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韓国発のオリジナルミュージカル『RUN TO YOU』、日本版として初上演へ

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(撮影:JANG SUNG YONG)

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ソン・ジェジュンが手掛けた、韓国発のオリジナルミュージカル『RUN TO YOU』。これまで韓国人キャストによる上演を重ねてきた本作が、この度、田尾下哲の演出のもと、越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)、寺西拓人、吉高志音、遥海ら出演で上演されることになった。

本作は、HIPHOPに情熱を燃やす若者たちの青春群像劇。“K-POP界の悪ガキ”とされ、韓国のHIPHOP界をリードしてきたDJ DOCの音楽のほか、ストリートダンスやコメディ要素も魅力の作品となっている。

今回の上演について、本作の生みの親であるソン・ジェジュンは「『RUN TO YOU』が日本の演出家とキャストによって上演されるのは初めてです。日本のお客さんがどういう形で反応してくれるのか、ドキドキワクワクしています。お客さんには心から楽しんでほしいです」という。出演するキャストについても「まだお会いはできていないのですが、皆さんのプロフィールを拝見して、この作品を自分のものとして表現してくれる方々だと思っています」と信頼を寄せていた。

ソン・ジェジュンにとっての“原点”ともいうべき作品は『RENT』だという。「趣味のレコード集めをしているなかで、たまたま『RENT』のレコードを見つけました。作品の情報を何も知らない状態でしたが、その音楽があまりに衝撃的で。3日間、それだけを聴いて過ごすほどでした」。『RENT』の作詞・作曲・脚本を手掛けたジョナサン・ラーソンが、当時の若者が楽しんで聴ける音楽は何かを考えて作品を作ったことに共感し、自身もそのようなミュージカルを作りたいと思ったそうだ。

「コロナ禍以前は、必ず年に1回ブロードウェイかウエストエンドに行き、3週間ほど滞在して、上演されている作品をすべて観ていました。劇場こそがミュージカルを学べる唯一の場所だと思っていたから」と勉強熱心な一面を明かした、ソン・ジェジュン。コロナ禍以降「学びをストップしている状態で、焦りもある」というが、「その投資を続けてきたからこそ、いい作品を世に出していけると思う」とも。

『RUN TO YOU』をはじめ、韓国発のオリジナルミュージカルが日本で多く上演されるようになった。『RUN TO YOU』は創作時から日本進出を念頭に置いていたわけではないというが「クラブの舞台セットを考えるときに、韓国の弘大(ホンデ)だけでなく、日本の六本木のクラブも参考にしたんですよ」とソン・ジェジュンはいう。ただ「全ては観客がどう捉えるか、どう感じるか。(韓国発かどうかといった)線引きは意味がないと思っています」。ソン・ジェジュン自身が「自分をいつも興奮させ、ワクワクさせてくれる」と胸を張る本作、ぜひお見逃しなく。

2024年8月31日(土)〜9月1日(日)、ウインクあいち(名古屋市)での公演を皮切りに、9月5日(木)〜8日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市)、9月12日(木)〜16日(月・祝) 品川プリンスホテル ステラボール(東京都港区)で上演予定。

取材・文:五月女菜穂

<東京公演>
ミュージカル『RUN TO YOU』

公演期間:2024年9月12日(木)〜 9月16日(月・祝)
会場:品川プリンスホテル ステラボール

ミュージカル『RUN TO YOU』告知画像

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/runtoyou/

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