河添さん 「作品の周辺には柵などを設置せず、近くで鑑賞できるようにしています」
河添さん 「新宿を語る上で欠かせない、篠原さんの作品はぜひエントランスで見ていただきたいと思って設置しました」
河添さん 「1Fのエントランスのほかにも、上層階のホテル内でも森山さんの作品を展示しています」
河添さん 「西野さんの屋内の恒久設置作品を見ることができるのは日本ではここだけです」
河添さん 「利用料金は4500円〜ですが、上映1時間前よりラウンジでおくつろぎいただけたり、ポップコーンやソフトドリンクを好きなだけ自由にお楽しみいただけます」
東急歌舞伎町タワーには、「歌舞伎町の街を遊びつくすための拠点」がコンセプトの「HOTEL GROOVE
SHINJUKU」と、「地上の喧騒から離れ特別な空間を楽しむ都会のラグジュアリーホテル」がコンセプトの「BELLUSTAR
TOKYO」の2つのホテルが入居。ホテルにもアートがふんだんに盛り込まれている。
「HOTEL GROOVE
SHINJUKU」には、鷲尾友公、開発好明、玉山拓郎の3名のアーティストとコラボレーションした「GROOVE
ROOM」と呼ばれるアートルームが用意されている。
河添さん 「鷲尾さんは3つのアートルームを手掛けていて、ベッドルームの壁画はギリシャ神話に登場するジェンダーレスな「三美神」を現代化し、ホテルらしく思いのままにリラックスする姿を3室三様に描いています」
河添さん 「開発さんが手掛けた3つのアートルームは、それぞれ趣が全く異なっています。この部屋以外のアートルームも、ぜひ宿泊していただいて見てみてください」
玉山拓郎《Unfamiliar Presences : Room (Red)》
河添さん 「床が90度回転してしまった世界、朝起きた時の驚きを想像してみてください」
大巻伸嗣《Gravity and Grace: Lucidus (Lucida)》
45階のレストラン「Restaurant Bellustar」の天井にある《Gravity and Grace: Lucidus (Lucida)》は、大巻伸嗣の手掛けた直径250cmの球体の作品。球体のなかにあるLEDがゆっくりと光り、江戸時代に出版された水にまつわる文様をあつめた『水紋集』から採集した文様や花などのモチーフが影絵のように映し出される。
河添さん 「球体のところどころに東京タワーや東京スカイツリー、雷門など、新宿や東京に関するモチーフが織り込まれています。ゆっくり探してみてください。夜はさらに幻想的な雰囲気になるので夜の訪問もおすすめです」
また、同じフロアの「Bar Bellustar」には青色の作品《Mare Foecunditatis (The Sea of Fertility)》も展示されている。
河添さん 「青木野枝さんの作品は、46階の宿泊者専用ラウンジにも展示されています。東急歌舞伎町タワーのwebサイトでは、青木さんの制作風景などを動画で紹介しています。大きなアトリエで溶接や組み立てなど、ご自身でなさっているんですよ」
河添さん 「このビルの建設現場地下20〜30メートルで採取した土や、花園神社の境内、戸山公園のなかにあるとうがらし畑など新宿各地の土や、淺井さんが採取した日本各地の土を使って描かれています」
BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel
大巻伸嗣《Gravity and Grace: Lucidus (Lucida)》他
細倉真弓《Reflection of the night》《Touch my skin》《 Last night party》他
HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel
玉山拓郎《Unfamiliar Presences : Room (Red)》他