鹿島絶対有利の湘南戦が今季のターニングポイントに?
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濃野公人(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE
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すべて見る連勝で乗っていけるか。鹿島アントラーズにとって、『明治安田J1リーグ』第11節湘南ベルマーレ戦はひとつのターニングポイントと言える。前節勝利して白星がリードするとともに5位に浮上、対峙する湘南は2か月勝利から遠ざかり19位に沈んでいる。対戦成績でも大きく勝ち越し、戦いの舞台は今季3勝1分のホームゲームである。そう鹿島絶対有利の条件が並ぶのだ。鹿島が勝つべき試合でキッチリ勝って勝点を積み重ねていけるのか。湘南戦は今季を占う一戦と言っても決して大げさではないだろう。
前節、ガンバ大阪戦は見事だった。27分ボランチ知念慶のゴール前へのピンポイントロングパスに走り込んだMF仲間隼斗が胸トラップから右足を振り抜いて先制したが、G大阪がゴールへの執着を見せて前半の内に振り出しに戻された。後半に入ると鹿島ペースで試合が続いた。立ち上がりにセットプレーから得点の匂いを感じさせると、54分仲間のアーリークロスはFW鈴木優磨から流れたが、右SB濃野公人が詰めて勝ち越し。大卒ルーキーが3試合連続ゴールを決めた。相手GKの好守もあり、勝負を決める3点目に届かなかったが、前線からのプレスを強めてG大阪の反撃を許さず。鹿島は5勝1分4敗・勝点16の5位となった。
隙のない試合の締め方を披露したランコ・ポポヴィッチ監督は「我々の良さをしっかり出していくことを今日は強調した。オーガナイズすること、チームの約束事を大切にすること、ディシプリンを持って戦うこと。我々の良さを出せた試合だと思うし、これが鹿島のあるべき姿だと思う」と胸を張った。
一方、1勝4分5敗・勝点7の19位に沈む湘南は8戦勝ちなしと低迷する。4月24日『JリーグYBCルヴァンカップ』1stラウンド第2回戦でもJ2のブラウブリッツ秋田に延長戦の末1-2で敗れて初戦敗退を余儀なくされた。
苦しい戦いが続く湘南だが、光明も見えつつある。『明治安田J1』第8節・横浜F・マリノス戦では数的不利を跳ね返して2-2の引き分けに持ち込んだ。前節・北海道コンサドーレ札幌戦も54分までに0-3という一方的な展開となるが、諦めず。57分ピッチに入ったばかりのDF畑大雅が一矢報いると、85分後半から投入されたFW福田翔生が頭から飛び込んで1点差、最後は試合終了間際に右CKをMF茨田陽生が頭ですらしたボールをMF鈴木雄斗が押し込んで劇的同点。湘南が敵地・札幌で中2日の強行軍と3点のビハインドを跳ね除けたのだった。
リーグ戦の通算対戦成績は鹿島の23勝3分10敗。とくにホームでは7連勝と絶対の自信を持っている。湘南の県立カシマサッカースタジアムでの勝利は2015年3月14日まで遡らなければならない。
果たして、鹿島が連勝で上位進出を睨むのか、湘南が2か月ぶりの白星で下位脱出のキッカケを得るのか。『明治安田J1』第11節・鹿島×湘南は5月3日(金・祝)・カシマスタジアムにてキックオフ。当日は「Family Unity -Kids Day-」を開催。小学生向けの漫画雑誌・月刊「コロコロコミック」とコラボレーションしたイベントを実施。オリジナル認定証やオリジナルキーホルダーがもらえるクイズスタンプラリーとともに、コロコロコミック×アントラーズ 限定フォトスポットも登場する。「クリーニング専科キッズパーク」ではフラッグづくりやぬりえなどコンテンツが普段より充実するとのこと。チケットは鹿チケ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。
鹿チケ(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/
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