして最後は森高千里。キュートな出で立ちで会場の視線を惹きつけ、今も変わらないパフォーマンスで魅了した。

森高千里×スターダスト☆レビュー

イベント中盤では、バンドアクトとして沖縄県出身のアーティストが2組登場する。ORANGE RANGEは「普段とは違って、今日は1番年下の下っ端になります」と緊張の色を覗かせてはいたが、タオル回しやコール&レスポンスを観客に促し、盛り上げ役として会場をひとつにしていく。

ORANGE RANGE

続くBEGINは三線の音色で沖縄の情景を描きながら、ゆったりとした独特な空気感で包み込む。「かりゆしの夜」ではカチャーシーを観客と踊り、どんどん加速していくテンポに合わせて熱気は一段と上がっていった。

BEGIN

再び休憩を挟み、いよいよイベントはクライマックスへ。音市音座の醍醐味であるコラボレーションライブがスタートする。『夜のヒットスタ☆レビ』と題し、かつての某音楽番組のようにアーティスト紹介を入れつつ、出演者が続々とヒット曲を披露する構成だ。

まずはスターダスト☆レビューが『夢伝説』『木蘭の涙』を披露。その後も吉田山田「日々」、ORANGE RANGE「以心電信」、大黒摩季「ら・ら・ら」、森高千里「私がオバさんになっても」と呼びこまれたアーティストが豪華ヒット曲を披露していく。

大黒摩季×吉田山田

そして本編ラストは、出演者全員がステージに揃いスターダスト☆レビュー「今夜だけきっと」。大合唱が広がった。当然巻き起こるアンコールでは、根本は『音市音座』最多出場で2023年末に急逝したKANへの想いを語る。

「今日もアイツはここへ来てくれていると思います。大親友のKANに向けて!」とラストナンバーは「愛は勝つ」。出演者と手を繋ぎ深く礼をして「今年も会えて嬉しかったです。ありがとう!」と感謝の気持ちを伝え、初日のステージを後にした。

晴天だった初日に対し、2日目は「もしかして雨?」と心配になる曇り空。今日もオープニングアクトの演奏の前に、スターダスト☆レビューの根本より今公演の趣旨説明が行われる。

「12回目を迎えた『音市音座』。ガイシホールがある南区の皆さんと一緒に作っていこう、ということで前回からキッチンカーも来てますし、今回はオープニングアクトも地元の皆さんです。昨日はホールの隣の名古屋南高校の吹奏楽部の高校生、今日は南区を活動拠点としている、小学生からシニアまでが在籍するSouth Wind Orchestra。『音市音座』は楽市楽座の考えのもと、音楽を通して活性化させたり、みんなが自由に楽しめたらいいなと思ってます。ゆっくりと皆さん自身の楽しみ方で過ごしてほしいです!」

地元からやってきたSouth Wind Orchestraに続いて登場するスターダスト☆レビュー。そして初日と同様に、阿部真央から始まるゲストとのコラボレーションステージへ繋いでいく。まずは「貴方の恋人になりたいのです」などをアコースティックギター一本で歌い上げ観衆をうならせつつ、スターダスト☆レビューとのコラボレーションとトークで観客を盛り上げる。

阿部真央×スターダスト☆レビュー

次のゲスト、ゴスペラーズは掛け合い漫才のようなテンポでトークが進む「星屑の街」「ひとり」をアカペラで披露した後、スターダスト☆レビューとのコラボレーション「Charming」、渡辺美里を呼び込む。

今回で4回目の登場となる彼女は変わらぬ歌声で観衆を魅了し、コラボレーションステージ最後となる德永英明へとバトンタッチ。根本が「やっと出てくれることになって、コラボする曲は自分たちからこれをやりたい!って言ったらOKで。選曲がすごいよ!」と披露したのが「レイニー ブルー」「壊れかけのRadio」「I LOVE YOU」の3曲。感謝を込めつつ歌う德永英明と抱き合う根本。とても幸せなコラボレーションステージだった。

ゴスペラーズ

休憩を挟み、バンドアクトの怒髪天がステージに登場。「アツく真っ直ぐでダサくないとロックバンドとは言えない!」と語り、ド迫力の歌と演奏で初見の人も多かったであろう観客を圧倒しテンションを高める。同い年だと言う渡辺美里とのデュエット曲「ハートに火をつけて~シーズン2~」も披露し、同世代の共感を呼ぶ「ザ・リローデッド」を力強く歌い上げ、後半の部へとつなげた。

そして後半戦。「夜のヒットスタ☆レビ」がこの日も開幕する。本編は初日同様にスターダスト☆レビュー「夢伝説」「木蘭の涙」から始まり、ゴスペラーズの「永遠(とわ)に」へと繋いでいく。阿部真央はデビュー当時からの代表曲「I wanna see you」で会場を心地いい空気に包む。根本のギターソロとのなんとも豪華な共演だ。

その後に登場した怒髪天は、「オトナノススメ」で<オトナはサイコー!青春続行!人生を背負って大ハシャギ>と、まさにこの2日間の光景とリンクする楽曲を大合唱。

怒髪天×スターダスト☆レビュー

渡辺美里を呼び込むと、もちろん歌う楽曲は「My Revolution」だ。ステージに上がるアーティストとオーディエンスによるコーラスで、まさに会場がひとつになる。そして最後に呼び込まれるのは德永英明。真摯に丁寧に歌い上げられる今日だけの「夢を信じて」に、会場がこの日一番の幸せな空気に包まれていく。

そして2日目の大トリももちろんスターダスト☆レビュー。德永英明からの曲紹介は「『夢伝説』を一緒に歌いたいとリクエストしたら断られたので(笑)。第2候補の『今夜だけきっと』」と参加アーティスト全員で大合唱。観客も負けじと声を上げテンションは最高潮に。本編を終えた。

アンコールでは1日目と同様に、長年の大親友KANに捧げる「愛は勝つ」。SHOWCASE STAGE出演アーティストも含めての大合唱で、1日目とはまた違った「愛は勝つ」が会場に響き渡った。「音楽を通して幸せになってほしい、音楽が背中を押してくれる、KANはいつも支えてくれた。あいつに届くように!」とステージも客席もひとつになり、2日間にわたる『音市音座』を締めくくった。

大規模会場での2日間開催という規模感だけでなく、豪華でバラエティ豊かなゲストアーティスト、キッチンカーブース『食市食座』の充実、SHOWCASE STAGE出演アーティストも含めた一体感など、よりイベントとしての完成度を高めた感のある今年の『音市音座』。地元吹奏楽団の出演など、この場所で開催しているからこその試みは、将来に繋がっていく予感もありとても印象的だった。次回は日本ガイシホールの改修工事を挟み、2025年以降に開催される予定だ。

オフィシャルサイトでは、セットリストを含めた詳細なイベントレポートも掲載中!

取材:笠原幸乃(3月16日)/ 川口愉生(3月17日)
撮影:新澤和久 / Inokoshi Zenta(Liveyou) / うえむらすばる(Liveyou)

<公演情報>
『音市音座 2024』

3月16日(土)・17日(日) 愛知・日本ガイシホール
開場14:00 / 開演14:00

【出演】
■3月16日(土)
《GAISHI HALL STAGE》
スターダスト☆レビュー / 大黒摩季 / ORANGE RANGE(バンドアクト) / BEGIN(バンドアクト) / 森高千里 / 吉田山田

《SHOWCASE STAGE》
aug.1020 / SunSet Swish / リアクション ザ ブッタ

■3月17日(日)
《GAISHI HALL STAGE》
スターダスト☆レビュー / 阿部真央 / ゴスペラーズ / 德永 英明 / 怒髪天(バンドアクト) / 渡辺美里

《SHOWCASE STAGE》
ウルトラ寿司ふぁいやー / Nagie Lane / ナツノコエ / Neighbors Complain

※德永英明の「英」の正式表記は、草冠の間が空きます。

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