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音楽家・加藤和彦の記録映画「トノバン」8人のミュージシャンが参加した主題歌PV解禁

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「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」場面写真

ドキュメンタリー「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」より、エンディング曲「あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」のPVが到着した。

2009年に62歳で死去した音楽家・加藤和彦を追った本作。“トノバン”の愛称で親しまれた彼が所属したザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドの海外公演、レコーディング風景などが収録されたほか、“ヨーロッパ三部作”と呼ばれるアルバムに隠された逸話を関係者インタビューやアーカイブ映像から紐解いていく。

このたび解禁されたPVは、彼の音楽を愛するアーティストたちが世代を超えてつながり結成した「Team Tonoban」によって新たにレコーディングされたもの。高野寛、高田漣、坂本美雨、石川紅奈、きたやまおさむ、坂崎幸之助、宮川剛、佐藤優介がメンバーに名を連ね、高橋幸宏のドラムや1971年のライブにおける加藤の歌声がサンプリングされている。

同曲をアレンジした高野は「エンディング曲のアレンジという大役にご指名いただいて、身が引き締まる思いがしました。原曲の良さを曲げずに現代の感覚も加え、未来に歌い継がれていくような、大きな時間の流れをイメージしました」とコメント。なお「素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」は本日に先行デジタル配信が開始され、5月22日にリリースされる作品集「The Works Of TONOBAN ~加藤和彦作品集~」にも収録される。

相原裕美が企画・構成・監督・プロデュースを担った「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」は、5月31日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次ロードショー。

高野寛 コメント

エンディング曲のアレンジという大役にご指名いただいて、身が引き締まる思いがしました。原曲の良さを曲げずに現代の感覚も加え、未来に歌い継がれていくような、大きな時間の流れをイメージしました。誰もが歌える名曲なのに、実際に演奏してみるとコード進行や構成に一筋縄ではいかない所があって、その「ひねり」が曲に深みを与えていることも印象的でした。

加藤さんが亡くなった時、旧作を全部聴き返し、千変万化の才能に驚いたのですが、今回の映画で改めて、リマスターされた楽曲の音の良さに驚き、その才能の普遍的な輝きに触れることができました。映画に参加することができて光栄です。

(c)2024「トノバン」製作委員会