攻守のキーマンを欠く首位・町田と王者・神戸が国立で激突!

はじめての『明治安田Ｊ１リーグ』ながら首位を快走するFC町田ゼルビアが、王者・ヴィッセル神戸を国立競技場で迎え撃つ。神戸との大一番は、町田にとって大きな試練となる。

ここまで快進撃を支えてきた3ゴール1アシストの藤尾翔太と1ゴール3アシストの平河悠がU-23日本代表へ収集されて第8節から不在となる。『AFC U23アジアカップ 2024 カタール』決勝は5月3日(金・祝)。しかも、GK谷晃生が前節・川崎フロンターレ戦で一発退場。町田は『THE国立DAY』で攻守のキーマンを欠くことになる。選手全員が骨惜しみなくプレスをかけ続けて、ボール奪取とともに縦に速い攻撃に転じる町田だが、勝点3か勝点0かのフィニッシュを担ってきたふたりと勝点3か勝点1かを分ける最後の砦がいない次節に不安がないと言えば嘘になる。しかも相手は王者である。開幕戦でのケガを経て、第6節に戦線復帰したナ・サンホとともに、昨夏の大ケガから復帰間近と目されるエリキへの期待は高まる一方である。

それでも、黒田剛監督は「いかにしてモチベーションに変えられるかだと思っている。心理的には不安もあるが、結束力を高める上では昨年のエリキが負傷離脱した時のように、逆に結束するチャンスでもある。誰が入っても町田らしいゲームをできるように、チームを再構築していきたい」と前を向いた。

対する神戸もエースと守護神を欠く。日本代表GK前川黛也も第7節・横浜F・マリノス戦のレッドカードで出場停止。横浜FM戦で負傷交代したFW大迫勇也も欠場が濃厚である。前川の退場でGK新井章太と交代したFW武藤嘉紀も今週は別メニューの調整となっている。ここは大迫の交代を受けてインサイドハーフからFWへ回り、すぐさまゴールを奪った宮代大聖、ここまで途中出場でゴールに迫ってきたジェアン・パトリッキの存在がよりクローズアップされるだろう。

5勝1分1敗・勝点16の首位町田に対して、神戸は3勝2分2敗・勝点11の5位。果たして、町田の快進撃はまだまだ続くのか、神戸がＪ１王者の洗礼を浴びせるのか。『明治安田Ｊ１』第8節・町田×神戸は4月13日(土)・国立競技場にてキックオフ。当日は来場者先着4万名に「応援ハリセン」をプレゼント。Ｊリーグオフィシャルテーマソングを作曲した春畑道哉が登場し、1993年5月15日に開催されたＪリーグ開幕戦以来、31年の時を超えて国立競技場で『J'S THEME(Ｊのテーマ)』を披露する。チケットはゼルビアチケット(Ｊリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。

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