文学座「アラビアンナイト」五戸真理枝の演出で“復活”、未就学児入場可の公演も
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「文学座公演『アラビアンナイト』」チラシ外面
「文学座公演『アラビアンナイト』」が、5月4日から18日まで東京・文学座アトリエで上演される。
「アラビアンナイト」は、2002年から2011年まで文学座が行っていた「ファミリーシアター」の第1弾として上演された作品。今回はアトリエ本公演として、五戸真理枝の演出で同作が“復活”する。国中から慕われていた王シャハリヤールは、最愛の妻に裏切られたことをきっかけに毎夜若い娘を妻に迎えては翌朝処刑するという蛮行を繰り返していた。その王様に仕えていた大臣の娘シャハラザードは一計を案じ、自ら王様の妻となることを申し出る。シャハラザードは妹のディーナザードと王様を聞き手に、世にも不思議な物語を夜な夜な語り……。
五戸は「物語の力とは、そして演劇の力とは、一体どこに宿るものなのか。皆で表現の原点についても意見を交わしながら、稽古を進めています。千年以上の時を超え人の心を惹きつけてきた物語。その真の威力を舞台で発揮させたいのです」とコメントしている。
なお5月4日から6日までの3日間は未就学児も入場できるファミリーデイとなり、8日以降の通常公演とは一部内容が異なる。
五戸真理枝コメント
「アラビアンナイト」では“物語”が残忍な王さまから国民を守るための武器になります。一晩ごとに新しい妃を迎え、翌朝にはその首をはねてしまうというシャハリヤール王。
そんな王さまの心を動かしてやろうじゃないか!というシャハラザードの心意気を座組み全員で共有し、物語を語っていきます。
物語の力とは、そして演劇の力とは、一体どこに宿るものなのか。皆で表現の原点についても意見を交わしながら、稽古を進めています。千年以上の時を超え人の心を惹きつけてきた物語。その真の威力を舞台で発揮させたいのです。
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