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止まらないスピードに乗ってBUDDiiSは次のステージへ「僕らの想いはいつでもみんなの近くに」ホールツアー最終公演の模様をレポート

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「BUDDiiS vol.07 Hall Tour -JUBiiLEE-」4月28日(日) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール (撮影:浅葉未渚)

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4月28日、10人組ダンス&ボーカルグループBUDDiiSがパシフィコ横浜にて「BUDDiiS vol.07 Hall Tour -JUBiiLEE-」の最終公演を行った。
初となるホールツアーでひとまわりもふたまわりも成長した彼らが見せたのは、これから先、未来を感じさせるステージ。
充実の最終公演の模様をレポートする。

冒頭から怒涛のセットリストでファンを魅了!

激しく瞬く照明、流れ出す音楽に合わせて、客席のペンライトが揺れる。
ステージ上段に10人の姿が現れると、大きな歓声が沸き起こった。

暗転するとその姿は消え、次の瞬間、ステージ上段が左右に開き、そこから登場し、FUMINORIの「ファイナルいくよ!」の言葉と共に始まったのは「JUBiiLEE」。ホールツアーを経て、より大きくなった姿をしっかりとバディ(BUDDiiSファンネーム)に見せつけていく。ポップなメロディは華やかなライブの始まりにぴったりだ。

そんなポップな楽曲から一点「Koi to me」で大人っぽく。クールなライティングの中、レーザーか彩り、10人の姿を際立たせる。カメラで抜かれる表情も魅惑的だ。芯のあるSHOWの歌声、MORRIEの高音が美しく響き渡り、FUMIYAのラップが低く空気を震わせる。

3曲目からは「OZ」から始まるメドレーだ。客席に向かってクラップを促し、一緒に盛り上がっていく。ごきげんな「P.A.R.T.Y」と続き、ステージ上段に移動すると10人という人数の多さも生かしつつ、それぞれの個性が光るパフォーマンスを繰り広げる。

腰掛け、ゆっくりとセットが前に迫り出し、「Under The Sea」へ。青のペンライトの光で染まった客席に歌声が泳ぎ出す。そして温まった空気をもっと!と盛り上げるように「To The Top」でメドレーを締めくくった。

冒頭からハイスピードでバディたちをBUDDiiSの世界観に巻き込んだところで、改めて、会場と生配信を観ているバディに向けて自己紹介……だが、いつもとは少し様子が違うようだ。

実は、この公演の前にインスタライブをしていたそうで、そこでFUMINORIがメンバーの自己紹介&コールをプロデュースした模様。考えてみれば、コロナ禍でデビューしたこともあって、自己紹介でファンとのコール&レスポンスをするという習慣がない。

バディも多くがインライを観ていたようで準備はバッチリ。ということで、トップバッターのMORRIEからスタートするが、インライではやっていなかったバージョンでいきなりかま、FUMINORIに注意を受ける。SHOOTもMORRIEのアシストをしっかりとしていたところをみると、おそらく兄弟で打ち合わせていたのだろう。MORRIEが正式な自己紹介をしたところで順に、それぞれ(ときどき恥ずかしがりながらも)披露していく。

SHOOTはプロデュースby兄の自己紹介を披露したり、自己紹介で「国宝級イケメンになります」としめくくりはにかむYUMA、。「僕だけ異質なんだよな」と少し首を傾げながら披露するKEVIN、「新ネタいきます」と言い、FUMINORIにネタじゃないとツッコまれるTAKUYAなどそれぞれのキャラクターもしっかりと出していた。

FUMINORIは「自己紹介でいくら尺をとるんだ」と苦笑いを浮かべつつ、「今後やるかどうかは考えます」とのことで、次回のライブではもしかすると変わっているかも?

笑顔たっぷりな自己紹介で会場を和ませたところで、次の曲へ。先ほどまでふざけていたのが嘘のように「Lack」をしっとりと聴かせていく。途中、SHOOTをMORRIEが後ろからハグをするような場面があり、会場を沸かせた。

大人の表情で魅せる「僕と一緒にパーティーに行こう」

「もっともっとひとつになっていきましょう」と、BUDDiiSの定番の盛り上がり曲のひとつ「ALRIGHT」。一緒にクラップをして、サビでは飛び跳ね、ペンライトを回し、コールをし、熱を上げる。さらに、「みんなで声を出していきましょう!」と「Beautiful」を。ここでもサビではバディも一緒に歌い、一体感を楽しんでいく。

MORRIE、SHOW、SEIYAがぎゅっと集まって歌ってる様子に会場からは声も上がった。「Glow Gold」では広いステージを目一杯に使い、ダイナミックに躍動。なんとなく、メンバー同士がよりしっかりと視線を合わせている場面も多いように感じられる。SHOWとKEVIN、SHOOTとFUMIYAが目を合わせて歌うであったり、HARUKIがカメラ目線で笑顔を決めたりと、ドキリとさせるシーンも観られた。

怒涛のように前半を駆け抜け、VTRへ。メンバーそれぞれの表情をしっかりとみせていく。カラフルかつフォーマルな姿でグラスを手にするメンバーたち。その間に挟み込まれるのは1人1人の決めゼリフカットだ。

いくつかバージョンがあるようだが、せっかくなのでこの日のセリフを書き留めておきたいと思う。「僕と一緒にパーティーに行こ」(YUMA)、「俺についてこいよ」(SEIYA)、「僕と一緒にパーティー行こ」(FUMIYA)、「ほら隙みせるなよ、みんなみてるよ。僕についてきて」(FUMINORI)、「僕についてきて」(SHOW)、「芋掘りしに行こ」(KEVIN)、「ここから抜け出そう。王子のいうことは絶対です」(HARUKI)、「僕と一緒にパーティー行こ」(MORRIE)「一緒に帰ろ。今日は離さない」(TAKUYA)、「きみのこともっと知りたいから一緒に抜け出そう」(SHOOT)とセリフでメロメロにしたところでハードなDance Trackへ。

衣装をチェンジし、ふたつに分かれてのパフォーマンスを見せたところで、FUMIYAのソロ、HARUKIとTAKUYA、YUMAとSHOW、とペアでのパフォーマンス、さらにFUMINORIはソロで、階段も使ったダイナミックなダンスを見せた。それぞれのダンスのベースにあるものが違うことが垣間見える。しかし、揃うとその個性が溶けあい、BUDDiiSのカラーへと変貌。重めのサウンドから次第に軽やかになり、スッと音が消える。

MORRIEにスポットライトが当たり、アカペラでワンフレーズ歌い上げ、「みんな次に行く準備できてる?」と声をかけ、会場の大きなレスポンスに頷き、「Magic」へ。さわやかな楽曲だが、どこか大人っぽさもあり、楽曲自体としての進化も感じられる。SEIYAがささやくパートでは、かけていたサングラスをずらし、ジャケットをはだけさせ、ウィンクもあり、大歓声を浴びた。続けて「YO HO」でテンションを上げ、未解禁楽曲の「LOUD」。こちらはKEVINが作詞作曲を担当している。

ボーカルのKEVIN、MORRIE、SHOW、SHOOTがステージ上段で歌い上げ、6人がダンスで盛り上げていく。KEVINとMORRIEの安定したハーモニー、さらにそこにSHOOTとSHOWの声が加わり、厚みが増す。壮大なメロディにパワフルなボーカル。曲前にFUMINORIが「みんなの背中を押していけるような楽曲」と紹介したが、まさにその言葉どおりの楽曲と言える。

MCでは、改めてHUMINORIが来場の感謝を伝え、メンバーにここまでの感想を聞いていく。
SEIYAは「13公演あっという間でした、本当に。僕たち最後の公演なので今まで以上に全力を出すんですけど、バディのみんなも今まで一番全力を出せますか!」と呼びかけ、大きなレスポンスに笑顔を見せた。

さらに、MORRIEのアカペラについて「今日はいいっすね」とFUMINORI。「Magic」でのアカペラのこのツアーの醍醐味だそう。「ふざけようと思ったんだけど、ファイナルなんでかっこよくいこうかな、って」。地方ではご当地ネタも入れてふざけていたことも多かったという。

そして話題は決めゼリフを言うVTRについて。「俺のときにYUMAが隣でずっと笑うんですよ。真剣にやってるのに!」とTAKUYA。これにYUMAは「バカにしているわけじゃない。キュンキュンしてニヤニヤしてる。かっこいいよね、やっぱり」とにこにこ。

撮影は大部屋の一角で行われたそうだが、「撮影の時、めちゃくちゃ緊張しなかった?」とKEVIN。みんな恥ずかしかったから1人ずつで録っていたものの、みんなドアにへばりついて聞いていたそうでKEVINは「ふざけたよね。僕は常に『芋掘りに行こ』って言ってました」。3パターン撮影したとのことで、FUMINORIは長く言っている「やばいやつ(by FUMINORI)」があるそうだが、途中でセリフを終える予定だったのが、撮影スタッフ側が止めずにさらに欲しがったそうで「ずっとやってた。長く録ってたけど、たぶんいいところで切られた」という裏話も飛び出した。

次の曲に行く前にHARUKIが「やりたい」ということで階ごとにコール&レスポンスをし、「満たされました」とにっこり。

KEVINも「盛り上がりが過去最高級。楽しいですか?」と呼びかけ、歓声に「よかったじゃん」と笑顔を見せる。「めちゃくちゃ幸せです」と言ったあと、「中盤差し掛かってるけど、もっと楽しませますよ」と声出しのレクチャーをして「HOT CHEESE」へ。BUDDiiSとバディのパワーとパワーのぶつかりあい、熱い空気が作られていく。ピースサインでかわいいメンバーの表情が抜かれるたびに歓声が上がる。もちろん、レクチャーされた部分のコールは完璧だ。さらに終盤では、HARUKIがスマホでメンバーの表情を捉える。最後は会場入れて、撮影し、思い出を切り取った。

「目の前のことにがむしゃらに取り組んでいたらここまで来れた」

続いては、「BUD」。バディはペンライトを回し、メンバーはタオルを回し、パシフィコ横浜に風を起こしていく。かと思えば、ガッとハードに「BEAST2」。重低音を響かせ、「もっとこいよ」とバディを煽る。そして「WE HIGH」でまた空気を変える。その多面性に驚かされるが、に会場を盛り上げるパワーを持っていることには間違いない。全力でパフォーマンスをぶつけていく。曲終わりにMORRIEが酸欠気味になり、KEVINに連れられて袖にはける場面も見られた。

そして会場も「熱気凄すぎてちょっと蜃気楼が見える」とFUMIYAがいうぐらいの熱が会場を充たしている。
MORRIEが戻ってきたところで、「最後まで幸せを持って帰ってださい」とFUMINORIがコールしたのは「The One」。思わず会場から歓声が上がり、メンバーのテンションが上がっているのがわかる。ステージのあちこちで体を弾ませながらもじゃれ合う様子が見てとれた。この曲の注目ポイントは、毎回、メンバーの誰かが電話をかける、というアドリブ部分。この日はYUMAが担当。「今日は会いに来てくれてありがと。言いたいことがあるんだけど……みんなのことと大好きにゃん」とかわいくニャンコポーズも決め、大歓声。さらに銀テープも飛び、華やかに彩る。

本編ラストとなるのは新曲「HONEY」。またこれまでのカラーとは異なるようなスピード感のある情熱的な楽曲だ。さらに艶やかなダンスもみせバディを魅了した。

余韻冷めやらぬ中、アンコールでは客席から登場したメンバー。2階席、3階席のバディとも目を合わせながら、「Mr.Freak Out」と「R4U」をそばで届けた。

ステージに戻り、アンコールのお礼を伝えたあと、HARUKIが「HOT CHEESE」で撮影した写真がスクリーンに映され、一緒に見返していくく。それぞれが感想を口にしながら見たあと、これまでのツアーでの「HOT CHEESE」での写真の振り返りみ。これはメンバーも知らなかったようで、沸き立つ……が、まさかの振り返り写真にFUMINORIしかいないという事態に一同が盛り上がる。愛されリーダーである。

そして、ここで改めて前日に発表された、9月で日本武道館でワンマンライブを行うことを伝えたが「そんなファイナル、僕たちBUDDiiSがお知らせを持ってこないわけがありません!」とFUMINORI。昨日の振り返りのVTRを観たあと、もうひとつ控えていたお知らせが、なんと日本武道館公演2DAYSという発表だ。これには割れんばかりの大歓声が沸き起こる。

FUMINORIは「こうしてライブを発表できるのは本当にみなさんのおかげですし、僕たちは目の前のことをがむしゃらに取り組んでいたらいろんな人と出会って、いろんな人と繋がって、いろんなバディとこうして出会えて、武道館というところまで発表できて。デビューして3年になるんですけど、こういった発表ができることをすごく嬉しく思いますし、みなさんのおかげだな、と感じております」とお礼を伝えた。

「みんな違って みんないいよね。生まれた日からwe are so special」

そんな最高の気持ちのまま、ラストスパートで「CLICK ME」を披露。残すところあと一曲だが、ここでファイナルということもあり、メンバーから一言ずつメッセージが送られた。

MORRIEは、アンコールで近くにいけない人もいてごめんなさい、一歩が小さいからと謝りつつ、「そんな小さな歩幅なんですけど、パフォーマンス面でも、人間としても未熟なところもたくさんあるんで、少しずつみなさんが支えてくれたおかげで成長していったツアーだな、と思いました。日本武道館、発表されましたけど、絶対に僕は成功させなきゃいないんです。お父さんと約束したんで。絶対に成功させます。お父さんお母さん見てる?」と手を振り、「引き続き、バディのみなさんもずっと支え続けてくれたら嬉しいです。僕は毎日元気です!」。

前日の発表の際は涙をこぼしたというSEIYAは、「今日は泣かないです」と宣言しつつ、「ホールツアー、本当にあっというまで、1公演1公演、僕の敵な思い出になりました。どの公演も満席で、会場いっぱいのバディが光で僕たちのことを照らしてくれて……ありがとうございます。この景色は一緒の宝物だな、と感じています」。一瞬、言葉を詰まらせつつも、「日本武道館という大きな目標のステージが目の前に来ていて、その先の大きなステージも楽な道のりではないですけど、絶対に成功できると思っています。理由もあります。みんながいるからです!」と力強く伝えた。

「みなさんに日々送っていただいているメッセージや言葉が力になっていて、その積み重ねで今BUDiiS10人がここに立っていられています。ステージ裏で支えてくれているスタッフさんもみんなでBUDDiiSのチームだと思っています。これから先、一緒に手を繋いでいろんな景色、最高の景色一緒に観ましょう!」

「13公演やってて、大切だと思ったのが出会い」と語ったHARUKI。「奇跡」というワードを何度も口にし、噛み締めた。「いろんな地方を回って、ひとりひとりのバディと出会えて、その一つ一つの出会いを広げていって、出会える奇跡、今このタイミングで2公演日本武道館を発表できたタイミングの奇跡も感じています。ひとつひとつの奇跡を一緒に歩めるのは当たり前のことではないと思うのでこれからもバディのみんなと一緒に奇跡を歩みたいな、って思っています」

まずメンバーへのお礼の言葉を口にしたのはTAKUYA。「10人みんなで、笑顔で元気に最終公演迎えられたことを幸せに思っています。いつもメンバーも優しくて一緒にいて楽しいこともいっぱいあるし、本当にそのおかげでここまで来られているな、と思います」。もちろん、バディに対する熱い思いも。「たくさんの人が自分やこのグループに対して愛を持ってくれているな、とすごく感じていてそれが幸せで。みんなが普段送ってくれるコメントだったりを読んですごく自信になってるし、辛い時も乗り越えられているので、自分も逆に、みんなの希望になれたらな、と思いながらやっています。この幸せを少しでも共有できるようにこれからも頑張っていきたいと思います」

初日は「LOUD」の初披露、「The One」のセリフ部分を担当することもあってすごく緊張していた、と振り返ったSHOW。「今日、新しく『HONEY』が追加されたり、アンコールでデビュー曲の『CLICK ME』をやったり、内容が増えているにも関わらず、リラックスしてファイナルを迎えられたな、と。それだけ13公演やってすごく成長できたな、と思っております」とツアーを振り返った。

「日本武道館が決まって、より1人でも多くのバディを幸せにしたいし、少しでも大きい会場でライブがしたいんですけど、大きい会場になるほど物理的な距離は遠くなっちゃうじゃないですか。だから僕たちもホールツアーでは今回初めて客降りしたり。結成当時から、みなさんとの距離は近くいたいというか、仲良くいたいな、という思いがあって。それは日本武道館でやるときも変わらず持っています。心はいつも近くにいますので。寄り添っていたいな、と思っています」

KEVINは「まず、この9都市13公演を走り抜けられたことが自分で正直自分でも信じられないぐらい。本当にできたんだ、っていま思っています。応援してくれている方々のおかげです」と感謝を伝えた。前回のツアーでは数曲しか参加できなかったと振り返り、「ライブを最初から最後までメンバーとバディと作り上げていく感覚を初心に戻った気持ちで、すごく楽しんでいました」。

休止期間中も楽曲を制作し、ツアーでは新曲を3曲披露した。「その曲の反応や、一緒にパフォーマンスしてくれているメンバーのみんなの顔を見ると、ちゃんと発表できる場所があって表現してくれるメンバーがいて、受け取ってくれるみんながいて本当に良かったな、と思います。日本武道館もありますけど、BUDDiiSは止まらず大きくなっていけるんだろうな、と確信を持って思っています。そのためにも、もっとがんばって、楽曲も作って、美味しいご飯食べて、芋掘り行って(笑)。本当に素敵なメンバーとスタッフさんとバディのみんなに囲まれて幸せです!」と笑顔を見せた。

続いてはFUMIYA。「普段からステージに立ってとき、できるだけ全体を見て、みんなの顔を見て、今日はこの人たちと一緒にライブを作っているんだな、って言うのをかみしめながら踊ったり歌ったりしているんですけど……」と話すことは何も考えていなかったと、言いながら、ひとつひとつ言葉を選びながら話していく。

「本当に僕、飽き性というか弱っちぃ人なので、好きなことしかできないんです、昔から。苦手なことは本当に嫌になっちゃってやらないタイプの人間で。いま、本当に大好きなメンバーと、スタッフ、大好きなバディと一緒にいられて嬉しいし、一瞬たりとも嫌だなと思ったことがなくて、だから続けられるし、一生この仕事をしていたいと思う。日本武道館とか夢だったし、まだびっくりしています。でもそういうことが現実に起きる今にワクワクしていて楽しくて。本当にみんなのおかげでこの世に生まれてきてよかったと思うんで、みんなも楽しいこといっぱいしていきましょう。どんどん大きくなっていきたいからさ、いろんなことを思うかもしれないけど、安心してついてこられるように、僕たちもっと頑張るのでついてきてくれたらうれしいな、と思います」

「僕はこのツアー始まる前に10人で最後にパシフィコに立っていられたらいいなと思っていたので、今立ってることが幸せで、嬉しいです」と涙で言葉をにじませたのはYUMA。「本当にメンバーが大好きで……だからこのみんなで武道館に立てるって発表できたことも、それを聞いてバディが喜んでくれたことも嬉しくて。このツアーが始まったとき、武道館につながるすごく大事なツアーだと思っていました。自分でいうのもあれなんですけど、ダンスも出しきれなかった部分が最初のほうあって、そのときにバディの方からのメッセージで勇気づけられてもっと頑張ろうと思えました。みんなに日常の辛さも吹き飛ばせるぐらい力をつけたいな、と思っているし、めちゃくちゃパワーアップしておくので期待していてください!」

「お前のせいで俺もつられちゃったじゃん」とYUMAのほうを見て涙目で笑ったSHOOT。「僕も歌って踊ることが大好きで。メンバー、スタッフ、家族、友だちだったり、バディだったり僕に関わってくださる全ての方が好きで仕方がなくて。だから辛いことも乗り越えられるし、自分の僕の好きなことだから熱中できるし、仕事って言ったらあれですけど自分のものとして表現できているのが嬉しくて。それについてきてくださる方がこんなにもたくさんいて、幸せでいっぱいです。武道館も発表ありましたけど、嬉しい気持ちと同時に通過点でしかないと思っていて。もっともっと大きい景色をみんなに見せたいですし、僕らが楽しんだり表現しているのをみて応援したいな、と思ってくれるのがエンターテイメントだし、音楽だな、と思うので、これからも変わらず、みなさんと一緒に大きな変わらず景色を見て行けたらいいな、と思います。みんな、愛してます」

ラストはFUMINORI。ステージに立てていることの感謝を伝えたあと、「今回ツアー回ってる中で、ふと考える瞬間があって。みんなに何かしてあげてることってあるかな、って考えるツアーで。っていうのも、仕事でミスしたり、上司に怒られたりしたときに慰めてあげることはできないし、学校でテストの点数が悪くても勉強教えてあげることはできないし、家事育児とかはもってのほかですけど、そう思ったとき、自分はみんなに何もしてあげられない、って感じてるんですけど、でも、それでも常に僕はみんなの近くにいます。どんな時でも絶対にそばにいます」とバディに寄り添うことを強く伝えた。

「だから、みんなが苦しいと思ったときに、僕らの音楽だったり、僕らの想いっていうのがすぐに近くにあることを絶対に忘れないでいてほしいな、って思っていますし、そう思えるツアーにもなりました。そう思わせてくれた大好きなバディにも感謝しています。僕らはみんなのことが大、大、大好きです。これからも観たい景色がいっぱいあります。絶対に絶対に後悔はさせないので、これからも最高に愛のある、温かい応援を引き続きお願いします」

そして、ツアーラストの曲へ。「一人一人みんな違って、本当に素敵です」とコールしたのは「Brightness」。「みんな違って みんないいよね。生まれた日からwe are so special」そんな歌詞が明日からの自分をきっと励ましてくれるに違いない。

最高のお知らせを届けて、最終公演を締め括ったBUDDiiS。
次は日本武道館2Daysだ。これからも、スピードを増して成長していく彼らから目が離せない。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:浅葉未渚

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