謎は宇宙へつながっていた…「地球星人は空想する」UFO事件の謎を追う予告解禁
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「地球星人は空想する」場面写真
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023でSKIPシティアワードと優秀作品賞に輝いた「地球星人(エイリアン)は空想する」の予告編が解禁された。
“UFOのまち”石川・羽咋市を舞台とする本作では、UFOによる誘拐事件の取材をする雑誌記者・宇藤が、真相を追う中で自分を宇宙人だと名乗る女子高生の乃愛と出会い、不可解な事件の沼にはまっていくさまが描かれる。正義感の強い宇藤を田中祐吉、乃愛を山田なつきが演じた。
予告編には、宇藤のもとに“大学生エイリアンアブダクション事件”のネタが舞い込んでくる場面や、「みんな地球人であるために、お互いを見張り合っているみたい」と話す乃愛が映し出され、「その謎は、宇宙へ繋がっていた──」とテロップが浮かび上がる。
監督の松本佳樹は「なにもかもを明らかにしてしまう現代、僕たちはわからないことをわからないまま受け入れて、想像することを思い出すべきではないでしょうか。それはきっと人類が、つまりは地球人が、地球人らしくあるために必要な力だと思うから」とコメント。そして「この映画が、あなたの中で追いやられていた『間違い』をもう一度宇宙へと解放する、そのきっかけになればと思います。…といっても、この映画も、宇宙も、現実も、すべては地球星人の小さな脳が生み出した曖昧な空想でしかないのかもしれませんが」とつづっている。
「地球星人は空想する」は5月11日より東京・K's cinemaほかで順次ロードショー。アライジン、中村更紗、村松和輝、星能豊、ひろえるか、小夏いっこ、町田英太朗、大城規彦、西村優太朗、西よしお、八野田秀平、濱田良男、藤えりか、藤澤克己もキャストに名を連ねた。
松本佳樹 コメント
こんな作品を作っておきながら、僕はUFOも宇宙人も見たことがありません。でも同じように僕は、青くてまるいらしい地球と呼ばれるこの星の姿も、実際この目で見たことは一度もありません。どこかに居たらしい誰かが発見した“最もらしい答え”が、時代が進むたびに「正しさ」の根拠を増やし、「間違い」を隅に追いやっていく。なにもかもを明らかにしてしまう現代、僕たちはわからないことをわからないまま受け入れて、想像することを思い出すべきではないでしょうか。それはきっと人類が、つまりは地球人が、地球人らしくあるために必要な力だと思うから。この映画が、あなたの中で追いやられていた「間違い」をもう一度宇宙へと解放する、そのきっかけになればと思います。…といっても、この映画も、宇宙も、現実も、すべては地球星人の小さな脳が生み出した曖昧な空想でしかないのかもしれませんが。