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久本雅美「ワハハだからこそできることがある」 40歳記念全体公演『シン・シンワハハ40』上演へ

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WAHAHA本舗40歳記念全体公演『シン・シンワハハ40』が2024年9月28日(土) から10月6日(日) までシアターサンモール(東京都新宿区)で上演される。その後、全国15カ所でツアー公演も予定されている。

構成・演出を務める喰始は「いつもと同じようにオール新ネタでやりますが、一つひとつのネタの尺を短めにして、ネタ数を倍にします」と構想を話す。映画『2001年宇宙の旅』を仮装大賞にしたら……というパロディや、ベートーヴェンの『第九』を一般参加ありで披露する「おやじバンド」、ジャングルを舞台にしたコンテンポラリーなどなど、既にアイデアが多数ある様子。ちなみに、梅垣義明がシャンソン『ろくでなし』を歌いながら鼻から豆を飛ばすネタは、コロナ禍で飛沫を飛ばさないために一時“封印”されていたネタだが「今回は梅垣が飛ばすだけでなく、まだ明かせない何かしらの方法で、客席全員が豆を飛ばす」という。

本公演は「40歳記念」。ここまで走り続けられたモチベーションを問うと、旗揚げメンバーである久本雅美は「WAHAHA本舗は喰さんのアイデアを形にしていくため、お客さんに喜んでもらうため、投げられた宿題を自分なりに解釈してパフォーマンスにしていく。本当に時間がかかるんですよ。悩んで悩んで、本当にできるのかなといつも不安になる。だけど、生みの苦しみの先には、必ず何かが生まれてくる」と話す。そして、「WAHAHA本舗は、唯一無二のパフォーマンスの場なんです。私も他でお仕事させてもらっていて、それはそれで面白くて刺激があるんだけども、WAHAHAは『何を面白いと思っている?』『65歳になって何をするの?』ということを突きつけられる。WAHAHAだからこそできること、やらなくてはいけないことがあるし、何よりこのワールドが好きなのでしょうね」。

ポカスカジャンの大久保ノブオは「WAHAHAはごまかしが利かないんです。剥き出しの人間力でやっているから、会っていない1年や2年の間に、何を経験してきたか/何も経験していなかったのかが如実に全体公演の稽古で出るんです。それが怖いから、普段のソロやポカスカジャンの活動も頑張らなくてはいけないなという気持ちになる」と活動についての思いを語る。梅垣義明も「自分で一人でライブをやっていても『喰さんならどう思うかな』と喰さんの教わっていることが基準になっていることは確かです」と語りつつ、「お客さんの拍手や手拍子、笑い声が僕らの力になっているんですよね。僕らはお客さんを楽しませようとする、お客さんは僕らをもっと乗せようとする。そのエネルギーの交換みたいなことができるのが、生の舞台、ライブの魅力だと思います」。

WAHAHA本舗の展望について、喰が「僕は後期高齢者なんですよ。まぁ後期ってどういうこと?という話なんだけれども(笑)。僕が亡くなった後、WAHAHAがどうなるのかというのは1番興味深いですよね。個人活動でもWAHAHAという名前が残ってくれたらと思うし、今後WAHAHAに出れる人が減ってきてもそれでも続けてほしいと思っているし……」と話すと、久本が「遺言ですね」と笑って応えていた。

取材・文:五月女菜穂

<公演情報>
WAHAHA本舗40歳記念全体公演「シン・シンワハハ 40」

公演期間:2024年9月28日(土)~10月6(日)
会場:シアターサンモール

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/wahahahompo40/

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