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ローカル局制作ドラマ「初恋ハラスメント」はなぜ話題になったか

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「初恋ハラスメント~私の恋がこんなに地獄なワケがない~」ビジュアル

小宮璃央と吉田伶香の共演により、3月30日に放送された中京テレビ制作ドラマ「初恋ハラスメント~私の恋がこんなに地獄なワケがない~」。そのビジュアルや物語から“キュンキュン”の恋愛ドラマかと思いきや、放送前のテレビCMを観た視聴者から「遺影のような謎の恐怖画像が映り込んでいる」と指摘が入り話題になる。そして、公式Xが放送前のカウントダウン投稿を突然中止するなど、不穏であることに気付いた視聴者が「このドラマ何か変じゃない?」と考察を開始し、ドラマは放送前から注目の的に。放送時にはトレンド入りを果たした。

今回はドラマの監督を務めた宮岡太郎と、プロデューサーの綾田龍翼にインタビュー。攻めきった制作・宣伝手法の裏側からヒットの要因を紐解くことで、ホラードラマおよびローカル局制作ドラマの面白さに迫る。

取材・文 / 大畑渡瑠

ホラー好きの2人だからこそ生まれた企画

──まずは本作の企画が立ち上がった経緯についてお聞かせいただけますでしょうか。

綾田龍翼 僕はもともとバラエティ番組のディレクターをしていたのですが、ずっとホラーをやりたいという気持ちがありました。宮岡さんが監督されている「恐怖人形」という映画が大好きで、そういう発言を各所でしていたら、2022年の12月頃に会社の先輩から宮岡さんを紹介いただきました。

宮岡太郎 そのときは中京テレビの番組「あの界隈を恋愛ドラマにしたら…不覚にもキュンときた」のミニドラマを制作していて、当時の総合演出の方から紹介を受けて3人でごはんを食べたのが始まりでしたね。

綾田 宮岡さんとずっと「ホラーやりたいね」って話をしていたら、ちょうど社内で若手枠の企画募集がありまして。その際に応募をして、採択していただきました。中京テレビとしても、地上波や配信含めて「何か広がるようなものを1つやりたい」という気持ちはあったみたいです。ただ、ローカル局の単発ドラマであるために予算が相当に限られていて……。

宮岡 話題につながる企画をどう考えるかというところで、まずは低予算でも制作できることを前提に、テレビドラマであることを逆手にとったような、斬新なコンセプトを持つ作品を作りたいと思いました。僕はBSテレ東のバラエティ番組「テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?」(※)が大好きで、もうめちゃくちゃ怖い思いをしました。あの番組は何かの仕掛けを入れ込んだ“擬態型バラエティ”と呼ばれていたので、じゃあ“擬態型ドラマ”を作るとしたらどんな構造になるだろう?と考えたところから、ドラマの現場で何かトラブルが起きていて、その怨念がドラマに憑依するという作品を作れないかと。

※編集部注:「テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?」は、BSテレ東で2022年12月に放送されたバラエティ番組。事前に公開された番組内容は「視聴者から募集した、今や保存されていない貴重な番組録画テープを紹介する」というものだったが、その内容は徐々に違和感を与え、恐怖を生み出していくものに変化する。

綾田 最初からこのドラマの根幹は「呪われた恋愛ドラマ」と決まっていましたね。やっぱり新しいホラーを作らなきゃという思いもあって。予算も限られていますし、ホラー映画ほどのクオリティの作品を地上波で作る厳しさみたいなものもありました。でも、宮岡さんだったら絶対にいい作品が作れると思ったんです。

宮岡 お互いホラー好きだったのも大きかったですね。ホラー映画全般を観ているのもそうですけど、 特に「フェイクドキュメンタリー『Q』」などのドキュメンタリーを愛好しているところから出てくる発想なのかなと思います。ただ当初は「構造としてどう作り込むか」というところまでは詰めきれていなくて。そんな中で、打ち合わせに合流された、放送作家兼脚本を書いてくださった谷口マサヒトさんから「ハラスメントを題材にしたドラマを制作する現場で、もっと酷いハラスメントが起きていたら」という構造や、それを見せるために本編の前に事前番組を付けるというアイデアをいただいて、「これだ!」と。僕自身も業界に入ったときにハラスメントを受けた経験があって。その“怒り”みたいなものが反映されていますね。

綾田 テレビ業界はハラスメントが多いという印象もあるので、この題材をテレビでやるという意味も大きかったと思います。

企画を通すための根回しは深夜まで大変でした

──企画を通す過程でのハードルはございましたか?

綾田 かなりありましたね、本格的なホラー自体も中京テレビとしては初ですから。事前に編成担当やコンプライアンス部、法務部にも相談をしましたし、脚本段階や編集中にも都度確認をしました。

宮岡 撮り終わって編集をしているときにはかなり熱が入ってしまい、ありったけのノイズとかエフェクトを入れ込んでいて。やりながら「地上波でこんなに斬新なものを放送できるのだろうか……」という不安も感じていました。でも根回しとかをいろいろやっていただいたのかなと。

綾田 深夜まで大変でした……。でも中京テレビの社風として、新しいことへのチャレンジに積極的というか、皆さんにはとても助けていただきましたのでありがたかったです。熟練のチーフプロデューサーである浅田大道さんが「もしものときは俺がなんとかする」とサポートしてくれたのも大きな力になりましたね。

助監督役の星耕介さんはノリノリ(笑)

──主演の小宮璃央さん、吉田伶香さんは企画を聞いたときにどのような反応をされたのでしょうか。

宮岡 このドラマのメイキング部分では、実名で演じていただくということがマストになります。特に吉田さんが演じる夏希はハラスメントを行う役どころになるので、引き受けてもらうにはハードルがありました。なのでマネージャーさんには企画内容を真摯に説明して、宣伝でも丁寧にケアをすることを伝えました。数日後に「ぜひチャレンジさせてください」と言っていただけてありがたかったです。小宮さんについては、吉田さんと同じく恋愛ドラマの出演者としても魅力をすごく感じたのでオファーし、快諾いただきました。

綾田 助監督・菅沼役の星耕介さんも素晴らしい方でしたね。ノリノリで(笑)

宮岡 もう楽しみでしょうがないっていう感じで、最高に朗らかな方です。王子様みたいな私服を着ていらっしゃるし、最寄りの駅も一緒で(笑)。異質な何かを抱えているようなビジュアルや、知名度があまりない方でないといけないという条件がありましたが、プロフィールを見たときに「この人だね」と。実績として、いろいろなホラー作品に出演されているのは存じ上げていましたから、現場でも基本的には本人にお任せした部分が多かったです。

菅沼の幽霊と夏希が横に並ぶシーンで「いける!」

──制作過程で「これはいける!」と思ったシーンがあればお聞かせください。

綾田 オフィスで菅沼の幽霊と夏希が横に並ぶシーンがありますが、あの場面を観たときに手応えを感じましたね。1枚の画の力強さがあって。

宮岡 そこでしたか!

綾田 「こんなの笑っちゃうじゃん!」と思えるほどの力を感じましたね。あとは夏希が営業先の社員からセクハラを受ける場面で、周りにいる幽霊が増えていくところとか。「面白いものになる」と確信しました。

宮岡 僕はアメリカンホラーが好きで。Jホラーらしいじわじわくるような恐怖よりは、ジェイソンとかフレディ、あるいはジョーズみたいに怪物が猪突猛進してガンガン画面に出てくるようなものに興味があります。その要素と、モキュメンタリーが入っている擬態型ドラマを組み合わせたらどんな感じになるだろう、と。終盤にかけて怪物がいっぱい出てきて、想像していないほど“あからさま”に見せてしまう手法って、ドラマでは誰もやっていないのかなと思っていました。ラブストーリーであるのを裏切ってホラーに。それをもう1つ裏切ってコメディに変化させていくという、もう訳がわからないような新しい作品にしたかったんです。

単純に誤字をしてしまっただけで……インターネットって本当にすごい

──ここからは宣伝の話に移らせていただきたいのですが、今回はXの投稿がとても話題になりましたね。

綾田 「ホラー」という言葉は隠そうと思っていたので、あくまでも撮影現場で“何か”があったアカウントとして運用しようと。そもそも「恋愛ドラマ」とだけ記載をして情報を取り上げていただく訳にもいかず、プレスリリースを打てないのがネックでした。なので番組公式のSNSでなんとかするしかないというような状況で。Xもそうですが、TVerの概要欄や番組表など、こちら側が文章を記載できるものにはすべて仕掛けを入れようと考えていました(※)。

※編集部注:公式Xのプロフィール欄には「この番組はフィクションです心臓の弱い方はお気をつけください」と注意書きがあり、TVerの概要欄には【お使いの端末に不具合が生じた場合、健康を害する可能性がございますので直ちに視聴をお止めください】と表記。番組表サイトでは、作品情報の頭文字を縦読みすると「すがぬまののろいのせい(菅沼の呪いのせい)」となることが話題となった。

──確かに、かなり徹底されている印象でした。

綾田 こういった不穏さを表現する手法としては、ゲームの「P.T.」や「ドキドキ文芸部!」を参考にしていましたね。どちらもプレイ前に「このゲームは創作です」「精神状態が不安定な方には適していません」のような文言が出てくる。あえてそういった文言が表示される部分に、ゾーニングを果たす誠実さと、不穏さの両立があるなと感じました。

──あとは公式サイトのイントロにあった「再開」「夏樹」という誤字を抜き出すと「開樹(かいき)」=怪奇と読み取れる点なども、当時は指摘されておりましたが。

綾田 あれはですね、単純に誤字をしてしまっただけで(笑)。インターネットって本当にすごいなと思ったところですが(笑)、低予算で少ないスタッフでやっていて。公式サイトを作ってもらうのもギリギリのタイミングでしたので。

宮岡 僕は気付いたので「確認して」って伝えたような気がしますけどね(笑)。

綾田 あれ……。もしかしたらこれも呪いかもしれないですね(笑)。修正しちゃったのが惜しいかも。

一番ハードルが高かった「テレビCMに一瞬だけ菅沼さんの遺影が表示される」件

──中でも話題になったのは、テレビCMに一瞬だけ菅沼さんの遺影が表示されたところですよね。あの施策はとりわけハードルが高かったのではないでしょうか。

綾田 相当高かったですね。それこそ編成担当者ともっとも多く打ち合わせさせていただいた部分で、当初は「もっとホラーをガチガチに入れたPRができないか」という要求がありました。例えば幽霊が出るシーンで、いわゆる「おわかりいただけただろうか」くらいズームで映すことはできないのかという点であったり。でもこちらはドラマの世界観を守らなければいけないので、折衷案として数フレームだけ遺影を入れるというところに落ち着きました。

──かなり攻めた施策だと感じたので「クレームにつながってしまうのではないか」と心配するような気持ちにもなりました。

綾田 なので、CMとしてサブリミナルになってしまわないように調べましたね。「メッセージ性を入れてはいけない」「光の明滅を激しくしてはいけない」という点をクリアできるように考えたり。あとはどこまでのフレーム数であれば見せられるかを宮岡さんと相談しました。

宮岡 これくらいであれば視聴者もギリギリ気付くレベルかな、という点を探りましたね。

綾田 本当は映像の中盤に1回だけ入れようと思っていましたが、編成担当者から「もうちょっとだけわかりやすくできないか」と指摘もあって、最後にもう1回登場させることにしました。

──あとは「ハラスメントが行われている現場」を映した動画をアップして、2時間後に削除するというぶっ飛んだ施策もありましたね。

綾田 投稿の瞬間は緊張しましたね。「撮影現場で不満を抱えているスタッフが告発するとしたら」という設定で考えた投稿でした。たまにXで発見する「公式アカウントがやらかしてしまったパターン」というリアルさも追求して、アカウントの“中の人”がやらかして、会社に怒られて投稿を消させられたんだな、というストーリーを想像できるように考えたり。

宮岡 特に投稿を削除するタイミングはすごく慎重に考えていましたよね。

綾田 ネガティブな感想であふれてもよくないので、早朝でしたがずっとエゴサーチして「これ以上は危ないな」というタイミングを見計らいました。

まいておいた種が放送当日の朝に爆発し始めた

──宣伝全体を通して、特に印象的な施策はございましたか?

綾田 小宮さんと吉田さんのインタビュー動画ですね。撮影現場でハラスメントを目にしていた小宮さんが、インタビューの過程で表情をだんだん暗くしていくような映像を撮ったのですが、「これは気付かれないのでは」と思っていました。でも(小宮さんの)ファンは「顔が疲れてない?」とか「現場で何かあったのでは」など、考察というよりは本当に心配されていて、鋭いなと思いました。吉田さんも含めて“自分役”の演技がとても上手なんです。2人にはメイキング撮影時の自分たちになりきってアドリブで答えてほしいというコミュニケーションだけして、編集で“不穏だけどはっきりとは断定できない”というあんばいを目指しましたね。

宮岡 ただ全体を通して見ると、放送当日の朝までまったく手応えはなかったですよね? 当日になって、まいておいた種が爆発し始めたんです。テレビCMが放送されたあとに、たしか2つぐらいのアカウントが考察する投稿をしたことがきっかけでしたね。

綾田 そうでしたね。だからそのアカウントは宮岡さんのサクラだと思っていたぐらいで(笑)、本当にドキドキしていました。誰にも気付いてもらえずに純粋な恋愛ドラマと思って観てしまう人が大半だったら、届かせたい、観てほしいと思っている人に届かない可能性もありましたから。

宮岡 奇跡の2名のおかげです。それまでは闇の中を歩いているような気分でした(笑)。

綾田 そう考えると、今は視聴者のレベルがめちゃくちゃ高くなっていることを感じますね。それが僕らにとっては信頼感にもなっている。不安や不穏なものをちりばめていれば、誰かがどこかで気付いてくれるだろうと思えます。テレビはわかりやすさを求めているけれど、視聴者を信頼することも必要だと思わされましたね。

頼ったのは“視聴者の想像力”でした

──ローカル局制作のドラマとして、ここまで話題になることは想定していましたか?

宮岡 一定の界隈で話題になればいいな、とは思っていましたが、トレンドに入るまで到達するとは……。ホラー好きのみならず、エンタメ好きにも届けたいという意図が素直に伝わった部分もあると思います。友人や同僚など、いろいろな人から感想をもらうと、その実感がありますね。

綾田 確かに、ほかの放送局の方も感想を言ってくださることが多い(笑)。観たことを伝えるのが恥ずかしくない作品にはなったのかなと。

──ヒットの要因として改めて考えられることはなんでしょうか?

宮岡 宣伝予算がない中で、僕らが頼ったのは“視聴者の想像力”でした。何が起こるかわからないと「知りたい」という思いから想像力が生まれていく。そこに懸けたことで、このような結果が生み出せたのではないかと。ドラマもあえてラストを描き切らずに終わっているので、いろいろな人の考察を生んだ。人間の想像力が成し得た結果だと思いますね。

綾田 都市伝説のようになることに、ローカル局制作のよさが出たのではと思います。一部の地域の人しか観られないからこそ、口コミ投稿で知るというドキドキがありますよね。また、テレビ東京の「祓除」(※1)のようなホラーや、NHKの「ドキュメント20min.『ニッポンおもひで探訪~北信濃 神々が集う里で~』」(※2)のようなフェイクの手法など、ここ2年くらいでギミックはだいぶ出し尽くされたような気がします。でも一周まわってそれをフリにしたうえで、改めてコメディに昇華させたというのも時代に合った企画だったのかなと。

※編集部注1:「祓除」は2023年11月にテレビ東京60周年を記念して行われた、映像や物品を無害化するための式典。祓除師兼俳優・いとうよしぴよによって、心霊スポットに訪れた若者たちを映した映像や、ドライブレコーダーに残された映像などが紹介される。そしていとうによる“祓除の儀”によって除霊が行われた。だが、事前番組ではいとうの除霊能力に不穏さを感じられる演出が施されており、事後番組によって式典終了後に舞台裏で起きていたトラブルが明かされていく。

※編集部注2:「ドキュメント20min.『ニッポンおもひで探訪~北信濃 神々が集う里で~』」は、NHKで2023年11月に放送された紀行ドキュメンタリー。俳優・宍戸開がある村を訪れる様子が映し出されるが、村を去る際に石碑を見ると、この村はすでになくなっていることが明らかに。そこから番組は意外な結末を迎える。

宮岡 あとはテレビに映るものだけではなくて、ADさんが番組のネタキャラになるなど、制作現場そのものがモキュメンタリーにつながっているように感じます。このジャンルにはもっと多くの可能性が眠っているのかなと。例えば「ミュージックステーション」のような音楽番組が始まったと思ったら、それがめちゃくちゃに破壊されてホラー番組のようになる、とか(笑)。

──それは観てみたい……。最後に、ローカル局制作ドラマの面白さはどのような点にあるかお聞かせください。

宮岡 これだけチャレンジさせてもらえる環境であるというのが、本当にローカル局のよさなのだと改めて実感しました。今後もいろいろなチャレンジをして、全国に広がっていくような作品なども作っていきたいですね。

綾田 今後、ローカル局制作ドラマとしてすごく面白い作品が増えていくのでは、という期待があります。それこそホラーでは、沖縄テレビの「疫(えやみ)~ナヒヤサマの呪い~」(※1)というドラマはYouTubeに掲載された第1話の再生回数が20万回を超えていますし、テレビ神奈川の「この動画は再生できません」(※2)も2024年に劇場版が公開予定であるなど注目されている。闘える土壌ができあがったなとワクワクしますね。

※編集部注1:「疫(えやみ)~ナヒヤサマの呪い~」は2023年7月に沖縄テレビで放送された、謎の女性「ナヒヤサマ」をめぐる全5話の連作短編。1話完結のストーリーでありつつも、全体を通して恐怖が連鎖していく仕組みに。イオンモール沖縄ライカムではお化け屋敷との連動企画も実施された。

※編集部注2:「この動画は再生できません」は、2022年10月からシーズン1、2023年9月からシーズン2がテレビ神奈川で放送された謎解きホラーミステリドラマ。女子高生たちによる廃墟探検の自撮り映像や、怪談の生配信などが映し出されるが、やがてお笑いコンビ・かが屋が演じる編集マンとオカルトライターのもとに届いた視聴者からの投稿映像という設定であることが明らかになった。2024年に映画公開も決定している。

宮岡太郎 プロフィール

1988年生まれ、映画監督。メディアミックス・ジャパン所属。2009年に自主制作映画「エコーズ」で東京学生映画祭の準グランプリ・観客賞を受賞し、2014年に「gift」で商業映画監督デビュー。以降の監督作品は「恐怖人形」「成れの果て」「ラストサマーウォーズ」「ガールズドライブ」など。「ひぐらしのなく頃に」「こんなところで裏切り飯」などのドラマも手がけた。

綾田龍翼 プロフィール

1997年生まれ、2020年に中京テレビ入社。ディレクターとして「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」「それって!?実際どうなの課」などの番組を担当。

「初恋ハラスメント~私の恋がこんなに地獄なワケがない~」作品概要

令和・恋ドラシナリオコンクール大賞受賞作を実写化!? 憧れの先輩・春太への思いを伝えられぬまま、高校卒業を見送った夏希。その数年後に運命の再会を果たした2人だったが、夏希が目にしたのは地獄のパワハラ上司と化した春太だった。小宮璃央、吉田伶香がキャストに名を連ねる。

(c)中京テレビ