八雲の怪談は何を語りかけるか?2009年初演「奇ッ怪」をイキウメでリメイク
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イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」ビジュアル
「イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』」が8月9日から9月1日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、5日から8日まで大阪・ABCホールにて上演される。
「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」は、小泉八雲原作のオムニバス作品として、2009年に東京・シアタートラムにて初演されたもの。古びた旅館を舞台に、ある事件を追ってきた男たちとそこで出会った人々によって語られる物語だ。今回はそのリメイク版となる。
上演に向けて脚本・演出を手がける前川知大は「ここではないどこかや、なにか大きな存在を感じさせる。怪談は怖いだけでなく、畏怖を呼び起こす。そしてその畏怖は、どこか安心をもたらす。ここではないどこかがある、そう信じることができる。日常を、苦しみの中にいる人にとっては避難所となるのだ。怪談は優しい。日常が揺らぎ、傾いている今、八雲の怪談は私たちに何を語りかけるだろう」とコメントした。
出演者には浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛のほか、松岡依都美、生越千晴、平井珠生が名を連ねた。チケットの一般前売りは6月30日にスタート。
前川知大コメント
怪談が私たちを惹きつけるのは、何故だろう。
怪談は不思議なことが起こるものだ。
私たちの日常では起こり得ないできごと。日常という枠組みを超えるできごと。
私たちはこの枠組みを少し、窮屈に感じている。
それを壊してくれるのが楽しいのだろう。
現実をぶち壊せ、見えるものがすべてじゃない。怪談はアナーキーだ。
そして私たちは心のどこかで、本当に日常の枠組みを超えた何かが存在することを信じている。
怪談はその真実にも触れてくれる。
ここではないどこかや、なにか大きな存在を感じさせる。
怪談は怖いだけでなく、畏怖を呼び起こす。そしてその畏怖は、どこか安心をもたらす。
ここではないどこかがある、そう信じることができる。日常を、苦しみの中にいる人にとっては避難所となるのだ。怪談は優しい。
日常が揺らぎ、傾いている今、八雲の怪談は私たちに何を語りかけるだろう。
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