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「キュウスペ」ヴィランズナイトはすっごくいいモノよ!悪役ならではの苦労話も披露

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「『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』ヴィランズナイト ~13日の金曜日~」の様子。

「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」の上映イベント「ヴィランズナイト ~13日の金曜日~」が、本日7月13日に東京・109シネマズ木場にて開催され、キャストの平田裕香、唐橋充、水崎綾女、監督の坂本浩一が登壇した。

本作は、スーパー戦隊第41作「宇宙戦隊キュウレンジャー」と「スペース・スクワッド」がクロスオーバーするVシネマ。劇中で、平田は「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の臨獣カメレオン拳使い・メレ役、唐橋は「侍戦隊シンケンジャー」の腑破十臓役、水崎は「特命戦隊ゴーバスターズ」のエスケイプ役として復活を果たした。

大盛り上がりとなったライブコメンタリー上映ののちにステージへ上がった“ヴィランズ”は、「上映中はちょっと緊張して、モゴモゴしちゃった」とわざとらしく恥じらい、司会の松本寛也から「ポップコーン食べてたからでしょ!」とツッコまれる。またこの日は「海賊戦隊ゴーカイジャー」のバスコ・タ・ジョロキア役である細貝圭が欠席していたことから、3人は空いたスペースを見て「今日も(衣装が)フワフワしてて……」などと細貝がいるかのように話しかけた。

撮影秘話を尋ねられると、それぞれがこだわりのセリフを追加してもらったと告白。水崎は「エスケイプはゴーバスターズのことを色で呼んでいたんです。だから今回は『イエローシェフ』と言わせてもらった」と明かしたほか、当初の脚本にはエスケイプの名ゼリフ「すっごくいいモノよ」が多すぎたそうで「私、すっごくいいモノよしか言ってないんですけど……?と言って監督に相談させていただきました(笑)」と笑いを起こす。また平田は、「ゲキレンジャー」のテレビシリーズはオールアフレコだったことから「(本作の)現場ではみんな、すごく声が小さくて! 当時は口をちゃんと開けておかないと、あとでセリフが当てられなくなってしまったから。でもおかげで今回はアフレコをすごく褒めてもらえたんです」と感想を述べた。

その流れでアフレコの話題になると、水崎が戦闘シーンの声に関して「だいたい“あいうえお”でやってました。あっ! いっ! うっ!と活用していくとバリエーションを増やせる」と豆知識を披露。「そうなんだ、(アフレコに関する)そういう本、出してくれればいいのに」と彼女に尊敬のまなざしを向けた唐橋は「僕だけかもしれないけど、敵キャラって『うわーっ!』とか言っちゃいけないのよ。本当は『くっそー!』とか『痛えー!』とか言いたかったんだけど。十臓はずっと『んんー!』みたく言ってるから、ほかにバリエーションがなくて」と苦労を語る。また唐橋は、本作の現場で水崎が坂本にキックを食らわせたと暴露し「監督の後頭部を蹴った人、初めて見た」と驚愕のコメント。それを受け水崎が「監督との『おはようございます』は、殺陣みたいな感じなの。監督もリアクションを取ってくれるので、そのはずみでぶつかっちゃった」と言い訳すると、坂本が「大丈夫、(蹴られるの)嫌いじゃないから!」と満面の笑みで答えた。

最後の挨拶では坂本が「『スペース・スクワッド』は、いろいろなヒーローがコラボできる作品にしたくて作り始めました。皆様の応援がある限り、これからもできるだけ続けていきたい。こうやってヴィランズが集まる作品を作ってもいいと思う」と話して観客を沸かせる。水崎は、この日の上映を盛り上げた観客たちを「あんたたち、すっごくいいモノだったわ」とねぎらった。そして平田が「メレの心は理央様だけのものなんですが、ちょっとだけみんなのことも大好きです」とファンへの愛を語ったあと、唐橋の挨拶を残してエンディングBGMが鳴り始め、客席は爆笑。スタッフのいじりに感謝しながら、唐橋は「これを機に『シンケンジャー』やほかの作品をまた観るのもいいんじゃないかな。またブラウン管……じゃないか、液晶の中でお会いしましょう!」と叫ぶ。そしてキャストたちは、「キュウレンジャー」の決めゼリフをヴィランズ仕様にした「キタコレ! アンラッキー」の掛け声でイベントを締めくくった。

「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」のBlu-ray / DVDは、8月8日に発売。

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