浜辺美波が偉人アベンジャーズとの共演に笑顔、ぷくっとした赤楚衛二は6kg落とす
映画
ニュース
左から野村萬斎、浜辺美波、赤楚衛二。
映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の製作報告会が本日4月22日に東京・帝国ホテルで行われ、キャストの浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎、監督の武内英樹が登壇。あわせてポスタービジュアルが解禁された。
眞邊明人の同名ビジネス小説をもとにした本作。劇中では、コロナウイルスによって世界中が大混乱に陥った2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死してしまう。未曾有の危機に直面した政府は、歴史上の偉人たちをAIで復活させ“最強内閣”を作るという、前代未聞の計画を実行する。浜辺がスクープを狙う若手テレビ局員・西村理沙を演じ、赤楚が内閣官房長官・坂本龍馬、GACKTが経済産業大臣・織田信長、観月が文部科学大臣・紫式部、竹中が財務大臣・豊臣秀吉、萬斎が内閣総理大臣・徳川家康に扮した。
浜辺は「撮影現場で偉人アベンジャーズの皆さんとお会いした際には、豪華すぎて、テレビを観ているような感覚で! すぐに衣装も脱げないので、ずっと偉人のままでいてくださるんです。待ち時間も皆さんを見ているだけで時間が流れていきました」と笑みをこぼし、「緊張すると変なことを口走っちゃうので、萬斎さんに『狂言って汗かくんですか?』と聞いたことがあって。でも『不思議なことに首から上はかかないんですよ』って丁寧に答えてくださったんです。すごく優しくて、この作品の撮影は大丈夫だなと思いました」と続けた。萬斎はオファー時を振り返り「大河ドラマでちょうど今川義元をやっていたので、今度は家康かと。時代劇を映画でやれることがうれしかった。この作品は時代劇、現代劇どちらの面白さもあるのが魅力です」と伝える。そんな萬斎を、武内は「長ゼリフもあるんですが、全然長く感じない。さすがだなと思いました」とたたえた。
赤楚は「ワイルドで男らしくとがんばっていたものの、1つ前の作品でぷくっとした若い顔になっちゃっていまして(笑)。だから6kg落としました」と役作りを回想。「どうやったらかっこいいお芝居になるのかを考えて。GACKTさんには座り方ひとつで見え方が変わるんだよと教えてもらいました」と撮影時のやり取りを明かす。しかしGACKTは、織田信長を演じるにあたり共演者と仲良くなってはいけないと感じていたそうで「一番最初に話しかけてくれたのが、高嶋政宏さんだったんですけど、SMの話だったんです。遠巻きでみんな見ていたと思うんですが、それがきっかけでほかの方は誰も話しかけてくれなくなりました」とぼやき、笑いを誘った。
イベント中盤には竹中の撮影時の様子についてキャストたちが盛り上がる場面も。萬斎が「バリエーション豊富な偉人たちがいて、楽しかったですね。竹中さんは口笛吹いていたり」と思い返すと、竹中は「音がないと寂しくてついつい吹いちゃうんですよ。悪魔のモノマネしたり。ほんと迷惑だったと思います」と苦笑。GACKTは偉人キャストが勢ぞろいした撮影初日に触れつつ「皆さん、キャラ立ちがすごいんですよ。初めましての方たちもかなり多い中で、ピリピリした空気感もあって。その中で、竹中さんが1人で口笛を吹いてたんですよ。それが響くんです。あー、やっぱり大御所になると、こういう威圧の仕方があるんだなって」と冗談を飛ばす。これに対し、竹中は「威圧って! 今日は夜眠れないよ」と不安な様子を見せ、笑いを起こした。撮影中に十二単を着ていた観月は「15、6kg抱えてお芝居をしているので後ろにも横にも進めなくて、前進しかできないんです。幅も取るのでほかの方の近くにも寄れない。そんな中、竹中さんが後ろからいろいろイタズラを仕掛けてくださって(笑)。孤独を感じずに楽しかったです!」と感謝する。
最後に浜辺は「究極のありえない設定を劇場で体験していただけます。老若男女楽しめる豪華なエンタメです。この夏、皆さんにお届けできるようがんばっていきたいです!」と意気込み、イベントの幕を引いた。
「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は7月26日に全国で公開。
※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記
(c)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会