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渡邉美穂、けやき坂46初の写真集になぜ抜擢? 欅坂46 菅井友香とのラジオから考える

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 1st写真集『陽だまり』の重版が決定し、今年はさらなる飛躍が期待される、けやき坂46(以下、ひらがなけやき)二期生の渡邉美穂が、2月4日放送の『オテンキのり&欅坂46菅井友香のレコメン!』(文化放送)にゲスト出演。写真集の撮影秘話などを語り、3時間の生放送という大役を見事に全うした。

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 1月17日に発売された渡邉の写真集『陽だまり』は、ひらがなけやきからの初のソロ写真集であるため、ひらがなけやきメンバーのソロ写真集が後続するかの判断基準となる重要な作品だ。極端な話、ひらがなけやきのシングルデビューへの一つの指標にも繋がる重要任務が課せられた写真集と言っても過言ではない。そんな写真集の切込隊長として抜擢されたのが渡邉だ。

 欅坂46のキャプテン・菅井は、渡邉の好きなところについて「写真集を見せてもらったんだけど、本当に笑顔が太陽みたいに輝いている」「可愛さもありつつ、大人の色気みたいなものもあって、そのバランスが丁度良い」「ストイックなところがかっこ良い。前に待ち受け画面を見ちゃったことがあって、やることリストみたいな目標が書いてあった」「パフォーマンスが好きで、可愛いのも似合うんだけど、かっこいい曲の時のキリッとした目はすごく好き」「演技がすごく上手」の5つを挙げ、「オールマイティー」と総評した。

 見た目はまさに“陽だまり”のような明るいイメージの渡邉だが、菅井が言うようにメンバーから「やると決めたら絶対にやる子」「めっちゃストイック」と評され、自身も「自分に負けたくない、妥協するのが大嫌い」と語っているほど、努力家な一面を持つ。また、加入当初はキャプテン気質で勝気な性格だと思われがちだったが、SHOWROOMなどで、励ましや優しいコメントが流れると、恥ずかしがったり涙を堪えたりする姿も見られ、渡邉が敬愛する先輩の加藤史帆を彷彿とさせる。この1年でだいぶイメージが変わり、本来の姿が表に出てきている印象だ。そんな渡邉は、運営側からも期待と信用をされている存在だと言える。二期生がデビュー間もない頃、ドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)で、長濱ねるの空いた重要なポジションを務め上げた実績や、18歳(2019年2月24日で19歳)という年齢もあり、ひらがなけやき初の写真集に抜擢されたのではないだろうか。

 以前、SHOWROOMでの写真集発売記念特番で渡邉は「最初聞いた時は、大丈夫かな? という不安があって、ひらがなけやき初というのはすごくすごく重大な役割なので、自分で務められるかなという思いがあったんですけど、でもこうやって大きな役割を任せていただいたからには、よりひらがなけやきを知ってもらうために少しでも爪痕を残せたらなと覚悟を決めて、ニュージーランドに行きました」と当時の心境を語っていたが、すでに写真集は17,236部を売り上げ、3,000部の重版が決定している。これで合計累計発行部数は43,000部となり、しっかりと渡邉は未来に繋がる結果を残した。

 パーソナリティのオテンキのりから初めて写真集を出した感想を聞かれると、渡邉は「正直、発売される日まで信じてなくて、最初ドッキリなのかと思って、正直ふわふわしていてずっと。発売された今でも、本当に発売されたんだなって」とコメント。撮影期間はニュージーランドへの移動日を含めての一週間。渡邉の行きたいところへ行かせてもらったり、やりたいことをやらせてもらったりと、楽しみながらの撮影だったことを明かした。

 カメラマンは、長濱の写真集『ここから』を撮影した細居幸次郎。『ここから』は、アイドルではない、ありのままの長濱の内に入り込むようなドキュメンタリータッチの写真集だったが、『陽だまり』は、初めてのデートのような距離感の写真集だと感じた。普段は明るく、バスケ部キャプテンだったというデビュー当初の体育会系なイメージも残っているため、そういうタイプの子が初の海外ではこんな楽しそうな表情をするんだといった、初めて見る姿へのドキドキ感。そして、18歳という大人でも子供でもない特有の色気。菅井も言っていたように、無邪気な明るさとのバランスが丁度良く映し出されている。

 長濱がブログで「愛おしくてあったかい写真集でした!」と感想を述べていたが、この言葉がすべてを物語っているように思う。見ていて笑顔になれる、まさに陽の集まる場所のような写真集なのだ。

 渡邉は今年の目標について「ひらがなけやきは個人個人で色んなところに羽ばたいていけたらという思いがあるので、1月に写真集を出して、まず個人の仕事でひらがなけやきの看板を背負って外に出させていただいたので、この1年はそういうような機会がたくさんあったらなという風に思います」と答えていた。そんなグループ外での活躍の場を切り拓いて行く、ひらがなけやきの切込隊長としての渡邉の活躍にも期待したい。(文=本 手)