幽霊が曲を教えてくれる?「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」続編の本編映像
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ルベーン・ゴンサレス
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」より、ピアニストのルベーン・ゴンサレスに焦点を当てた本編映像がYouTubeにて公開された。
本作は、1950年代にキューバ・ハバナの社交クラブで演奏していたベテラン音楽家たちによるビッグバンド、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの“アディオス”ツアーを追ったドキュメンタリー。彼らの人柄に魅了されたヴィム・ヴェンダースによるドキュメンタリーが2000年に日本公開されており、本作はその続編にあたる。
ゴンサレスは、1980年代にシロアリにピアノを破壊されてから約10年間音楽から遠ざかっていたものの、1996年にブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの録音に参加する形で復帰を遂げた。映像ではゴンサレスがステージで演奏するシーンや、キューバの文化勲章を受勲する様子を収録。「どうやったらそんなによく曲を覚えていられるんですか?」と問われたゴンサレスが「きっと霊たちのおかげだと思う」と答え「何かを思い出すとき必ず霊がそこにいる」と語る場面も収められた。
ヴェンダースが製作総指揮を執り、ルーシー・ウォーカーが監督を務めた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」は、7月20日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。
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