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20周年の中フラがトップスで繰り広げる演劇作品集「ちがう形」

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中野成樹+フランケンズ 演劇作品集「ちがう形」ビジュアル

「中野成樹+フランケンズ 演劇作品集『ちがう形』」が5月22日から26日まで東京・新宿シアタートップスにて上演される。

これは、今年劇団創設20年を迎えた中野成樹+フランケンズによる“演劇作品集”。公演はAプログラムとBプログラムで構成され、Aプログラムには、建築家のル・コルビュジエに想を得て書かれたうさぎストライプ・大池容子作「かがやく都市」と、シェイクスピア「ハムレット」2幕より「EP2(犬の話)」がラインナップ。Bプログラムにはソーントン・ワイルダー「寝台特急ハヤワサ」を原作に2000年に初演した「寝台特急“君のいるところ”号」、2023年に初演されたシニフィエ・小野晃太朗による「キックバック」が披露される。

作品について中野は「『ちがう形』は、演劇作品集です。2つのプログラムで合計4つの作品を上演します。新演出『かがやく都市』、短編『キックバック』、続編『EP2(犬の話)』、代表作『寝台特急“君のいるところ”号』、とバラエティにとんでいますが、やるべきことは1つです。例えば、平らな鉄板に拳を打ち付け、板を少しベコッとさせる。1回、あるいは何回も、打つ、打ち続ける。すると不思議、気づけば元とはちがう形が見えはじめてくる」「だから、今回も諸々をベコベコにしてやろうと。あるいは、モコモコにしてやんよ、と。あるいは、世界を上下左右から眺められるよう、グイーンって引っ張って、回して、ひねって、愛らしくして。そんなことを思い、願っています」とコメントした。チケットは4月6日12:00に販売をスタートする。

中野成樹コメント

劇団創設20周年にあたる節目の公演です。厳密には2023年がその年だったのですが、誤差の1年くらいあってもいいじゃないかと思い、2024年に実施することにしました。思えば10周年の時は、1年前倒しで周年公演をやっていましたし、不正確だからこそここまで続けてこられたのかもしれません。

「ちがう形」は、演劇作品集です。2つのプログラムで合計4つの作品を上演します。新演出「かがやく都市」、短編「キックバック」、続編「EP2(犬の話)」、代表作「寝台特急“君のいるところ”号」、とバラエティにとんでいますが、やるべきことは1つです。

例えば、平らな鉄板に拳を打ち付け、板を少しベコッとさせる。1回、あるいは何回も、打つ、打ち続ける。すると不思議、気づけば元とはちがう形が見えはじめてくる。私は、そのちがった形を眺めることが大好きです。もちろん鉄板と拳とは比喩です。そんなゴリゴリした強者じゃありません、笑。実際は、世界に演劇を打ち続けてきたといった風でしょう。今よ変われ。とにかく変われ。変わった先の良し悪しなんてどうでもいい。今とはちがう形がそこに現れればまずはそれだけでいい。不正確でもいい、ちがう尺度の世界が見たい。前の方がマシなんてことこの世にはないように思います。今とはちがう形にのみ、新しい光があたり新しい影がさします。陽に当たり続ければ干からびるし、ずっと日陰じゃ腐ってしまう。色々な光加減と影を見たい。だから、今回も諸々をベコベコにしてやろうと。あるいは、モコモコにしてやんよ、と。あるいは、世界を上下左右から眺められるよう、グイーンって引っ張って、回して、ひねって、愛らしくして。そんなことを思い、願っています。  

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※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。