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J元年チャンピオンシップのカード! 鹿島の4連勝か? 東京Vの3連勝か?

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チャヴリッチ(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE

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Jリーグ開幕元年、初代チャンピオンを決する『1993Jリーグサントリーチャンピオンシップ』と同じ顔合わせである。J1最多優勝8回を誇る鹿島アントラーズが『明治安田J1リーグ』第13節で初代覇者の東京ヴェルディを迎え撃つ。鹿島はGWに3連勝を飾り、7勝1分4敗・勝点22の3位に浮上したのに対して、東京Vも2連勝して3勝7分2敗・勝点16の10位。GWに波に乗ってきた両軍の対戦でもある。

鹿島が敵地に乗り込んだ前節の柏レイソル戦は流れが目まぐるしく変わった。開始4分、ボランチ佐野海舟のスルーパスを受けたトップ下の名古新太郎が相手DFを振り切って鹿島が幸先良く先制すると、攻守の素早い切り替えから分厚い攻撃や大きなサイドチェンジを生かしたスピーディなアタックを披露。前半は完全な鹿島ペースで進むも、試合を優位に進める追加点、そしてゲームを決める3点目には届かなかった。

それでも後半最初のチャンスも鹿島が作り出した。56分左サイドを駆け抜けた左SB安西幸輝の折り返しのパスを第11節・湘南ベルマーレ戦で2ゴール1アシストと大活躍したCF鈴木優磨がフリーで右足を当てるもシュートは惜しくもポストを叩いた。すると徐々に柏に盛り返された。65分ゴール前のスルーパスに抜け出した右MF島村拓弥が反応、CB関川郁万が身体を当てるも、そのままシュートを放ち、同点弾を許した。さらに5分後にはPKを献上。J1通算100試合出場のマテウス・サヴィオのキックは枠を外れて助かるも、77分には途中出場の木下康介からサヴィオ、また木下とつないだシュート、右CKからの小屋松知哉のヘディングシュートと立て続けにピンチに陥るも、GK早川友基が好セーブ。ならば87分右からのクロスを鈴木が折り返して、途中出場の土居聖真が左足を振り抜いたが、今度は相手GK松本健太が好守。引き分けムードが色濃くなった試合終了間際、GKからのボールが鈴木につながり、すぐさまDFラインの裏を狙ったロングパス一閃。途中出場のチャヴリッチが巧みにボールを収めて2試合連続となる劇的ゴールを決めたのだった。

試合後、ランコ・ポポヴィッチ監督は「Jリーグにとってもいいゲームだったと思う。エモーション、パッション、エキサイティングというすべてが詰まった試合だった。サポーターにも喜んでいただけたと思うし、素晴らしい雰囲気の中、選手も死力を尽くしてくれた」と胸を張った。さらに指揮官は「失点をするまではしたたかで賢く、共通理解を持って戦うという点で今季一番の出来だったかも。ゲームをしっかりコントロールし、試合を決定付ける状況も作った。本当に苦しい試合だったが、このような勝利は今後チームに非常にいい状況をもたらすだろう」と手応えを口にした。

一方、チーム最多得点をマークしていた山田楓喜が『U23 アジアカップ カタール』でチームを離れて苦戦が予想された東京Vだが、U-23日本代表の選から漏れた染野唯月と木村勇大の両アタッカーが奮起。木村がここ2試合で3ゴールとチームトップの5得点を叩き出せば、染野も第12節・ジュビロ磐田戦で落ち着いてPKを決めて貴重な先制点をもたらす4得点目をマークした。4試合連続ドロー、2試合連続無得点となかなか乗り切れなかった東京Vではあるが、木村&染野の活躍で第11節・サガン鳥栖戦2-0、第12節・磐田戦3-2で今季初の連勝を手繰り寄せるとともに待望のホーム初勝利を飾った。

初の連勝にも城福浩監督は「我々のクラブからすれば残留はひとつの目標だが、Jリーグで驚きを示す存在になりたいと常々思っている。連勝で満足するのではなく、驚きを示すにはここから。1試合ずつ出る課題をクリアしていくことが成長につながるし、それこそがJ1で驚きを示すことにつながる」と貪欲な姿勢を貫いた。次節、鹿島からレンタル移籍中の染野とCB林尚輝は出場できないが、日本を『U23アジア杯』優勝に導く決勝弾を決めた山田が帰って来る。

リーグ戦の通算対戦成績は鹿島が19勝1分14敗と勝ち越し、過去10試合の戦績では7勝1分2敗とさらに圧倒している。直近の対戦である2008年には、鹿島が第2節2-0、第21節4-1とダブルをやってのけた。

果たして、鹿島が4連勝をマークするのか、東京Vが3連勝をマークするのか。『明治安田J1』第13節・鹿島×東京Vは5月12日(日)・県立カシマサッカースタジアムにてキックオフ。「クリーニング専科キッズパーク」ではふわふわしかおやフットダーツ、キックターゲットのほか、エア遊具コンボ5が登場。フレンドリータウンデイズ「成田の日」として、メルカリロードにて各種イベントを実施する。チケットは鹿チケ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZN、NHK総合にて生中継。

鹿チケ(Jリーグチケット)
https://www.jleague-ticket.jp/

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