73歳・由美かおる、呼吸法と歌でシニアのアイドルを目指したい
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由美かおる
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すべて見る芸能生活、58年。73歳の現在も、15歳のデビュー当時と変わらないプロポーションを保っているという由美かおるさん。24年間レギュラーを務めた時代劇『水戸黄門』(TBS系)では、実に204回の入浴シーンを演じギネス記録に申請中だという。老若男女誰もが知る国民的女優・由美さんが、5月12日(日) 、神戸朝日ホールで『「由美かおるトークショー&コンサート」艶やかに健やかに~美しき人生の由美かおるブリージング~』を開催する。
イベントは2部構成で、第1部では、彼女の美と健康の秘訣である呼吸法メソッド、「由美ブリージング」のお話を中心に、芸能界でのエピソードやファッションについてを語る。
「最初に呼吸の重要性を意識したのは、デビュー番組の『11PM』です。英語の曲を歌いながら踊っていましたが、どうしても苦しくなってしまうんです。上手くやれる方法を探っていったら、呼吸が大事だと気付きました。そのヒントとなったのが、3歳から始めたクラシックバレエと四段を習得した合気道です。呼吸と姿勢の大切さを実感してから鍛錬を重ね、近年は呼吸法とストレッチを組み合わせた“由美ブリージング”を日本全国の皆さんにレッスンしています。私自身が10代から変わらない体型をキープできて、更年期障害などの不調も感じることなく過ごせているので、効果を実感しています。“由美ブリージング”は座ったままでもできるので、シニアの方たちもぜひ試してほしい。アメリカからも取材が来るほどの反響で、直接伝えられるように英語も勉強しているんですよ。ブリージングを通してアクティブで楽しく生きる喜びを共有して、皆さんに恩返しをしたいというのが、今の想い。シニアのアイドルを目指して頑張っています」
由美さんご自身も、毎朝起きたらまず、ブリージングを行うという。
「赤ちゃんが生まれる時、最初にするのは呼吸ですよね。呼吸がちゃんとできると、血液の流れも良くなり、内臓の働きも活発になって、無理なく若々しく元気に過ごせるみたい。何よりスッキリするし、集中力も保てる。だからこそ前向きに、夢を持って生きていけるのではないでしょうか」

第2部では、関西で活躍するゴスペルシンガー・市岡裕子さんとのジョイント・コンサートで歌声を披露する。
「市岡さんとの出会いは、ブリージングの講演です。市岡さんは、3日間痛かったお腹が1回の受講で治ってしまったそう(笑)。滞ってるところが呼吸で順調に動き始めたんでしょうね。吉本新喜劇の岡八朗さんのお嬢さんだときいて驚きましたが、ゴスペルの本場、アメリカでやってこられた力強さが、歌声に表れていているシンガーです。私にとっては、初めてのジョイント・コンサート。70歳過ぎてもまだ初心の気持ちがいっぱいで、ワクワクドキドキしています。ソロコーナーでは市岡さんはゴスペル、私は、昭和の歌を歌う予定です。ふたりで一緒に、ジャズの名曲『One The Sunny Side Of The Street』も歌うのも楽しみです」
神戸で歌うのは、実に20年ぶりだそう。
「子ども時代に兵庫に住んでいたので、神戸は小さいころに母やお友達と遊びに行った思い出の場所。海と山があって、美味しいものも多いし、ファッションの街でもある素敵なところですよね。そんな思い出の地で、ちゃんと心が表せる歌ができたらいいなと思っています。これまでたくさんレコードを出してきましたが、『水戸黄門』に出演していた間は、歌手活動があまりできていなかったので、歌をやり残してきたという想いがあったんです。だからこれからは、歌や音楽にもっと力を入れていきたくて。そう思えるパワーが沸くのも健康のおかげです。皆さんにも人生を前向きに、ご自身でよい方向に進んでいってほしい。ブリージングと歌で、そのお手伝いが少しでもできればと思っています。神戸でお会いできるのを楽しみにしています」
取材・文/坂本ゆかり
<公演情報>
由美かおる トークショー&コンサート
艶やかに健やかに〜美しき人生の由美かおるブリージング〜
公演日時:2024年5月12日(日) 15:00開演
会場:神戸朝日ホール
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/yumikaoru/
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