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『妖怪!百鬼夜高等学校』舞台版がいよいよ間近に! 小野塚勇人、八木将康が公演前の思いを語る

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八木将康、小野塚勇人

昨年、深夜ドラマとして放送された『妖怪!百鬼夜高等学校』が舞台化される。夜の高校を舞台にさまざまな妖怪が集い、彼らの学園生活をコメディタッチで描いたドラマの世界観をそのままに、舞台では生徒たちが修学旅行へ赴く。学園生活でもっとも楽しみなイベントである修学旅行をテーマに、舞台でも数々のハプニングが勃発。今回もただの修学旅行で収まる気配はなさそうだ。さらにはドラマで登場したキャラクターが日替わりゲストとして登場し、出演者とゲームで競うという新鮮な試みも。取材当日、「明後日から稽古に入るんです」と述べた劇団EXILEの小野塚勇人と八木将康に、舞台の公演に向けて意気込みを聞いた。

本作のポスターを見てまず驚くのが、出演者が妖怪に扮したド派手な特殊メイク。天狗役の小野塚は鼻が大きく伸び、カラコンを装着させて鋭い目を光らせる。この特殊メイクを完成させるにあたり毎回、鼻の部分だけで2時間を要したと言う。「撮影中はこの長い鼻が取れそうになるときが何度もありました。ドラマの撮影時はちょうど夏で汗や皮脂が溢れるように出てくるため、少し動いただけでも鼻が落ちてこないか心配になるぐらい(笑)。舞台でも大きく動く際は、この鼻が取れないように注意しないとですね」と笑いを交えて話し、かまいたち役の八木は「本当、ドラマは勇人の鼻待ちだったよね」と回顧しつつ、「僕も妖怪の役を演じたけど、カラコンを入れてバンダナつけて帽子被れば終わり。あとはいつもと一緒だからメイク時間は10分くらしかかからなかったです。でも、カラコンは入れたときビックリしました。こんなに目が疲れるものなんだって。なぜか視界もいつもより狭く感じました(笑)」と振り返った。

  今回の舞台は、妖怪の本場・京都。冒頭でも触れたとおり、百鬼夜高等学校の生徒たちが、修学旅行で京都へ赴くという内容で、ドラマには出てこなかった妖怪も新たに登場する。クラスのリーダー的ポジションの天狗役を演じた小野塚は「鞍馬天狗(星乃勇太)という天狗よりもさらに位の高い妖怪が出てきて、いつもは仲間内で強気な態度を取っている天狗が控えめっぽくなっています(笑)。他の生徒たちに“鞍馬天狗の前で天狗はすごくいい奴だと言ってくれ!”と頼んだりしているのが小者っぽくって笑っちゃうんですよ」と今作の妖怪同士の関係性を説明。他にも長年使い込んだ道具に宿る神さま・付喪神(葉山昂)も加わり、京都の現地妖怪が舞台を大きく賑わしてくれそうだ。

明後日からの稽古に向け、手元にある台本を読んだ感想を尋ねると「素直に面白いと思える話でした。早く作品として完成させて皆さんにお見せしたいです」と話す小野塚とその横でうんうんと頷く八木。また、今回は作品の内容はもちろん、出演者と日替わりゲストの“ガチンコゲーム対決”も見どころだと言う。小野塚は「ゲーム対決は全部アドリブだし、負けたら罰ゲームもあります。だからみんなの超本気の表情が見られると思いますよ」とニヤリ。続けて八木は「僕は京都公演のときにゲストとして参加するんですが、罰ゲームをやりたくないので、絶対に負けられないですね」とすでに本気モード。先日、マシュマロキャッチでギネス世界記録を達成した八木は、そのことを引き合いに出され舞台のゲーム対決のネタとしてやってみてはどうかと問われると、「それなら勝てる自信あります。舞台の方向性とは違うけど、提案してみようかな(笑)?」と冗談交じりに語った。

最後に「今回の舞台はドラマの世界観を受け継いだシュールで、ゆるい気持ちで観られる作品になっています。何も考えずに観て、笑って、すっきりした気持ちになってもらえたら。あと、エンディングでは全員で歌うシーンもあるので、そこもゆるい気持ちで鑑賞してやってください(笑)」と小野塚が述べ、「京都で公演をやらせていただけるというのが嬉しいです。妖怪の本場の空気感を味わいながら全力で挑みたいですし、舞台を観に来てくれた方たちとその熱量を共有できたら」と八木が締めた。

『妖怪!百鬼夜高等学校~一条通と付喪神~』
東京:2019年2月27日(水)~3月10日(日)新宿FACE
京都:2019年3月23日(土)・24日(日)京都劇場

取材・文:近藤加奈子 撮影:源賀津己 ヘアメイク:鵜飼雄輔(TRON)

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