
王道ラブコメ? それだけじゃない!
『アストロノオト』の魅力を徹底解剖!
オリジナルTVアニメ『アストロノオト』が放送・配信されている。本作は朝食付きのアパート“あすトろ荘"を舞台にしたSFラブコメディで、観れば観るほどにハマるポイントが満載だ。
子どもの頃にアニメに夢中になっていた人も、いまアニメが大好きな人は絶対に夢中になる今春最注目シリーズの魅力に迫る!
王道なのに新しい! オリジナルSFラブコメディが登場

本作の舞台は、現代の東京にある朝食付きの木造アパート“あすトろ荘"。主人公の料理人・宮坂拓己は、就職先を探して“あすトろ荘"を訪れ、大家の美女・豪徳寺ミラにひとめ惚れ!
拓己は、料理が苦手なミラの代わりに朝食を手がける料理人として住み込みで働くことになるが、アパートで暮らすのは謎の老人、筋金入りの無職、酒好きの地下アイドルと個性派揃い。さらに拓己は知らないが、大家のミラは宇宙人で“ある使命”を背負って地球に来ているという。
アパートには強烈な住人だけでなく、スパイロボット、宇宙人も襲来。次々に起こるトラブルと騒動、そして宇宙の行方を左右する壮大なドラマの中で、拓己はミラのハートを射止めることができるのか?

魅力的なキャラクターと、近づきそうで近づかない王道ラブコメディ展開、そして宇宙の命運を左右する“鍵”の行方のドラマも絡む楽しさ全部盛りの新感覚SFラブコメディ。それが『アストロノオト』だ。
総監督を務めるのは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『銀魂』シリーズなど人気作を数多く手がけてきた高松信司。『ツルモク独身寮』や『ショコラ』などでも知られる窪之内英策がキャラクター原案を、短編アニメーションや『ドラゴン、家を買う。』などを手がける春日森春木が監督を務める。
主人公・拓己を斉藤壮馬が演じるほか、ミラを内田真礼が演じ、エンディングテーマ「ココロのカギ」ではデュエットを披露。
そのほか、釘宮理恵、杉田智和、三木眞一郎、小倉唯、諏訪部順一、福山潤らがキャストを務め、地下アイドルの住人・松原照子役の降幡愛は主題歌「ホホエミノオト」も担当する。
誰もがハマる要素がテンコ盛り! 本作の注目ポイント

『アストロノオト』は最初から観ても、初回を見逃してしまって途中の回から観て、配信で振り返っても確実に楽しめる作品だ。
というのも、本作は王道のストーリー展開と、繰り返し楽しめる密度の高い表現が融合した作品だからだ! さらに言うと本作は完全オリジナル作品のため、先がどうなるのかは放送&配信される最新話を観るまではわからない!
そこで見どころ満載の本作の中から注目のポイントをいくつか紹介しよう。
1:絶対に魅了される! 王道ラブコメ

本作の中心にあるのは、主人公・拓己と、ヒロインの大家・ミラの恋の行方
恋に奥手で、ミラのことが気になっては奔走して空回りする拓己と、そんな想いを知ってか知らずか宇宙から地球にやってきて自由な日々を謳歌しているミラ。くっつきそうで、くっつかない、でも確実に距離は近づいている……が、肝心な瞬間には必ず邪魔が入る! 多くの人気アニメ、コミックで観客を魅了してきた“王道ラブコメ”が2024年版にアップデートされて展開。
ラブストーリーではなくラブ“コメディ”なのもポイントで、毎回、予想外の展開が起こり、確実に笑えるのです!
2:個性強過ぎ! 魅力的なキャラクターに注目

“あすトろ荘"の住人たちはとにかくクセ者揃い。最年長の山下さんは先代の大家とも仲良しだったという老人だが、その素性には謎が多く、自称・小説家だという。
1号室で暮らす若林は、筋金入りの無職で、職がないことにプライドを持っているが、なぜかいつもスーツ姿。その息子・蓮は聡明な小学生で好奇心旺盛な行動で“あすトろ荘"をかき回す。
地下アイドルをしている松原照子は自称“エゴサの鬼”。酒好きで、アイドル活動時とはかけ離れた私生活を送っている。さらにこのアパートには、あまりにも住民との交流がないため“住んでいる”ことすら忘れられている住人もいるらしい。
そして、最も個性的なのは、本作のヒロイン豪徳寺ミラだ。大家さんとして暮らしているが、その正体は地球から遠く離れたミボー星の王位継承者で、住人が“ナオスケ”として可愛がっている犬はなんと、ミラと共に地球にやってきた宇宙人らしい。
その他にも回を重ねるごとに新たなキャラクターが続々登場。拓己の“振り回されっぷり”にも注目だ。
3:最終回に向けて熱量アップ! シリーズならではのライブ感

『アストロノオト』は全12話で、途中から観ても楽しめる内容になっているが、ミラが探す“鍵”の行方など、シリーズを通して描かれるエピソードも登場する。
制作は全体のストーリーを決めてから12話に分割するのではなく、1話を制作し、その内容を受けて2話を制作……という連続シリーズのスタイルで行われたそうで、回が進むごとに監督、脚本家だけでなくスタッフからも新たなアイデアが飛び出し、どんどんテンションがあがっていく。
続けて観ることで、初回には予想もしなかったキャラクターの“意外な過去”も登場。そして公式サイトには
「最終回で、全部いただきます。」
の文字が。シリーズならではのライブ感&スピード感で熱量をあげつつ、アッと驚く最終回が描かれることになりそうだ。
誰もが楽しめる作品に! 総監督&監督の想い

本作は新感覚のアニメシリーズでありながら、子ども、大人そろって楽しめる間口の広い作品だ。総監督を務めた高松信司と、監督を務めた春日森春木が声を揃えて言うのは、本作を「誰もが楽しめるアニメにしたい」ということ。
かつてアニメに夢中になっていた人も、現在進行形のアニメファンも魅了する本作に込められた想いとは?
高松 80年代のシリーズアニメのテイスト、ゴールデンタイムのお茶の間で家族そろって男の子も女の子も関係なく一緒に楽しめる、そういう作品を現代にやりたいと思ったんです。そこで浮かんだのが、あの頃、テレビアニメでたくさんやっていた“ラブコメ”でした。
春日森 僕は80年代のテレビアニメを子どもの頃に家で観ていた世代です。でも、実際に作品をつくる上では“現代のラブコメをやる”というイメージでつくりました。
高松 本作は脚本が“送り書き”なんです。最初に全体の長い物語を作ってから切り分けるのではなく、まず1話を作って、「さぁ2話はどうしよう?」と考えて、2話ができたら3話を……という風に作っていきました。そこが面白かったですし、「次週はどんな内容になるんだろう?」というテレビアニメのライブ感が楽しめると思います。
春日森 面白いものはぜんぶ採用! みたいな感じでした(笑)。とにかくキャラクターが面白いので、どうすればこのキャラクターが生きるのかドキドキワクワクしながら考えていきましたし、それがお客さんにちゃんと伝われば、同じようにドキドキワクワクしてもらえると思います。

高松 テレビアニメって「昨日のあれ観た?来週はどうなるんだろうね」って話をしながら楽しんでいたと思うんですよね。
春日森 昔は学校で話していたとおもうんですけど、今はSNSもありますから1話ずつ観ていって、みんなで盛り上がってもらうと楽しめると思います。
高松 僕としてはすべてを作り終えて「ああ!楽しかった!」という感じです。作り手として楽しいことを楽しくやって、結果として楽しいものができた。そんな感覚はあります。
春日森 子どもの頃に好きだったアニメ、家族みんなで観ていたアニメ、みんなで話のできるアニメをいつか自分でもつくりたいと思っていたので、それが実現できてよかったなと思っています!
『アストロノオト』
【放送情報】
TOKYO MX:4月5日(金)22:30~
BS 朝日:4月5日(金)23:00~
KBS 京都:4月5日(金)24:00~
サンテレビ:4月5日(金)24:00~
テレビ北海道:4月9日(火)26:05~
AT-X:4月18日(木)23:30~
毎週(月)11:30 ※リピート放送
毎週(水)17:30 ※リピート放送
琉球朝日放送:4月25日(木)25:20~
【配信情報】
4月5日(金)より毎週金曜 23時00分よりdアニメストアにて最速先行配信 そのほか配信プラットフォームでも順次見放題配信開始
放送・配信情報の詳細はこちら
【Blu-rayBOX情報】
9月25日(水)発売!好評予約受付中!
全1巻に本編全話とキャラクター原案・窪之内英策さん描き下ろしイラストを使用したポストカードなどステキな特典が盛りだくさんです。
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